うらひろの日記

その場で思ったこと、好きなもの、書いてみます。

ウルトラマントリガー「マイフレンド」

ウルトラマントリガー』

第23話「マイフレンド」

(監督:坂本浩一 脚本:ハヤシナオキ)

「闇の力が、増幅している!?もしや…ヒュドラムの闇を吸収したのか!!」

GUTS-SELECT全員のアリバイ作りのために撮影した記念写真をアキトがにやにや見つめていたところに、カルミラ大先輩の呪術で操られたダーゴンが出現し街を破壊し始める!

「こいつはすげぇ!闇パワーが増大してやがる!」

マルゥル隊員の全くワケの分からない解説が差し込まれる中ファルコンが出撃し、地上に向かったケンゴは変身してダーゴンを止めにかかるも、光と闇の筋肉対決第3ラウンドに敗北し、トリガーの倒れた衝撃で天高く吹っ飛ばされる地上のユナ(笑)

だったが、ヒロイン力判定をミスったダーゴンはユナを受け止め、突如正気へと戻る。


「ユナ、我はお前に…人間に惹かれているのだ!」

内ゲバの激しい闇の一族として女王様の鞭に叩かれるより、強い絆を持つ人間の少女にビンタされる毎日の方が幸せだと気付いたダーゴンは大先輩を見限り、ここぞとばかりにYou,ラーメンの使徒になっちゃいなよ☆と勧誘するケンゴであったが、ただでは首を縦に振らなかった。

「その前に、悔いの無いよう、3000万年前からのケジメを付けさせてほしい!」

ダーゴンは夕闇が迫る中、決闘の時を待ち、そこに現れるトリガー。

「決着を着けるぞ!いざ、尋常に…勝負!!」

ダーゴンの思いを汲み、いきなりトリニティにブートアップ!し本気の勝負に挑むトリガーだったが、その時を待っていたかの如く大先輩は再び呪術発動でダーゴンを洗脳し、決闘の願いすら踏み躙ってしまう。

…てかダーゴン喋りすぎです。

冒頭のセリフだったり、「最後の願いすら踏み躙るのか!」だったり、親切に自身の状況を視聴者に解説するのはいかがなものか。

脚本から滲み出ている演出とキャラ描写への信頼の無さは、本作の致命的な弱点であるなぁと改めて。


大先輩の闇のパワーも加わった闇マシマシダーゴンはトリニティを圧倒する筋肉を身につけており、今日も今日とてあっさり吹き飛ばされて画面から消えるグリッタートリガーエタニティ。

そして艦内待機命令はどうなったのか、悠長に地上で観戦していたユナに迫る、本日2度目の生命の危機。

冒頭の回想シーンでわざわざユナ=ユザレがエタニティコアに繋がる鍵であることに言及してるのにも関わらず、アキトは自分だけナースデッセイに帰還してて案の定ユナのピンチにすぐ駆けつけられないのが本当に知能の低い展開で、全く物語に集中できません。

ピンチの状況を作り出すにしても、自ら設定したシチュエーションに矛盾が発生してるようでは本末転倒です。

「トリガー!そして、強き人間たちよ!我を…カルミラに操られた我を止めるのだぁ!! 我が誇りのために…! 本当の強さを教えてくれたユナを、我が剛力で傷つけないためにぃ!!」

ユナに迫りながらも僅かに残った正気で自身の動きを止めていたダーゴンだったが、ついにその心と身体はカルミラの呪術に覆い尽くされ問答無用の筋肉バトルマシーンと化してしまう。

「……お前も、ユナを守りたいんだな」

脳は筋肉、筋肉は脳、立場を超え繋がった光と闇の筋肉マシマシラーメンズは、今ここに解散の契りを交わす。


「俺に、あいつとの決着を着けさせてください!!」

ナースデッセイがバトルモードを起動し、リブットキーを取り出したアキトは自らマキシマナースキャノン発射を志願。

隊長が何かを感じ取って備え付けの発射口を託すのですが、GUTS-SELECTからしたらダーゴンとアキトの関係は全くといって触れてきてないものであり何の積み重ねも見当たらないので、ノリと勢いだけで任せてしまった感がすごく残念。

ノリと勢いで判断する、というキャラ付け自体は別にいいのですが、これまで割と常識人・まとも寄りな描写がなされてきた隊長に求められるムーヴではなく、積み重ねるべきロジックと、ある程度の理屈はスキップしてもいいというパッションのバランスを測り損ねているようにしか見えません。


