うらひろの日記

その場で思ったこと、好きなもの、書いてみます。

ウルトラマンZ「獅子の声」

ウルトラマンZ』

第16話「獅子の声」

(監督:越知靖 脚本:小林雄次

「持ってる!持ってる!持ってない!!」

前回ベリアルメダルを奪われたことにより、自身所持のメダルを数えるセレブロは絶賛癇癪中であり、あっさり渡していましたが、ベリアルメダルを取られたことは想定外だったようです。

色々追い詰められて余裕が無くなってきたのか、最近は感情的な面が目立つセレブロさんです。

 

「獅子ヶ丘伝説か?」

ストレイジの方では、太平風土記に記載されている伝説についての調査を進言するユカ。

記述によると、周期的に観測される太陽の黒点が広がる現象が関係していると考えられ、本日が333年に一回の日であるとし、ユカとハルキが調査に向かうことになります。

周期を予測できる範囲のものを、当日調査に出るとか遅すぎると思うんですけど…。

申請が通らなかったとも考えることはできますが、ユカが隊長に子どもみたいにお願いしてるだけだったので、そういう推測すら筋が通らないので頭が痛くなりそうです。

 

曽祖母が住んでいた獅子ヶ丘町にやってきたユカはハルキに、かつてここでホロボロスという怪獣に会ったことを告白し、自身が怪獣にこだわるバックボーンを解説。

その直後、調査をしたり化石を拾ったりする姿が珍妙なテンションで展開され、こちらの温度は氷点下に。

 

正午になり出現した豪烈暴獣ホロボロスに対し、風土記の記述「潮騒のざわめき」=波の音だと考えていたユカはそれを聞かせて落ち着かせようとするも通用せず、ホロボロスは暴れ出します。

「ハルキ、私甘かったみたい。自分ならホロボロスの復活を食い止められるって信じてた、でも…」

自分の考えが通用しなかったことで、被害が広まることに反省の色を見せるユカ(思い出の地であり、思い出の怪獣であったことも影響してると思います)は良かったと思います。

 

「まだあるハズです!ユカさんだからできること」

そして、そこから仲間を励ます主人公力の高さを見せつけたハルキは、筋肉三倍盛りに変身。

ユカが地上で考えを巡らせている間に、背景で戦うゼットとホロボロスという画は面白い試みではあるものの、率直に見辛かったので、情報の取捨選択は大事だなと。

 

平成三倍盛りにチェンジし『ドクターストレンジ』のような戦闘方法をゼットが見せている間に、先程拾ってた貝の化石が潮騒の楽器だと気付いたユカは、それを機械で増幅しホロボロスを大人しくさせます。

無駄な抵抗はダメ、絶対斬り!!に怯んだホロボロスは帰宅しようとするも、そこに現れる一つの影。

「素晴らしい……

じゃねぇんだよ!!この借りパク野郎がッ!!!」

怒りのセレブロはホロボロスにギルバリス、ギャラクトロンMk2メダルを投与し、寄生破滅獣メツボロスに進化させます。

 

メツボロスの荷電粒子砲の直撃を食らい、苦しむゼットのもとに駆けつけ、ゼットを庇って倒れた先輩ジョーは今日もヒロイン力猛チャージ!!

 

「ホロボロスを楽にしてあげて!!」

無理にパワーアップさせられ苦しむホロボロスを解放するために、ハルキとゼットは再び黄金の力を手に取ります。

「闇を飲み込め!黄金の嵐!!」

これ前回言って欲しかったな…(笑)

「返せ!ベリアルメダル!!」

借りパクされたベリアルメダルに固執するセレブロですが、元はと言えばリク君先輩から無理やり作り上げたものなので、前回のハルキの宣言などとも繋げて、セレブロの発言自体が巨大ブーメランになって返ってくるという点は、終盤に向けて拾ってくれる要素だと嬉しい。

 

「しょうがねぇな、俺様が終わらせてやる」

尺の都合か、デスシウムスラッシュでさっくりと倒されたメツボロスは、ホロボロスの姿になり昇天。

このまま良い話風に終わるのかと思いきや、上空には巨大な蝶のような羽が輝き…モ、モスラ!?(違う

でつづく。

 

 

助監督として近年の作品に参加し、昨年『ウルトラマンタイガ』で総集編に登板し監督デビューとなった越監督が、今回初めて本編監督。

ビルを壁にして対峙してるところだったり、背景で戦っているゼットとホロボロスだったりは面白い場面だったと思うのですが、全体的にテンポが悪く、途中からダラダラ戦っているように見えてしまったことがマイナスポイントでした。

 

それとホロボロスの出現した獅子ヶ丘町は、かつて大海で現在は開拓され町になったという設定でしたが、あまりにも映像と設定がかけ離れてしまっており説得力がありませんでした。

現在の情勢を考えると、撮影の都合もあるとは思われますが、若手の監督だけにシナリオとロケーションの擦り合わせというものが上手く出来てないのではと邪推。

とはいえ、光る部分も多かったので次回も含め今後に期待。

 

シナリオの方も第8話でイマイチだった小林雄次氏のユカメイン回という、最初から期待値ハードルの低いところでしたが、ある意味期待通り。

ユカのバックボーンを掘り下げ感情移入を促す内容だったと思うのですが、背景が語られたからこそユカの奇行に納得ができず、却ってユカの好感度を下げてしまったのは失策でした。

正直、自分の中ではもうユカはどう転がしても面白くならないと思います。

まあ前回に比べエピソード単位でのまとまりは良かったと思うので、その点を考えると小林氏がサブライターとして重宝されてることには納得はできますが。

 

キャラクター頼りの脚本、挑戦的な戦闘シーンを盛り込んだ演出など、全体的に昨年を彷彿とさせる微妙なエピソードでした。

 

 

次回、その魔剣は普通のホモ・サピエンスには抜けない。

やりたいことをやってやれ

仮面ライダークウガ

episode.8「射手」

(監督:石田秀範 脚本:荒川稔久

 

前回から引き続き苦しむクウガからスタート(落下した映像はカットされ、いきなり地面でのたうちまっていました)。

あいつ1人で何やってんだ、とばかりに止めを刺そうとするバヂズですが、その羽音を聞いた緑クウガは苦しみながらも回避。

今日はもういいや状態になったバヂズはオンサラバと撤退。

クウガは体力を消耗し過ぎたことにより、白い姿になって変身解除。

 

「桜子さん!緑だよ今度は緑!!」

湯島天神に来ていた桜子さんに電話した一条さんと五代は、今度は緑の戦士について記述が無かったかを聞こうとするも、逆にミカが帰ってこないことを知らされます。

 

今回は博物館で会合を開いていた不審者チーム=グロンギの連中ですが、バヂズが途中で帰ったことを詰めてるような描写。

前回何故かしゃしゃり出てたゴオマは、案の定勝手に外出していたようであり、今回もバラ女に手痛いご褒美を頂戴しておりました。

何やら殺害人数が重要そうな雰囲気を醸し出すバヂズですが、クウガにも拘りを見せ、打倒クウガにスイッチしたみたいです。

 

