うらひろの日記

その場で思ったこと、好きなもの、書いてみます。

ウルトラマントリガー「黄金の脅威」

ウルトラマントリガー』

第14話「黄金の脅威」

(監督:坂本浩一 脚本:足木淳一郎)

今回から後半戦ということでトリニティの追加に際しOPが2番に変更となり、イントロの曲調が大きく変わったことから違和感が激しい…!


「俺は究極生命体アブソリューティアンの戦士・アブソリュートディアボロ。エタニティコアは、我々ザ・キングダムがいただく」

1話空けてトリニティ事件を思い出していたカルミラさんがいつも通り癇癪を起こしていた海底会議中に、突如乱入してくるディアボロそしてタルタロスと名乗る2人の黄金戦士。

「これからエタニティコアに接触するけど手出さんといてー」とのたまうタルタロスに「そんなんアカンでー」とカルミラさんはバトンをクルクルさせ一触即発状態になり、このままデバン・ダ・アブソリューティアンによって闇巨人ズが消し炭にされたらどうしよう…とか悪い考えが過りましたが、カルミラが相手の実力を鑑みその場を収めたことで一応退き際を心得ている、ということでギリギリ本作の敵ボスとして格を保つことには成功。

しかし、完全に自分たちが不利な取引を飲まざるを得ないカルミラさんの可哀想ゲージがますます高まっていきます。

「力が回復すれば、あんなやつら…!」

バル○オンさえあれば…!!


「僕は光の化身。闇と戦うことが、僕の運命…」

GUTS-SELECTの方では数日前に監視衛星が捉えた、地球に忍び込む金と赤2つの球体に対する警戒を強めており、そんなタイミングで金の球体と同エネルギーを放つ次元の扉から奇機械怪獣デアボリックが出現し街を破壊し始める。

まあ警戒すると言っても、いつも通りファルコンを出撃させた地上現場に若者3人を放り込むだけなのですが(笑)

無駄にすごい映像でファルコンの活躍が描かれましたが、足下で発砲!任務に当たっていたアキトとユナが倒れてきたビルの下敷きになりかけ、販促期間終了ということでかケンゴはバンク無しでマルチにブートアップ!しビルをはたいて飛ばすという、もう色々雑過ぎて偏差値の低下が深刻です。

余談ですが、ヒマリ隊員はいつも「喜んで」なのを今回は「ラジャー!」言ってて、今までどうだったっけな…とふと考えました(ヒマリ隊員の挙動はわざわざ記録して無かったので…)。


バンクを免除されテンポ良くスカイトリガーにチェンジし、空中からスピード戦法を仕掛けようとするも通用せず(2年前のフーマは同じような戦法で撃破してましたが、ここは経験値の違いが出たといったところでしょうか)。

「エタニティコアの力を使うしかない!!」

割とあっさりケンゴはトリニティを発動させ、ビートルブレイクじゃなかった必殺エタニティゼラデスでデアボリックを粉砕するも前回同様撃破と同時に変身解除され、ケンゴ自身も傷を負ってしまうことに。

「力を制御しないと、ケンゴが壊れちゃうよ!」

エタニティコアの強大さにユナがまともなリアクションを示し、なるほど今回のサブタイトルはアブソリューティアンの襲来に掛けて、使いこなすことができずに自身を滅ぼしかねないエタニティコアの負の側面に関しても言及していたと。


「あれは究極生命体の、アブソリューティアンってやつらが使う異空間だ」

「色んな次元を飛び越えて暴れ回ってる、危ないやつらさ」

イグニスから通信機に連絡が入り(廃棄スパークレンスをくすねた代金として)直接情報を渡されたアキトは、アブソリューティアンの戦士に強力なエネルギーがあることを知る……って総集編とはいえ、主役回の直後に情報提供役をイグニスにあっさり奪われるマルゥル隊員の立場は。

