お世話様です。
先日、オリックスバファローズと東京ヤクルトスワローズによる、白熱した試合が展開されたプロ野球日本シリーズが終了しました。
どちらが勝ってもおかしくない緊張感と、逆転・勝ち越しのヒットから来る爽快感が正に「野球を見ている!」という感覚に久々にさせてくれましたね。
そんな書き方すると、まるで今の野球が面白くないみたいに捉えられるかもしれないのですが、筆者の応援する球団・埼玉西武ライオンズ2021年シーズンは残念ながら見どころが少なく、42年ぶりのリーグ最下位という年となってしまいました。
まあ最下位になったとはいえ幼少期から応援してきた球団です。
どんな結果であれ死力を尽くした選手や監督を始めとするスタッフ陣の今シーズンの健闘を讃えるべく、本日はこちらに参加してきました。
LIONS THANKS FESTA 2021
いわゆるファン感謝祭と呼ばれるイベントで、コロナ禍の影響もあり今年は3年ぶりのメットライフドームでの開催となりました。
内容としてはグラウンド内で選手たちのトークショーやクイズ大会などの出し物が行われ、ライオンズファンの皆さんはそれを観客席から観覧するという形式でした。
↑ご飯に夢中な姪っ子と甥っ子
普段は試合で戦ってる姿ばかり見ている選手たちが、楽しそうに障害物競走や食レポをしている姿を見るのはまた新鮮で、シーズンの結果を忘れさせてもらえるくらいほっこりとしたイベントでした。
そんなファン感謝祭ですが、今回の目玉はなんと言っても平成の怪物・松坂大輔選手の引退セレモニー。
(↑本日発売の引退記念乗車券、筆者も1セット購入しました)
姪っ子甥っ子の面倒も見ながらこれまでの出し物を楽しみつつ、引退セレモニーの時間まで時を過ごしておりました。
そしてイベントが終わりに差し掛かってきた16時頃、場内アナウンスにコールされ投手・松坂大輔、背番号18がマウンドに登板!!
笑顔が眩しい松坂さん(斜めからの角度ですまなんだ)。
マウンドに立った松坂さんに、王貞治、江川卓など球界のレジェンドから工藤公康、中嶋聡など直近のプロ野球に関わっている人物(敬称略)からも映像で労いのメッセージが寄せられ、それの紹介からスタートしました。
映像を流し終わったところで、ここからはより関係の深い人物から花束贈呈。
1人目は同い年の親友で俳優の妻夫木聡さんが登場!
ライオンズ見に行ったら俳優の妻夫木聡…!?となったライオンズファンは数多いことでしょう。
筆者は今年、俳優の藤原竜也さんがメモリアルピッチに登場した試合も見に行ってるので、なかなか豪華な年になりました。
花束を渡し、抱き合ってからのツーショット。
美し過ぎる…(恍惚)。
この後妻夫木さんから直接メッセージがありまして、同年代として"憧れでありライバルであった"という旨の発言にはグッと来ました。
2人目に花束を持って現れたのは、松坂さんがライオンズに入団した際に監督を務めていた東尾修さん!
ライオンズファンには同じみと言ってもいい人物ですが、ライオンズのレジェンド同士のツーショットということでこれまた嬉しい。
東尾さんからは「今後ライオンズのユニフォームを着て、帰ってきてくれるかな?」という趣旨の質問があり、松坂さんは「いいともー!」…とは言わず「呼ばれたら戻ってこれるようこれから勉強していきます!」というストイックな態度を見せてくれました。
いつかライオンズに、指導者として帰ってくるのが今から楽しみですね!
花束を渡し終え、松坂さん本人によるスピーチ。
「緊張で内容飛んじゃうから原稿読んでもいいですか?」と無邪気に笑う松坂さん(笑)
スピーチはライオンズを始めとしてNPBとMLBで所属した球団、家族、これまで野球を通して関わってきた関係者、そしてファンの皆さんに感謝を述べるというのがメインの内容でした。
更にこれからチームを引っ張っていく若手選手たちに喝を入れるような部分も見せ、野球に対してストイックに挑み、多くの人に愛されるようになった平成の怪物の人柄が窺える良いスピーチでした。
30分程度で引退セレモニーは終了し、イベントは最後の閉会式に移行しました。
そこではチームを率いた辻発彦監督がファンに向けてご挨拶。
今シーズンは奮わない結果となり、来年は松井二軍監督が一軍ヘッドコーチに上がることから来年までの起用となりそうですが、ライオンズを2度リーグ優勝に導いた手腕で来年も頑張ってほしいですね!
そして締めはファンも含めて会場全体での一本締めで終わりにしよう、ということで来シーズン選手会長を務めることになった高橋光成投手が音頭を取ることに。
まだ24歳とあどけなさの残る選手ですが、ライオンズのエースを務める男に、来年のチームの奮起を促せるよう期待したいところです。
高橋投手の音頭により、心が一つになったところで閉会式は終了。
松坂さんだけライオンズ選手として最後の姿ということで、グラウンドを一周して会場中のファンの皆さんに手を振っていただけました。
これにて苦しかった埼玉西武ライオンズの2021年シーズンは完全に終了し、松坂さんの引退セレモニーも華々しく閉幕となったのです…
と思っていたのか?
なんと、まだまだスペシャルゲストからメッセージが届いているらしく、ビジョンに映された人物とは…
かつて松坂さんと対戦し、同じメジャーリーガーでもあったレジェンド中のレジェンド
イチロー!!!
突如映像で出現したスーパーレジェンドにより騒然となる会場。更にイチローは以下のように続ける…
「大輔おめでとう。こういう時にどう言えばいいのかなかなか言葉が見つからないよ。だからこういうやり方しかできないけど、
許せ 大輔」
え?え、何事?
まさか…
レジェンド、降臨。
笑顔で松坂さんに花束を渡すイチローさん。
まさかまさかのサプライズゲスト登場に、さすがに涙ぐむ松坂さん、尊い。
松坂さん引退に際して、当時オリックスブルーウェーブでプレーしていたイチローさんとの対戦(松坂さんが三振を取る名勝負)がよくクローズアップされてはいましたが、まさかこんな形で伏線回収されるとは思えず、本日最大の拍手が会場に巻き起こりました。
しかし…
花束を渡してちょっと言葉を掛けたら、すぐさま退場するレジェンド(笑)
最初のメッセージでも不器用アピールをしていましたが、何とも「らしい」引き際でした。
今度こそ完全に閉幕。
松坂さん、これまで本当にお疲れ様でした!
いつかまた、ライオンズもとい日本プロ野球に戻ってきていただけることを期待してます。
そんなこんなで幕を閉じたライオンズTHANKS FESTA2021。
選手及びファンからも色々と不満の残るシーズンとなった2021年でしたが、冗談を交えつつも再起を誓う若手選手の姿を見ることができ、ドラフト会議でも指名通りに新選手を獲得できたことからも来年はとても楽しみです。
来年も、そしてこれからもライオンズを応援していきます!
来年はリーグ優勝奪還、そして日本一を目指して頑張っていただきたいと思います!!
熱くなってきたのでここまで。
急足となりましたが、それでは。
絶対勝つぞ!
ライオンズ!!