余談ですが、前回今回とグロンギの会合場所であった博物館は、埼玉県・所沢市ユネスコ村大恐竜探検館」ですね。

現在はもう閉館しておりますが、何度も訪れた場所なので当時の姿が見られて嬉しかったです。

「鉄ワン探偵ロボタック」でも撮影に使われていたので、石田監督が好きだったりしたのでしょうか(どの回かは覚えていないので、石田監督とは限りませんが)。

 

医大病院に連れていかれた五代は椿先生の診療を受け、緑の姿が全身の神経が優れ、超感覚を手にできる形態であると判明。

しかし感覚が鋭くなり過ぎることで身体の消耗が激しくなり、白い姿になってしまい、2時間変身できなくなってしまうことも分かりました。

「どうだ?その間もっとじっくりお前の身体を調べさせてもらえないか?」

変身できない間、せっかくだから俺と楽しまないかと怪しい誘いを受けた五代はさすがにドン引きし、一条さんにミカの話題を振って誤魔化します。

 

先日110番で入ったミカの自殺宣言を知った一条さんは、彼女の動向を心配しますが…

「大丈夫!あの娘は俺に任せてください!!俺ちょうど2時間変身できないし…大丈夫!!!

自信を見せる五代はその場を飛び出し、ミカを探しに向かいます。

「いい相棒じゃねぇか」

一条さんの肩に手を置く椿さん、前回同様登場人物の人間味を増してて素晴らしい。

 

しかし当の五代はミカを探すついで、桜子さんに緑の戦士の解読を急かしその場を去ります。

「それ、言いに来ただけ?」

前回今回といい、男性陣の動きが最低です。

と、思いきやジャンは前回の失言を反省しており、椿先生同様キャラの株を落としたままにしないのが、本作の長所。

「大丈夫!五代君って嘘つかない人だから、絶対大丈夫!!」

 

科警研にやってきた一条さんは、新しい武器を作ってるらしい榎田教授から14号=バヂズの羽音のデータをもとに制作したというカーナビをゲット。

秘密兵器を手にした一条さんは、今日もとっても嬉しそうです。

 

今日も運転の荒い一条さんは、またも出現したバヂズが狙いをつけていた買い物帰りの親子をカーナビを利用し救出!

一条さんが、文明の利器を使いこなしてる!?

そこに、またも戦闘中に掛かってくる携帯電話。

一条さんはカーナビの操作で手一杯だ!

 

しかし電話の主・桜子さんからもたらされたのは、お待ちかねの緑の戦士情報でした。

「邪悪なるもの あらば その姿を 彼方より知りて 疾風のごとく 邪悪を 射抜く 戦士あり」

「射抜く戦士!?」

前回言及のあった15分ごとに針が出るバヂズは退散し、一条さんは自身の手に握られた拳銃を目にします。

 

かつて父と訪れた思い出の海岸にやってきたミカは、そこで思い出の幻影を見つめます。

「昔の人はね、こういうキレイな貝を首飾りにしたんだよ…」

「人が1人死ぬなんて、どうでもいいことかな…」

貝の首飾りを見つめ、ミカは呟きます。

「お父さん…私これからどうしたらいいの?」

「どうしよっか」

そこに現れたのは不審者、ではなく前回見ていた貝の首飾りで海岸の場所を突き止めた五代。

 

水切りの7連チャンできるかな?と問いかける五代に無理だと言うミカですが、五代は見事7連チャンチャレンジ成功。

続けて優しく、そして強く語りかけます。

信じて!!みんなやる時はやってくれるよ。そして君にもいつか、何かやる時が来ると思う。お父さんもきっと、それを楽しみに見守ってくれるよ」

進展しない捜査に絶望してファントムを生み出しかねない勢いだったミカに対し、見えないところでも全力で戦っている人たちの努力を伝える五代。

 

そしてそこに、0号事件を捜査し、目の前の敵にも敢然と立ち向かう刑事・一条薫がやってきます。

「この上空に第14号がいる!狙いは五代、君だ!!」

すかさず戦闘態勢に入った五代は、緑=疾風のクウガ・ペガサスフォームに変身。

「受け取れ!」

カーナビでバヂズを追っかけてきたところ、五代とバヂズを見つけた一条さんは、桜子さんの解読に従い、拳銃をクウガに託す!

 

そうなることが分かっていたかのように、クウガは手にした拳銃を弓矢のような武器・ペガサスボウガンに変化させます。

研ぎ澄まされた超感覚で、上空のバヂズの動きを捉えるクウガ

クウガに向け放たれた一閃の針!

しかしクウガは最小限の動きで指2本キャッチ!!

すかさず針を捨て、ボウガンの弦を引き放った一撃・ブラストペガサスがバヂズを貫き、海で爆散!!!

この流れが最高にカッコいい。

 

14号を倒し、また一つ事件を終わらせた五代と一条。

自分のため、そして人々のため死力を尽くす者の存在を知ったミカは、その場で謝りながら泣き崩れて、つづく。

 

パイロットにて、非常に気合の入った演出を見せた石田監督の2回目の登板。

会話中の人物の周りをグルグル回るカメラワークや、人物の過剰な反応など苦手な要素が垣間見えたものの、一撃必殺のペガサスフォームがバツグンの破壊力でした。

 

最近のTwitterにて高寺成紀Pが、本作を「優しさと責任感が問われる作品」と評しており、今回は特にその部分が出たエピソードです。

"進まない問題を先送りにしてしまっており、目の前の問題にしか対処できない現実に対し、それでも戦っている人はいる"と見せてきたことは、メイン視聴層に対するメッセージとして非常に誠実だと感じます。

そしてそれを説教臭く押し付けるのではなく、笑顔でサラッと言うというのも本作らしいところ。

五代の第一声が「信じて!!」だったのも素晴らしかったです。

 

前回が色々何だったんだというレベルだったのですが、今回はお釣りが来るレベルで面白かったです。

 

 

次回、握った拳は、誰かの幸せを守るため…?

黄色い涙

仮面ライダークウガ

episode.7「傷心」

(監督:石田秀範 脚本:荒川稔久

 

「原点に立ち帰れば、何か分かると思って…」

遅々として進まない0号の捜査に進展を見出そうと、朝から0号襲撃の映像を見る一条さんのもとに長野県警からFAXで調査報告が届きます。

それを届けに駆け込んでくるうるさい婦警(演じるはメガイエローこと田中恵理氏)は一条さんに気がある模様ですが、現時点ではキャピキャピし過ぎてて、思った以上に第一印象が悪いです。

 

未確認生命体の脅威に対抗するために、対策本部に新たな拳銃が配備されることになり、射撃訓練に勤しむ一条杉田コンビ。

「これでも太刀打ちできるかどうか…」

「こんなもんもらったはいいが、あいつら人間に化けるんだろ?それでも俺たちは迷わず撃てるんかねぇ…こいつで」

「…やるしかありません」

前回から時系列が進んでおり、視聴者だけが分かる情報の一部が画面外で起こっていたと説明。

情報の錯綜を、複雑に描く作品では無いと記憶しているので、このやり方は正解だったと思います。

 

一条さんは0号が出現した九郎ヶ岳から、墓のようなもの=怪人が封印されていたと思われる遺跡がおよそ200発見されたことを報告書から知っており、0号事件の解決を急ぐのですが、そこに0号の犠牲となった夏目教授の妻と娘が訪問してきます。