イグニスの口ぶりには若干ヒュドラムへの怨嗟も重なってるように感じられ、肝心のヒュドラムが最近はカルミラの部下Bみたいな扱いなのが残念なところ。

そして医務室ではケンゴがユナの手当てを受け、隊長に休むよう指示を出されていた(怪我の様子で正体に気付いた?という描写あり)。

「でも、僕がやらないと…ウルトラマントリガーとして」

「強いね、ケンゴは…自分の運命と向き合ってる。私はダメ…ユザレのことを考えれば考える程、怖くなっちゃう」

突如、隙あらば自分を語りたいみたいな人になったユナが自身に眠る邪悪遺伝子の恐怖を口にし、ここでケンゴに同調させるため(元々他人に対して理解があるタイプではある)にユナをわざわざ同じような立場にしていたと思われますが、ケンゴの暴走に待ったをかけるどころか、火にガソリンを放り込むスタイルはさすがユザレの子孫です。


そんな折、エタニティコアを求め街に出現したディアボロに立ち向かうため、傷ついた身体を押してケンゴはトリガーに変身。

戦いは筋肉闘争に発展し、パワータイプにブートアップ!したトリガーのヤクザキックディアボロに突き刺さるも、光線のぶつけ合いに敗北し追い詰められたケンゴはまたもトリニティキーを手にする。

「この生命に替えても、僕は皆を守るんだ!!」

ユナの自分語りの影響もありエタニティの力を使うことに躊躇いを見せるも、門○ヒロミみたいなことを言い出しケンゴは三度トリニティにブートアップ!

しかしそれこそがアブソリューティアンの狙いであり、制御できないエタニティの力をアブ時空扉に吸い込まれそうになる最大の危機に追い込まれるトリニティだが、そこに放たれてきた光刃が窮地を救う!

それを放ったのは黄金戦士を追い、地球にやってきていたもう一つの赤き球体ーーー

「ギャラクシーレスキューフォース

 ウルトラマンリブット!!

 エタニティコアをレスキューしに来た!!」

アブ戦士と浅からぬ因縁を感じさせるシンプルなマン顔の戦士リブットはディアボロを足止めし、「ウルトラマンのエネルギー切れをサポートするもう一人のウルトラマン」という絵面は実に新鮮(笑)

エタニティを逃したついで割と面倒なリブット先輩が参戦したことでタルタロスはディアボロを制止して撤退し、配信作品『ウルトラギャラクシーファイト』で主役級の活躍を見せるリブットの地球での戦いがついに映像化となり、同じ制作陣である脚本の足木さんと坂本監督の気合が伝わってきます。


「君もウルトラマンなら、下を向いてはいけない。

 運命の重さに、押し潰されているようだね」

エタニティの力を制御できずスランプに陥るケンゴに、ツナギの上下を着た暑苦しい男…ではなくどうにも胡散臭い格好をした塩顔の青年の声が響き、演じる土屋神葉さんの良い意味でクセの無い顔立ちと声質がマッチしていて、土屋太鳳さんの弟さんということを置いといてもなかなかの好キャスティング。

「リブットーーーさっき君を助けたウルトラマン、と言えば分かるかな?」

そして同じ頃、桁違いのパワーを持つアブ戦士への対抗策に行き詰まるナースデッセイ指令室では、そのアブ戦士のエネルギーを解析したアキトが隊長に対し、

「ナースデッセイの真の力を解放する時が来ました」

男の子心をくすぐっていたぁぁぁ!!!!!

(参照:『ゴジラVSメカゴジラ』)

 

 

ついにここまで来たかという『ギャラクシーファイト』とのコラボ回で、双方でメイン監督とシリーズ構成を務める坂本監督と足木さんがアブソリューティアンとリブットのTVシリーズデビューを力強く担当。

個人的には配信では不明だったスーツアクターの陣容が分かったことが嬉しかった(配信とTVシリーズでは別の方が担当されているかもしれない)のですが、GUTS-SELECTの活動が雑に処理されてしまってたり、かつての劇場版ボスキャラながら噛ませ犬以上の存在感を発揮できなかったデアボリックなど、良くも悪くも『トリガー』らしさが出た客演エピソードになったという印象。

良かった要素としては固定されるかは不明ですがリブットにもついに人間態が用意され、なかなかハマっているので今後も活躍を楽しみにしたいというところです。

あとはまあ、次回のお楽しみということで…。

 

 

 

そして緊迫の次回!

リ、リブートキャンプ?

 


それと、新EDのクセが強すぎて『モスラ2』並の衝撃を受けたことを、ここに報告しておきます。