「ウルトラマンZ」は毎話感想を書く体制になっているのですが、他はどうしようと考えている現在。
細かくはできないかもしれませんが、ざっくり感想でもお試し的に。
仮面ライダー聖刃(セイバー)
第1話「はじめに、炎の剣士あり」
(監督:柴崎貴行 脚本:福田卓郎)
「無理だ!普通のホモサピエンスには、聖剣は抜けない!!」
「君の持っているワンダーライドブックと、火炎剣烈火を渡してくれないか?」
新堂倫太郎さんとは楽しく向き合える気がする、そんな日曜朝です。
謎の語り部から始まる冒頭。
語り部の見た目が、某仙人を彷彿とさせるエキセントリックさで「ゴースト」の頃から何も成長していません。
天才小説家であり、子どもに読み聞かせをしている本屋の店長である神山飛羽真(カミヤマ・トウマ)は、異世界で少女を救えずに謎の本だけを手にした夢に悩まされていました。
主人公の居場所が、子どもが集まる場所となってるのは「科学戦隊ダイナマン」要素を感じて、割と好きな空気感。
飛羽真に仕事があって(ヒロインの芽依が担当編集として付き纏っているという補強までできている)社会人として余裕があるという面も、主人公の身元が色々不明だった前作に対して、足元を固めてきたといった手堅さを感じます。
話の方は全体的に説明セリフが多いのと、その内容が分かりづらいせいでどうにも入りこみづらい初回。
「どういう人物が何を考えて、どういった手段でどのような結果が生まれる」という流れが全然入ってきませんでした。
おかげで今回はキャラ見せ程度のような印象。
本を悪用し、親子の間を引き裂こうとしたゴーレムメギド(4本尻尾の王子にあらず)に真っ当に怒りを燃やした飛羽真は、自身の前に現れた聖剣を引き抜くことにより、ソードライバーを得ます。
夢の中で手にしたワンダーライドブックをセットして烈火抜刀!仮面ライダーセイバー・ブレイブドラゴンに変身します。
セイバーのスーツアクターは筆者激推しの浅井宏輔氏。
ルパンレッドのキレキレアクションが、今度は主役ライダーで見られるとなるとワクワクが止まりません。
「物語の結末は、俺が決めるッ!!」
セイバーに追い詰められゴーレムはなんと戦隊構図で巨大化。
怯まず立ち向かうセイバーは、必殺・火炎十字斬で永遠にアデュー。
飛羽真は無事、引き裂かれた親子を再会させることに成功します。
自分が得た力について考えを馳せる飛羽真の前に、ライオンに乗った不審者が現れたところで次回…
と思いきや、いきなりダンス笑笑
なかなかキレのあるダンスだったのですが、カメラワークが悪く見づらかったのが残念。
前作「ゼロワン」が立ち上がりこそ傑作だったものの、全体で見れば歴代ワーストともいえる完成度だったことから、ヒーローの活躍を前面に押し出したといった作風。
かなりゴチャゴチャした初回となりましたが、主人公初変身のみにクローズアップした展開は良かったと思います。
不審者・新堂倫太郎が思わぬ発見だったこともあり、今後を楽しみにしたいと思います。
次回、不審者変身。