 

一方、文明の利器であるラジオを仲良く聴いていた不審者チームのところに、バラ女が新メンバーを連れてきておりました。

早速旧メンバーを挑発してきた新メンバーに対し、俺たち先輩だぞもっと尊敬しろよと一触即発状態になる不審者チーム。

お互い怪人形態になったところでバラ女の制止が入り、更に今回出動する怪人としてバヂズ(演じるはニンジャイエロー・セイカイこと河合秀氏)を指名します。

 

「このままでは、主人もさぞ悔しかろうと思いまして…」

0号の捜査をしている一条のもとにやってきた夏目親娘は、何かのヒントにならないかと教授が発掘した出土品を持ってくるのですが、別の未確認による事件が発生したため、一条さんは城南大学研究室の場所だけ伝えその場を去ってしまいます。

 

一条さんが向かった東大井にて発生した事件は、人が頭から心臓を脳天から貫かれ、殺されている現場であり、弾丸なども見つかっていないその現場に残っていたのは、地面に空いていた一筋の穴のみでした。

本作最大の特徴として、場面が変わると場所と時間が表示されるのですが、一条さんと杉田刑事が映像を見ていた時からここまで1時間しか経過していないことが分かり、怒涛のスケジュールだなと改めてフィクション作品の忙しなさを感じます。

 

その頃、ポレポレの仕事を放棄していた五代は、桜子さんの解読した文字と、その内容を聞いてました。

「これを書いた民族の名前は、これ"リント"」

「リント…」

「で、そのリントに殺戮の牙を向けた種族はこれ"グロンギ"」

グロンギって言うのか、やつら…」

ついに登場人物側も敵の名前を知ることになり、よしこれでやっとグロンギと書けると私もホッとしております。

 

そこに、一条さんにたらい回しされた夏目親子が訪問。

夏目教授の娘・ミカに笑顔を向ける五代ですが目を逸らされ、さすがにたじろぐ。

第2話での神父へのリアクションもそうですが、若干ネジの弛んだ善人でありながら、常識的な目線も少しは感じられ、人間味を与えられているというのが五代のキャラ造形の優れた部分です。

 

一条さんの時と同じように出土品を解析してもらおうとするミカは、五代に詰め寄ります。

「あの、これ、第0号の謎を解くのに使えますよね?使えますよね!?」

「…そうだね!」

適当に返事する五代ですが

「この人は、ここの人じゃないんですけど…」

「えぇ!?」

なんか、色々酷い。

私より最適な人がいるよと言った矢先、タイミング良くやってくるジャンでしたが、空気を読めず出土品の価値を語り出し、論文書いて一発当ててやるニキニキだー!とテンションアップ。

夢に向かって、飛び立て。

 

しかし、そんなジャンの態度にミカは

「触らないで!」と我慢の限界。

「どうして?どうしてそんな、何も無かったみたいな言い方するの?未確認生命体の、何かの手掛かりになるかもと思って持ってきたのに!皆そんなのどうでもいいみたいに!!」

「お父さんは死んだのに!!」

立て続けに発生する未確認生命体関連の事件によって、始まりの事件が忘れ去られてしまう=父の生命の尊厳が保たれなくなることを恐れていたミカは、その場を飛び出してしまいます。

 

その直後一条さんからの呼び出しで、科警研の榎田教授のもとにやってきた五代は、挨拶として例の名刺を渡しておりました。

「…何これ」

なんかやべーやつ来た…みたいなリアクションになる榎田教授は、東大井で発生した事件の手がかりを解析しており、被害者は毒の入った大きな針で貫かれており、アナフィラキシーショックで殺されていたと判明し、このことから今回現れた未確認生命体をハチ型の怪人と推測。

 

そしてその後、都内のあらゆる箇所で15分おきに螺旋状に事件が発生し、そのことを突き止めた五代と一条は次の被害が出るであろう葛飾区に向かいます。

前回の煙突と風の条件に比べて、随分と分かりやすくなりましたね…。

 

その頃、研究室を飛び出したミカは、公衆電話の110番で警察にメッセージを残してました。

「第0号の捜査を進めてくれないと…私、死ぬかも!!」

若干というかかなりめんどくさい感じになってきたミカは、電話ボックスを去り、どこかへと駆けていってしまいます。

 

葛飾区では、五代と一条の到着が間に合わず、新たな被害者が発生。

地上に降り立ち、何やら腕輪を操作しカウントするバヂズ。

そこにやってきた一条さんは拳銃で先制攻撃を与え、続いて五代もクウガに変身。

赤いマイティフォームで応戦するのですが、高所に逃げ込むグロンギ相手に、今日も階段を登るクウガ

そしてそのままドラゴンフォームにチェンジし、スピード戦法にスイッチするも、今回の相手はスピードではなくステルス機能が高かったことに気付く前に、またも高所墜落の危機!

 

しかし、五代に宿ったベルトの本能が相手に反応したからか、何とか途中の手すりを掴んで踏ん張ったクウガの体色が緑色に。

…だが状況は好転するどころか、突然苦しみ出したクウガは、その感覚に耐えきれず結局高所墜落してつづく笑

 

正直、今回これまでの中で最も粗削りな展開でオチに困ったので、笑で締めさせていただきます。

演出的にもキャピキャピしてる婦警や、面倒くさい動きを見せるミカなどなかなかキツい要素も多いので、今までで一番見辛かったです。

 

 

次回、悪魔を射て。

スペゴジめ!(ガシャを回す)

こんばんは。

 

本日私用により映画は見れず、セイバーとキラメイジャーも先程見終えたところ。

 

セイバーは尾上さんの性格が最初からこれだったらな…としみじみ。

 

キラメイジャーは久しぶりに面白かったです。

久しぶりの初期メンバー全員パワーアップは、武器をバトンタッチしてそれぞれのやり方で使いこなす姿が印象的でした。

アンストッパブルレイザー!!」

話も丁寧かつ真面目に進めており、その中でもどこか新しい視点を取り込もうとするのは最近のシリーズにおける課題と言えるでしょう。

「限界は超えないためにある」

というセリフは、前作に対して荒川さんが思うところがあったのかなと勘繰ってしまいました笑

来週はひたすら走る瀬奈ということですが、久しぶりの横手美智子脚本ということで、デカレンジャーの「ランニング・ヒーロー」を思い出さずにはいられないので、とても楽しみです。

 

さて、本日は知人の協力もあり

HG D+ ゴジラ04

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一回500円のガシャですが、運良くダブり無しのストレートで全4種揃いました。

ちょうど最近見た「ゴジラVSスペースゴジラ」の登場怪獣が揃ったフィギュアを、合計2000円で手に入れられるのはとても嬉しいですね。

 

塗装と造形もしっかりしており、ジオラマも付いて雰囲気も再現してるのがグッドです。

若干MOGERAの安定が悪いのですが、まあご愛嬌。

 

早く初代ゴジラモスラ3を見なきゃ…

あ、その前に今週のクウガも見なきゃ…

 

