うらひろの日記

その場で思ったこと、好きなもの、書いてみます。

突っ込め4カード

いきなりですが連続ものを始めます。

作品を個人的に総括的な何かです。

※内容は設定を書き連ねるものではなく、あくまで作品の印象を語る程度のものなので、ネタバレがあったり文章に不快感を覚える可能性があります。事前にご了承ください。

 

スーパー戦隊勝手にまとめ

シリーズ2作目

ジャッカー電撃隊(1977)

あらすじ:

犯罪組織クライムの陰謀に原子力・電気・磁力・重力のメカを体内に宿したサイボーグたち、ジャッカー電撃隊が立ち向かう。

 

登場人物:

桜井五郎/スペードエース

近代五種競技の金メダリストであり、頭脳明晰かつ行動力にも優れたジャッカーのリーダー。

正義感が強く子ども好きであり、テニスのコーチなども引き受ける人望の厚さも持ってるものの、出来過ぎててもはや没個性。

原子力担当。体内の原子力が暴走するみたいなシャレにならない展開があった。

「真っ赤に燃える正義の血潮!悪を切り裂けアトム撃ち!!」

 

東竜/ダイヤジャック

長官と「ふふふ…」と低く笑い合いながらサイボーグになることを選んだ元ボクシング選手。

ジャズ好きでいぶし銀と呼べる昭和のダンディだが若干短気な面も。

電気担当、他にも手から細いカッターを取り出せる。

「怒りのエレキで鍔鳴りさせて、守ってみせるぜ青い地球!!」

 

カレン水木/ハートクイン

ジャッカーの紅一点であり生身アクション担当。

元警察官でメンバーでは唯一ジャッカーになる前からクライムを追っていた。

途中で髪型が大きく変わる。磁力担当。

「娘十八涙を捨てて、戦場に咲く桃の花!!」

 

大地文太/クローバーキン

海洋学者で、実験中に事故で死亡。鯨井長官に勝手に改造される。

性格はひょうきんで下っ端属性。不遇に思われがちだがよくけん玉で遊んでいる描写が差し込まれるので、画面に映る時間は体感長め。重力担当。

「重いパンチが唸りを上げりゃ、緑の風が渦を巻く!!」

 

番場壮吉/ビッグワン

鯨井長官に替わってジャッカーを統率することになった白い鳥人、というか宮内洋

主役交代というよりもウルト○マンが急にやってきたみたいな扱い。戦闘以外の場面ではふやけたラーメンを食べているみたいな描写が多い。

ジャッカー電撃隊行動隊長、番場壮吉!」

 

鯨井大助/ジョーカー

ジャッカー電撃隊長官、クライムに立ち向かうため若者たちをサイボーグに改造する。

ジャッカーの4人が気を許した相手にも最後まで絆されない鋭い感覚を持っている。

番場と入れ替わりになるも最終回で再登場。

 

鉄の爪/アイアンクロー

クライムの首領。作戦失敗したクライムボスをロケットパンチで落とし穴に落とすのが仕事。

シャインの対応に毎回胃を痛めている。

 

クライムの支配者シャイン

クライム真の支配者。鉄の爪に毎回指示を出してる精神生命体のようなもの。その正体は…。

 

ポイント:

前作ゴレンジャーのヒットを受け、スパイアクションの影響が色濃く見られる作品。

特徴としては前作以上にシビアな表現が多く、序盤の展開は「アマゾンズ」シーズン2並に容赦ないです。

 

節々に見られるサイボーグ要素に関しては生身の状態でも加速装置が使えたり、車を押して移動させるなどの描写があります。

その中で最も破壊力の高いのは

桜井「原子炉が加熱した時、爆発するかと思いました」

敵味方関係なく、大事故発生です。

 

前後作と違い、変身の際にカプセルに入らないといけない仕様だったのはテンポが悪くて良くなかったかと。

ウインスペクター」「ブルースワット」などの90年代メタルヒーローにおいて変身プロセスに変化をもたらした結果、演出テンポを崩してしまうことが多くなったのですが、改めて王道作品がなぜ王道と呼ばれるのかをこういうところで強く感じます。

 

一転、アクションシーンは名乗りから口上も含めてテンポが良く、カメラワークも工夫があって見どころとしてとても良かったです。

70年代作品は初代ライダーの印象が強くモッサリしたものだと勝手にイメージしていたのですが、毎回工夫が凝らしてあることは嬉しい発見でした。

「正義の怒りを受けてみろ!!」

 

当時は人気の低迷によりシリーズで唯一の打ち切り作品となってしまった今作。どうしてもイメージの悪さが先行しますが、ある程度割り切って見ればそこまで見づらいものでもないと思います。

ビッグワンも物語に支障をきたすレベルの介入ではなく、言ってしまえばバズーカと巨大ロボが人型になって最後だけ登場みたいな形です。

上記も含めてシリアスで渋い展開は好みが分かれそうですが、事件が起きる→調査→クライムと戦闘、その際主題歌に乗せてアクションと基本フォーマットは戦隊シリーズのそれに近いものがあるので、視聴ハードルはそこまで高くないです。

 

おすすめエピソードは

第4話「1ジョーカー!!完全犯罪の死角」

(監督:奥中惇夫 脚本:上原正三

大地の初主役回であり、度々触れてる今作の容赦ない・えげつない要素が凝縮されたような回。

そしてそれを執念と使命感で乗り切る大地がとてもヒーローしてて、この回だけで好感度1位です。

おすすめといいつつ1エピソードだけになってしまいましたが、正直、今作を見たのがもうずっと前なので細かいことはあまり覚えてません…。

話数も少ないので全話見てもいいと思います!笑

 

5段階評価:

☆☆☆★★ 3/5

不満が無いワケでもないですが、思ったより楽しめた作品です。戦隊を見る際に少し刺激が欲しい、という方は見てみたらいかがでしょうか?

 

 

以上、作品まとめでした。

これを機会に今作に興味を持っていただいて、いつかどこかで語り合えたら嬉しいですね😃

それでは、また。

「行くぞコンバイン!!」

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