楽しくなってきました。

それではまた。

ウルトラマンZ「戦士の使命」

ウルトラマンZ』

第15話「戦士の使命」

(監督:田口清隆 脚本:吹原幸太)

ゼットとブルトンが死闘を繰り広げた現場の災害廃棄物処理を行っていた作業員が、いきなり行方不明になるという事件が発生。

それにはブルトンの撃破以来発生している虚空振動が関係していました。

指令室で今日も腕相撲をしていた筋肉姉弟の弟ハルキはまたも敗北。

 

自身の筋トレ不足を憂い、ランニングに向かったところ、宇宙でその虚空振動を調査していた筋肉の使徒・朝倉リクがテレパシーで協力を仰いできました。

前回ブルトンを撃破したことにより、宇宙に必要不可欠な歪みが消滅し、宇宙に穴が空いたとのこと。

「なんかよく分かんないけど…やばそうっすね」

ウルトラマンX」第21話でもそうでしたが、やばい案件に対しては、何がなんでも情報共有と協力が最優先という姿勢はストレスが無くてニュージェネ以降のウルトラシリーズの長所。

 

全てを無に飲み込もうと地球に出現した虚空怪獣グリーザに対し、筋肉の使徒W変身!!

2人の変身バンクが切り貼りされ、目まぐるしく展開されるため、若干目が回る描写で降り立つ両雄ですが、虚空そのものであるグリーザに攻撃はほとんど通じず苦戦。

そこに、ジャグライザーを引っ張り出してきたジャグラー隊長が、カブラギから奪ったメダルで第5話以来のフュージョンアップでトライキングに変身し加勢します。

「闇の力……もうちょっとお借りするぜぇ!!」

更に2枚追加してファイブキングになった隊長は、ガンQの力でグリーザを吸い込もうとするも失敗。

「宇宙の穴を塞ぐには、それを縫う針が必要なんです!それは、あの穴の中にしか無い!!」

ジードさん!?」

「リクくん先輩!!」

このままではグリーザに全てが飲み込まれてしまうという危機を避けるため、ジードは自身のウルトラメダルをゼットに託しグリーザにあえて飲み込まれてしまいます。

前回登場時に主役をゼットに託したことで、先輩兼ヒロイン枠として奮闘中です。

 

ユカの分析で(毎回これ書いてる気がする)ジードは、自らをグリーザと同化して一時的に動きを封じていることが判明。

しかしこのままでは、いずれジードの身体が消滅してしまうのと、完全にグリーザを封じきれないという課題が残ります。

ウルトラマンゼットが!…倒しますよ絶対に」

「そのゼットも負けただろう」

 

強がりを言うも、そこから先までは進めないハルキの前に、第2話以来の光の扉アクセス。

先程のジードが言っていた通り、グリーザという宇宙の大きな穴を縫うためには、その中にある針のようなものを手に入れなければなりません。

しかしその"無"を乗り越えることは、簡単なことではありません、、

「無に飲み込まれないためには、理屈を超えたパワーが必要だ。それこそゼロ師匠とジード先輩、あとは…先輩のウルトラヤバい父親・ウルトラマンベリアルのメダルを、組み合わせるとかな……」

まともな対策も打てず、そもそも存在しないベリアルのメダルでもあればなぁとか言い出すゼットさんは相変わらずポンコツ

 

ヒントを得るどころか、ますます途方に暮れるハルキが扉からログアウトしたところを待ち伏せしていたジャグラー隊長。

「話は聞かせてもらったぞ」

「え、あん中の声って外に聞こえるもんなの?」

「生憎地獄耳でな、行くぞ」

ジャグラーがハルキに車を運転させ向かった先は、なんとカブラギの秘密基地!!

発煙弾で不意打ちし、いきなり発砲(恐らくパラライザー)するハルキ!!

不意を突かれたカブラギは、ジャグラーに剣を突きつけられ捕獲。

「昨日はどうも」

「……ノックぐらいしろ」

 

今日も素っ頓狂なテンションで、ハルジャグの尋問に答えるカブラギですが

「ベリアルのメダルを渡せ。早くしろ、このままじゃゲームオーバーだぞ」

特に抵抗を見せずに、大人しくベリアルメダルを渡したカブラギはその場を撤退。

やはりメダルを持つことへのこだわりは感じられず、メダルを誰が手にするかが重要な気がします。

 

「おい、今のは誰だよ。セレブロって言ってたけど、昨日の怪獣はあいつが?あんたもグルなのか!?」

「んなワケねぇだろ、いいから早く変身しろ」

「……あとでちゃんと説明してもらうからな」

光の扉にアクセスしたハルキは、早速ゲットしたベリアルメダル(レア)をウッキウキでゼットさんに自慢。

メダルの出所を機にするゼットさんですが、

「そんなことより早く、リクくん先輩助けて、グリーザをぶちのめしましょう!!」

「よし…使ってみるか!!」

実はベリアルの力に憧れていたのでは、疑惑のあるゼットさんはあっさり受け入れたところ、ゼロ・ジード・ベリアルのメダルがそれぞれ金枠(超レア)に進化。

「ライバル同士のメダルが共鳴して、ウルトラパワーアップしたんだ」

え?笑

特に何のカタルシスも無いところで、あっさりメダルが進化してしまったのですが、問題はここから先でした。

「ハルキ、ウルトラフュージョンだよ!」

「押忍!!ゼロ師匠!ジード先輩!ベリアルうぉぉぉ!?」

「なんだ!?このパワーは!!」

「なんだこれ…メダルが入らない!!」

「これが…メダルの力か!!」

呼び捨てにしようとしたからです(どこかの風来坊も経験済み)

 

「ここは、"無"の中か……身体が…動かない」

グリーザの体内で目覚めたジードは、穴を縫う針となるものを見つけるのですが、その手はそれに届かず。

そしてグリーザは行動再開し、飲み込んだジードのレッキングバーストで街を破壊。

 

「俺たちで助けましょう!今度こそ絶対に!!」

グリーザの出現に、未だメダルと格闘していたハルキは気合を入れ、更にその腕を支えるゼット。

「ハルキ!力を合わせて、闇を飲み込むぞ!!」

「押忍!うぉぉぉぉぉ!!一気に行きますよ!!」

「「チェストぉぉぉぉぉ!!!!」」

2人の力を合わせ、ゼットライザーにゼロビヨンド・ジード・ベリアルアトロシアスのメダルがセットされる!!

「ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼェット!!」

ウルトラマン!ゼェェェェェット!!!」

近年のシリーズにおいて、主役級の活躍を見せる3ウルトラマンによる新たな姿・デルタライズクローに変身したゼットは、グリーザと一当たりしジードを救出。

 

先程の戦闘ではまともに攻撃が通じなかったグリーザに対し、怒涛のラッシュを仕掛ける主役三倍盛りのゼットは、ジードの助言でグリーザの中にある針のようなものをサルベージ。

それはなんと…ベリアルの生首!?

ではなく"無"の世界に触れたジードにベリアル因子が新たな形を取った結果、魔剣ベリアロクとして発現したとのことです。

 

「グリーザを、穴を塞ぐぞ!!」

針となるものを手に入れたことで意気込むゼットでしたが、ベリアロクは自ら地面に突き刺さり動かず。

「俺様を手にして、お前は何をする?」

なんだか面倒くさいことを聞いてきたベリアロクに、とっとと抜けろと実力行使に出ようとしたゼットに対しハルキは

「ゼットさん!これから一緒に戦っていくんだから、挨拶ぐらいしないと失礼っすよ!!」

ついさっき、痛い目見ましたからね!

「俺、ナツカワハルキっす!今後とも…よろしくお願いします!!」

「もう一度聞く。俺様を手にしてお前は何をする?」

「あいつは存在しちゃいけない宇宙の穴なんす…俺たちで協力して、宇宙の穴を塞ぎましょう!!」

「宇宙の穴か…面白い、斬ってみるか!!」

 

グリーザの放つ光線を飲み込み跳ね返したり、更に踏み外してしまった感のあるベリアル剣の活躍でグリーザにダメージを与えるゼット。

「宇宙の理を乱すやつは、俺たちが叩き斬る!!!」

必殺デスシウムスラッシュでグリーザを撃破!!

前回ゼット(ストレイジ)がブルトンを倒したことにより、宇宙の歪みが消えたことで発生したグリーザですが、元を辿ればセレブロがけしかけた怪獣であり、図らずもハルキからセレブロに対しての挑戦状的なセリフにもなっており、やはり主人公力が高いハルキ。

 

戦い終わり、プリミティブの姿でハルキと対面するジード。

今回役者の都合なのか会話はジードの姿のみでしかしておらず、逆にそれが第7話においてのゼロとハルキの対話と重ねることができ、戦士として成長したジードの姿に変わったのがとても良かった点。

「困った人たちがいれば、どこにでも駆けつけて彼らを守る。それが僕たちウルトラマンの使命ですから!」

ジードライザーをヒカリ博士に直してもらったことにより必要の無くなったキラ星メダルをハルキに託し、別宇宙へデビルスプリンターの調査に戻ったジードの言葉に

ウルトラマンの、使命か…」

と呟くハルキで、つづく。

 

 

この時期恒例のウルトラマンパワーアップ回であり、本作最大の飛び道具といえるベリアロク登場。

登場をただのネタに留めず、ジードを絡めて物語に取り込もうとしてくる姿勢は相変わらず丁寧かつ手堅い仕事です。

ベリアロクを使いこなすことに注力し過ぎて、メダルの進化がかなりあっさりし変身にカタルシスが乗らなかったのは少し残念。

 

今回が前回ジード登場時の第7話の続きと考えると、宇宙のために戦うというハルキの宣言は自然であり、前回14話での「守りたいものを守る」という思いを「手が届く」と変換し、宇宙を守ることも今のハルキとゼットにとっては、手が届く範囲のことになってきているのでは、という可能性も感じられて面白い点です。

前回父親からの受け売りだと書きましたが、ゼットやジードが絡むことで、そこから更にその先へ進む可能性を秘めているハルキ、を描き出したのは見事でした。

 

ウルトラフュージョンの話は、ボイスドラマを見ると自然には感じるものの、TV本編だけだとやや唐突に見えてしまうかもしれません。

まあ総集編からそんなに話数が飛んでいないので、あまり気にするところではないかなとも思います。

ところで気になるのは、メダルを奪われ、正体に気づかれ、アジトすらバレてしまってるカブラギは割と詰み状態に見えるのですが、ここから逆転できるかは彼の主人公力に委ねられるかと思われます(違う

 

デルタライズクローはデザインもストレートにカッコ良く、初登場で難敵グリーザを相手に優勢に戦うなど、かなり良い扱い。

前期ED曲をBGMに戦うのも良かったです。

また、今回も災害表現は凝っており、田口監督の撮り方も安定感があって面白かったです。

ジード登場回ということもあって、正面から後光に立つデルタライズクローが、個人的な神回ジード12話でのマグニフィセントを彷彿とさせて、映像面でも満足度が高かったです。

惜しい点を挙げれば、やはりジード登場ということでストレイジの活躍がほとんど無かったことですが(相手もグリーザなので、特空機では歯が立たないと隊長が制している場面も)、まあ今回に関しても仕方ない部分かと思われます。

 

今回に限ってはジャグラー隊長の行動も、素直にハルキを助けているように見えたのですが、今後はその目的がどう転ぶも楽しみにしたいと思います。

 

 

次回、地平を駆ける獅子を見た

水の心を持つ男

仮面ライダークウガ

episode.5「距離」

(監督:長石多可男 脚本:荒川稔久

 

「解読なんか、しなきゃ良かった」

研究室で古代文字の解読を行ってる際に現れた学友ジャンの報告により、新聞にて未確認生命体の存在が大々的に報じられていることを知った桜子さんは、解読作業に迷いを見せていました。

 

同じ頃、ポレポレで五代を待っていた一条さん(真ヒロイン)は彼を捕まえ、検査を受けさせるために関東医大病院に連れていきます。

ここでポレポレの主人・おやっさんが登場。

病院には以前紹介した解剖医・椿秀一がいました。

本来は死体解剖専門の椿が五代を検査したところ、装着したベルトが五代の自律神経そのものに直結しており、やがては脳にまで達する可能性があるということが分かりました。

「やつらと同じ…戦うためだけの生物兵器だ」

そしてそれが意味するものは、未確認生命体の怪人たちと同じ存在になってしまうことでした。

 

しかし五代は怯むことなく大丈夫と言い張り、呆れてしまう椿と一条さん。

椿さんも某オオタユカのような言動を取る危ない人物ですが、根拠のない狂気を見て冷静になった模様。

先に書いてしまうのですが、今回次回と五代の笑顔がなんだかすごく怖い。

今回は正義の味方という大義の下に、自己犠牲を厭わない"ヒーローの狂気"を意識的に取り込んだ節が見られるので、そういった演出プランだったのでしょうか。

 

急にヒロイン力をチャージした桜子さんは、悪い予感を覚え一条に電話するも出ず。

たまらず病院に向かい、検査を終えた五代と一条を問い詰めます。

「どうしてこうなっちゃったんですか?私止めてって言ったのに?」

言いました。

しかし五代は空気を読まず「一条さんからもらった」おニューのバイク自慢と、自身の置かれた立場を笑顔で話します。

「だってやるしかないだろ?俺、クゥウガだもん」

クウガじゃないでしょ!?五代君でしょ!!」

突飛なことをする人物とは認めているものの、戦地にまで飛び込むようなことにはさすがに抵抗を見せる桜子さんは、五代を止めようとするも一条さんとの圧倒的なヒロイン力の差により失敗。

「やりたいからやる、それだけだよ。……大丈夫!!

 

その頃、水族館でポップアップカフェを展開していた不審者チームは、次の尖兵としてバッタ怪人・バヅーを選任。

ベルトに何やら細工を施し、課題のようなものを与え、街に向かうよう指示します。

俺にも回してくださいよ〜とバラ女に迫るゴオマは、見事ビンタの返り討ちを受けておりました。

 

警察の方では、トライチェイサーを勝手に持ち出したうえ、4号に与えた一条さんが呼び出しを食らっていました。

あの場の判断は正しかったかもしれないが、4号も射殺対象に変わりないぞという警備部長に対し、言い訳もせず、真っ正面から自分の信じるものを告げる一条さん。

「何かあったら、私が射殺します」

「君を合同捜査本部の予定メンバーから、外したくないんだ…」

「今はとにかく信じてください!」

「………いいだろう」

彼の真意と本気を悟った警備部長は、前回杉田刑事が助けられたこともあり、一条と4号を信じることになります。

昨今の作品と比べると甘すぎる展開にも見えますが、こういった部分が本作のストレスが少なくて良い点。

まあ一条さんは、自分がそう信じたら止まらないタイプなので、言っても無駄という判断だったのでしょうが。

刑事部長との話しが終わったのも束の間、謎の転落死事件が多発しているという連絡を受けた対策本部は、事件を未確認生命体の犯行も視野に入れ捜査を開始します。

 

路地裏で何かから逃げる中年男性。

辺りを見回し、撒いたと一息ついたところ、謎の男に捕まり、上空に連れ出され、そのまま落下。

今回の流血表現も容赦ないです。

その後も事件は立て続けに発生し、警察官がその犯人を発見。

阿佐ヶ谷において発生した事件現場で、未確認生命体第6号=バヅーの存在を確認した警察官たちが拳銃で立ち向かうも、やはり歯が立たず。

バヅーに捕まり、ビルから落下させられそうになった警察官ですが、そこにトライチェイサーから流れた警察無線を聞き駆けつけたクウガによって助けられます。

 

クウガの出現にテンションが上がったのか、やたらと喋り挑発するバヅー。

冒頭で、五代がいつか怪人と同じ存在になるという布石を打ってたのもありますが、今回は怪人の感情表現が実に豊か。

特にバヅーは、前回もメビオに仲間意識のようなものを見せていたので、割と楽しいやつなのかもしれません。

 

跳躍力とキック力に秀でたバヅーに苦戦するクウガは、蹴られ落とされ今日もすごく痛そう。

「もっと…飛べたら!!」

五代の叫びに応えるように、急に段違いの跳躍力を発揮したクウガの体色が青く変化。

「青くなった!?」

着ている服が青かったから?

 

中国拳法のような構えで戦う青のクウガ=ドラゴンフォームは、普段以上のスピードと跳躍力を発揮しバヅーと渡り合うものの、攻撃力は著しく低下しており、結局優勢には立てず。

「ジャンプ力が、増してる!?」

「パンチ力が、弱くなってる!?」

といちいち説明してくれる親切なドラゴンクウガは、バヅーにビルの屋上から地面に投げつけられ、本日だけでも3回目の落下ダメージ。

 

新しい姿になったものの、苦戦を強いられるクウガでつづく。

 

 

episode.6「青龍」

(監督:長石多可男 脚本:荒川稔久

 

「4号なのか?何故青いんだ!?」

苦戦するクウガを手助けに向かった一条さんと杉田刑事は、体色が青くなったことに驚いていました。

やはり変身前の私服が青かったからか…?

 

一条さんは拳銃でクウガをアシストしようとするも、タイミングが悪く狙いが定まりません。

警察がモタモタしてるうちに、バヅーは止めのキン肉ドライバーをクウガに食らわせようとしますが、風と煙突を気にしたことで撤退。

傷ついた五代は病院へと連れていかれます。

 

その夜、桜子さんに電話をする一条さん。

「解読し終えている範囲で構わないんですが、青い戦士というような記述はありませんでしたか?」

戦いの中でクウガの体色が青になったことを告げ、この期に及んでまだ古代文字に拘る一条さんに、桜子さんは鉄拳をかましても許されると思います。

もちろん桜子さんは、五代が戦いに向かったことで何かが起きたことを察し、病院に駆けつけます。

 

しかしそこにやってきたのは、何事も無かったような顔をした五代。

前述しましたが、ここの笑顔も狂気じみてて怖い。

明日の朝仕事で早いから帰る、とその場を逃げるように去った五代の後にやってきた一条さんと椿医師。

「…全身打撲で、普通なら死んでるところです!」

五代は人目につかないところで、一人苦痛の表情を浮かべていました。

 

「……似てるんです、彼は私に。

だから、止めても止められないということも、分かってしまって…

五代が苦しむシーンを、あえて前回の一条さんと被せてきて、五代と一条さんのシンクロぶりを重ねて強調。

『中途半端』をしない男たちの、妙な結束についていけない桜子さんは一人でその場を去ります。

 

一方その頃、水族館カフェでお茶を嗜んでいた不審者チームのもとにやってくるバヅー。

クウガを圧倒したことを誇るように、メンバーたちに対して偉そうな態度を取ります。

 

前回6号が撤退したことを不思議に思った一条さんは、煙突と風向きにヒントを見出し捜査。

更に五代の安否を気にした一条さんは、ポレポレに電話を掛け、ぐっすり眠っていることを確認します。

ゆっくり寝かせてあげてください」

第2話でも寝ることで疲れを取っていた五代が描かれていましたが、旧知の人物でも驚く眠り様を見せることで、五代が決死の戦いに挑んでいることが分かり、緊張感の引き立ても相変わらず丁寧。

 

思い悩む桜子さんは、五代の妹みのりに会いに行きます。家族ぐるみの付き合いでした。

「危ないことしないで、お互いに理解し合えないのかなって思うけど、きっとそうできる相手ならそうしてるだろうし、今までお兄ちゃん信じてダメだったことって一つも無かったから!」

今回は妹の笑顔もすごい怖い。目力もあって更に怖い。

「私、逃げてきちゃったの」

「逃げてきた?」

「五代君の助けになるようにしっかりしなきゃって、分かってはいるんだけど、色んなことがあって…怖くなって…五代君が怪我までして頑張っているのに!自分だけ逃げたいだなんて思って…」

0号が蘇り夏目教授が亡くなったことだけに留まらず、友人が戦いに向かうことになり、急に世界が変わったことで脳の処理が追いつかない一般人・沢渡桜子の視点を盛り込んだセリフには、とても重みを感じます。

 

「いいんですよ!いいんです、それで」

「でも…」

「普通に考えて、普通にすればいいんですよ!」

「普通…?」

とりあえずポジティブにいきましょうと目力スマイルを見せたみのりと、五代を心待ちにする園児の様子を見てなにか吹っ切れたような桜子さんは、五代直伝のサムズアップ(横向きにし、可愛げを増してヒロイン力チャージ)をみのりに送ります。

そして研究室に戻った桜子さんは、新たに解読された"水の戦士"の記述を見ることになります。

水 のように 敵を 長いものでなぎ払う 戦士クウガ

 

一条の捜査で煙突の煙が流れない方向でしか犯行が行われないことに気付いた対策本部は、その地点を重点的にパトロールすることを決定します。

対策本部の会議が終了した後、一条さんに駆け寄る警備部長。

「一条君」

「ハイ」

「高性能ライフルが配備されている。持っていけ」

「…ハイ!」

我こと、為れり……!!

 

一条さんが新たな武器を手にしたとも知らず、五代は自身の色の変化に悩んでました。

ところで着替えないんですか?

「雄介、そんなに悩むな。こっちか、こっちか、それはその時の状況次第だよ」

醤油とソースを引き合いに軽く五代を励ますおやっさんに対して、素直にありがとうを言える五代の爽やかさが眩しいです。

そんな五代のトライチェイサーにパトロール中の警察無線が入り込んでおり、警察の情報が垂れ流しになってるという恐ろしい状況で、そのバイクは屋外に放置してはいけない代物です。

 

杉並区に再びバヅーが出現したことにより、高性能ライフルをぶちかましてやるぜと意気込む一条さんは、車の陰からバヅーに狙いをつけたところ…携帯電話が鳴ったことにより、またも返り討ち。

誰かマナーモードにするよう教えてあげて。

水の戦士のことを伝えようと桜子さんからの電話でしたが、ひっくり返された車の下敷きになり今回もヒロイン力の供給を怠りません。

すぐに伝えるべく桜子さんは、井荻7丁目付近にウチも行く〜と原チャリを走らせるのでした。

 

今回も大勢の警察官が、未確認の犠牲になっているところに駆けつける五代は変身。

しかしその姿は前回苦戦したドラゴンフォーム。

「いきなり青か!?」

だから着替えてくるべきだったんだ……!!

 

前回同様攻撃が通用せず、苦戦するクウガ

そこに警察の通行止めを振り切った桜子さんが、原チャリで転倒し、ヒロイン力を最大限発揮しながら駆けつける!!

五代君!五代君!!

水の心の戦士、長きものを手にして敵をなぎ払えッ!!!」

若干脚色したぞ、この人笑笑

 

「水の心…長きもの……そうか!!」

手すりを蹴り上げ、鉄棒にしたクウガはそれを振り回し、長き棍・ドラゴンロッドに変化させる!!

ロッドを手にしたことで水を得た魚ではなく、青龍の如く怒涛のラッシュを見せるドラゴンフォームは、そのまま必殺・スプラッシュドラゴンでバヅーを撃破。

今回は右足ではなく、右手が熱かったようです。

 

「大丈夫?桜子さん」

「うん、でもお腹減った!」

戦いが終わり、笑顔になる2人のもとを去る一条さんの「今回は譲ってやる」という圧倒的な正ヒロインムーブ(ちなみにバヅーに襲われ気絶した後、自分で起きて現場に駆けつけてました)で、つづく。

 

主役ライダーが初期からフォームチェンジをするという(当時としては)新たな試みにおいて、長所と短所が明確に描かれるという斬新な展開。

またそれらを描くことで、玩具販促の弊害ともいえる「武器を持つこと」に必然性も見出し、武器の出現にもそこにあるものを利用する(錬金術のようなもの)とすることで、あらゆる部分において隙なしの完全投球。

 

また新フォーム登場をただのパワーアップと処理するのではなく、戦い続ければいずれ怪人と同じ存在になるという可能性が形になったとも取れる描写になっており、いい話風に終わらせた中で不穏な要素も仕込まれているのが本作の怖いところ。

 

それでいて、今回は人知れず傷つきながら戦う五代、そんな戦いに巻き込まざるを得なかった一条、色んなことが起きて現実から逃げたくなった桜子それぞれが苦悩を見せており、それをあらゆる人間関係(おやっさん、警備部長、みのり)で埋めてくるのがスムーズかつ、本作の特色が出てて面白かったです。

 

80・90年代においてスーパー戦隊シリーズを支えた敬愛する長石多可男監督の(後にそう呼ばれる)平成ライダー初監督作品。

改めて見ると、人物の表情を正面から見せたりと単調な部分も感じられたのですが「手すりを蹴り上げ、鉄棒を振り回したらロッドに変わる」という演出は文句無しのカッコ良さ(アクション監督の領分でもあるかと思いますが)。

長石階段ももれなく登場しているので、今後も担当回を見直すのが楽しみです。

 

 

次回、トラウマの胎動が聞こえる。

ウルトラマンZ「四次元狂騒曲」

ウルトラマンZ』

第14話「四次元狂騒曲」

(監督:田口清隆 脚本:吹原幸太)

今回からOPが2番に変更。

物語も次のステージに向かっております。

 

グルジオライデンを倒したことにより、キングジョーがストレイジのエース機となり、1号であるセブンガーは来月から博物館に展示されることになりました。

「少しずつ、何かが変わろうとしていた」

セブンガーが一線で活動していた時代は終わり、新たなステージに向かったことをハルキは実感します。

 

そのストレイジはというと、キングジョーの活躍が認められたことによる軽い祝勝会を行なっておりました。

パイロット以来の田口監督演出ということで、今回もモブ隊員の様子が描かれるのはやはり嬉しいところ。

特空機が活躍する喜びを、主要キャスト以外も巻き込むことでスケールを小さくせずに描くことは、地味ながら秀逸。

 

バコさんが有給休暇なのをいいことに、ドックを利用して打ち上げを行うストレイジですが、そこに現れたのは後光を背負ったバコさんーーーーー!!!

ドックを勝手にパーティ会場にしたことに怒ったバコさん…と思いきや

「中途半端は良くねぇ……マグロ、御賞味ください」

巨大なマグロを片手に、打ち上げに参加しに来たのでした。

バコさんに怒られるぞという流れだったのですが、今までの流れ考えればむしろ打ち上げに喜んで参加しそうなので、バコさんが休み中に打ち上げ行おうとする整備班に、人の心がありません。

または、見えないところでバコさんがパワハラしまくってて実は嫌われてたとか。

考えれば考えるほど、ストレイジの闇が出てきそうなのでこれくらいにしておきます。

 

そんな打ち上げの場においても、元気の無いハルキ。

そこにやってきた年下キラーヨウコ先輩は、ハルキを気遣ってか自身の胸中を語り出します。

「実はさ、私もちょっと考えてるんだよね」

「確かにキングジョーは強い。けどこんな兵器を私たち人間が手に入れちゃって、本当にいいのかな…なんてね」

悩んでいるのは自分だけではない、ハルキもそれは分かっているのですが、未だモヤモヤは晴れず。

前回カネゴン(の中のメダル)に励まされたハルキですが、まだ悩みを振り切れていないのは、総集編で全てを解決させてなくて良かったと思います(物語の軸になる要素は、簡単に片付けてほしくない)。

 

打ち上げ中、何かを感じ取った隊長はいつものトイレエスケープで退席。

その向かった先には、ストレイジ基地の前で何かを企むカブラギの姿がありました。

「このくらいで満足してもらっては困る。次のステージだ」

まるで自分の思い通りにことが進んでるような口ぶりで四次元怪獣ブルトンを召喚するカブラギの前に、トゲトゲ星人と化した隊長が出現。

「よぉ、セレブロ

「誰だ?何故俺の名前を知ってる」

最近やたらペラペラ喋るカブラギ=セレブロと、初めて会話をするジャグラー隊長。

「邪魔をする気なのか?」

「まさか。むしろ応援してるんだぜ?俺は…でも、悪戯するにしたって今日じゃねぇだろ。こっちは大事な打ち上げやってんだ」

「そうか!それは良かった!!……それなら、もっと賑やかにしてやるよ!!!」

何故かテンションの上がったカブラギは、ブルトンの能力でジャグラー隊長をトイレに移動。

2話連続でトイレかよ!!

 

その頃ストレイジ内部でも、ブルトンの影響で時間と空間がめちゃくちゃに歪んでおり、特空機に乗ろうとしても元の場所や時間に戻ってしまう無間地獄と化してました。

ユカの分析によると、この空間では個人の深層心理が行き先に直結しており、ヨウコ先輩は心の奥で"特空機に乗りたくない"から、そしてハルキはマグロをもっと食べたいから元に戻ってしまうという状況にハマっておりました。

先程、少しだけ迷いを見せたヨウコ先輩にも容赦なく四次元の影響が出ており、エピソード単位での布石の置き方も非常に丁寧で、吹原脚本は安定感バツグンです。

 

戦場で倒れることが戦士の本懐、と精神統一したヨウコ先輩は四次元の罠を突破。

マグロタイムリープを繰り返すハルキと接触し、心入れ替えんかワレェッとアドバイスを授けます。

一番行きたい場所…それを願って一歩踏み出したハルキがたどり着いたのは夕方の河原。

そこに転がってくる野球ボール、そしてそれを拾いに来たのはナツカワマサルでした。

 

かつて父とキャッチボールをした時間と場所にやってきたハルキは、その状況に困惑しながらもマサルに問いを投げかけます。

「あ、あの、この街の消防士の方ですよね?

聞きたいことがあるんですもし、もし誰かを守ろうとした時、その行動が同時に別の誰かを傷つけてしまったり、守れないと分かったら…どうしますか?」

「……なんて言えばいいのかな

守りたい人を全員守れるわけじゃない。

助けるために手を伸ばそうにも、手の長さには限界がありますしね…。

だから、手が届く範囲で、自分の信じる正義を、守ると決めた人を全力で守る!

それが使命だと思ってます」

「…手の届く範囲」

「そのせいで傷つけてしまったり、守ることのできなかった人のことは、僕は絶対忘れません。

……偉そうなこと言ってますけど、僕なんてまだまだなんですけどね」

 

息子のところに戻ろうとするマサルに、別れ際握手を求めるハルキ。

「なんだこいつ…」という顔になりながらも握手に応えるマサル

しかしその手から感じたものは、自身が守ると決めていた愛する息子の魂でした。

「……ハルキ?」

「……父さん!」

泣きそうになる気持ちを堪えながら、ハルキは元の場所に戻っていきます。

 

うーーーん

確かにとても良いシーンですし、話の流れ的にも自然ではあると思うのですが、ちょっとやりすぎかなぁとも思いました。

ストレートに解決し過ぎというか、ハルキの答えの出ない悩みに(現在では)亡くなっている人物から答えを見出してしまうのは、少し楽をしてしまったかなという印象です。

ハルキの悩みは真っ先にマサルに聞きたいものであったものだと思われますが、それを聞き出せないからこそこれまで肉付けしてきたハルキの人間関係が大事になってくるわけで、それを意識せずあっさり父親と再会させてしまったのは少しもったいなかった気がします。

 

また、マサルの正義漢は消防士という設定であったことで補強されましたが、使命感で人を助けているのか、それとも独善的に目の前の人を助けるのかという線引きも曖昧になってしまった気もします。

第5話において掲げられた"プロフェッショナル"と繋げて、ハルキの根底を補強しようとしたのでしょうが「守りたいものを守る」のは"プロフェッショナル"とはややズレたものであり、あまり上手く転がせてなく、少し残念。

先程はバツグンの安定感とは評しましたが、アベレージはそこそこ高いものの、瞬間最大風速を叩き出せないのが、本作の厳しいところかなと思います。

 

次元を揺るがしながら、街を闊歩するブルトンの前に降り立つ先輩ジョーは街中にも関わらずミサイルとビームを連発します。

しかしブルトンは次元を歪ませ、それを逆に先輩ジョーに叩き込みます。

そこでハルキが光の扉にアクセス。

「…分かりましたゼットさん。

自分の手が届く範囲で守りたい人を、全力で守る!

それで、傷つけてしまったものは、絶対に忘れない!!

胸に……刻みこんでいく!!!」

「よし、ハルキ!ウルトラフュージョンだぁ!!」

「押忍!!」

父との邂逅により、迷いを振り切ったハルキはゼットと息を合わせ、平成三倍盛り!!!

 

トリッキーな戦法を見せるブルトンに対し、超能力で対峙する平成ゼット。

前半の打ち上げシーンでバコさんがマジックを披露していたのもあり、画に唐突さが生まれないのは田口監督の仕込みの上手さが出たと思います。

特にブルトンが持ち上げたビルを、しれっと元に戻すゼットはスマートでカッコ良かったです。

あとここでは平成三部作のSEが大量に使われてて、ファンサービスのツボもしっかり心得てます。

 

ブルトンに物理攻撃を仕掛けようとした平成ゼットですが、空間を歪められたことにより首から下を地面に埋められてしまい、突き出た顔を何回も踏み潰されるというなかなかエグい技を食らってしまいます。

しかし先輩ジョーの助けもあり、脱出したゼットは筋肉三倍盛りにチェンジし、ブルトンの触角を引き抜いて真のゼットファイッ!!!

追い詰められたブルトンはゼットをボディプレスで潰そうとしましたが、ランスアローをブッ刺されハンマー投げ、そこから更に師匠三倍盛りに変わったゼットに竜巻閃光斬を受け爆散。

 

最後は打ち上げの片付けをして、日常に戻るストレイジで終わり。

真っ先にバコさんを手伝おうとするヨウコ先輩。

そして夕暮れの空には、謎の黒いオーラが光るのであった…。

 

ここ数話、若干暗いストーリーが展開され今回もそれを引きずった形になりましたが、早めにハルキの悩みを解決してくれたのは良かった点。

まあ全てが解決したというわけでは無いのでしょうが、ポイントポイントを押さえてくれるのは本作の長所です。

それでいて登場怪獣をブルトンにし、映像的にも遊びを入れていたのですが、正直そこまで目新しい描写は無かったことと、バコさんのマグロがそこまで面白い画では無かったので、そこはなんとも言い難かったところ。

 

そのハルキの問題解決ですが、タイムワープしたことで再会したマサルからもたらされるのは少し残念でした。

結局クライマックスでハルキが語った決意は、父親の受け売りでしか無いわけですし。

前回は総集編という形だからだったのかもしれませんが、それにゼットさんがあまり関わってこなかったのも、キャラ描写としては微妙に感じました

まああのシーン自体と役者の演技はとても良かったので、ある程度は満足してます。

 

それと久々に登場したカブラギ=セレブロですが、最近は妙に感情表現が豊かで、最初は猫を被っていたのでは?疑惑。

口ぶりからは、前回登場の際のメダル強奪も計画通りといったような空気を感じ、終盤に向けてどのような動きをするのかが楽しみです。

 

パイロット以来のシリーズ構成コンビでしたが、丁寧かつ仕込みのしっかりした物語を展開してて、やっぱり信頼度は高い。

なので、この作品を最後に吹原さんの脚本が見られなくなるのはとても残念です。

 

 

そんな中で次回、リク君先輩再臨!虚空怪獣出現!!ゼットさん今度は何盛り!!!???