「俺もお前と同じだ…ユナを守る!!」

うーーーーーん、「俺と同じだ」という前振りから出てくるのがそんなつまらないセリフでいいのかアキト。

闇の一族に生まれながら人間の強さに惹かれたダーゴン、人間として光になることを求めながらその想いが打ち砕かれ闇を覗かせたアキト…上手く対比させられていれば、物語としてもう一跳ね出来たと思われるのですが。

2人の繋がりがユナを介したものから一切発展することはなく、「ユナを守る」という動機以外に心の共鳴を見出すことができなかった(それを描けてこそ、物語は"劇的"になるワケであって)のは話の流れこそ無難ではありましたが、終盤の盛り上がりを大きく欠いてしまった印象を受けます。

邪魔に入ってきたカルミラ大先輩にかかりっきりのトリガーはまったくの役立たずとなり、リブットキーをブートアップ!したナースデッセイのマキシマギャラクシウム(まさかの体当たり)がダーゴンを貫き、「マイフレンドォォォ!!!」というもはやギャグとしても笑えない断末魔で粉々に砕け散る筋肉巨人。

「何が…"マイフレンド"だ……ウザいんだよ…」


その頃トリニティを完膚なきまでに叩きのめし、ダーゴンの闇を吸収してますます強力になった大先輩は地上をうろついていたユナに迫る!

「あんなに手こずったユザレを、こうも容易く捕獲できるとは…ダーゴンも役に立ったねぇ!」

 

……ひっっっどいセリフ(笑)

 

大先輩、感謝を述べるならダーゴンではなく、本作の脚本家だと思います。

はぁはぁ…これだからやめられねぇ…と大先輩の鞭に打ちのめされ地面を舐めるケンゴの前でユナは連れ去られてしまい、翌日の朝、カルミラはユザレの祭壇にユナを捧げ、3000万年越しに再びエタニティコアへとアクセス!

「ハハッ!アハハハハ……これが、エタニティコアの力…!!この力さえあれば…あたしは神にもなれるッ!!!」

強大なエタニティの力に触れたカルミラの身体は醜く膨れ上がり、大地を裂き巨大な獣の姿となり地上に君臨する。

もはや巨"人"の形すら留めない変化を嬉々として受け入れるのはおぞましく出来上がってて良かったシーン。

「これが、世界を暗黒で覆い尽くす、闇の支配者…?」

「……カルミラ…」

邪神・メガロゾーアが高笑いを上げて、つづく!

 

 

闇の3巨人の中では最も好感度の高かったと思われるダーゴン退場回、最終盤に入りメインの坂本監督とハヤシ脚本がギアを入れてきたといった流れを感じます。

しかし待機命令を忘れ何故か決闘を地上から見学し最終的に大先輩に誘拐されるユナ、カラータイマーが鳴る暇も無くあっさり敗北し消滅するトリニティ、気絶してるユナの手を念力で動かして指輪パワーを解放する大先輩等々、雑な状況設定と、話の流れを重視するためにキャラクターの知能と身体スペックを下げてしまうご都合主義が悪目立ち。

ユナを攫った後に夕方から日中に変わってる描写も謎で、時系列の整理すらまともに出来ていないのか心配になってきます(遺跡が他国にあって時差が生じてる可能性もありますが)。

 

ストーリー面でも人間の強さを認めた敵側の武人キャラが、散り際に強敵を友と認めるというプロット自体は王道で悪くは無かったのですが、前述のアキトとダーゴンの関係性が劇的に変化することはなく、横からの肉付けに失敗していることで何とも気分の乗らない幕引きにダーゴンは晒されることになりました。

またダーゴンのトドメに使ったのが、本作の外的要因の代表でもあるリブットのハイパーキーであり、2話連続でメインキャラの退場に外様の力を使ってしまったことが、本作の魅力を大きく削いでしまってるように感じます。

予想を裏切り、オーソドックスな怪獣スタイルで登場したメガロゾーアはカルミラの変貌も含めて面白かったので、この辺りがまた良い方向に転がると良いのですが果たして。

 

 

次回、スマイルスマイル!!(キレ気味)

ウルトラマントリガー「ラストゲーム」

ウルトラマントリガー』

第22話「ラストゲーム

(監督:辻本貴則 脚本:足木淳一郎)

 


\ピンポンパンポーン♪/

 

 

 

このブログをお読みの方にお知らせします。

 

ウルトラマントリガー』第22話の感想について、いつも以上に激しい内容になることが予想されます。

 


ご不快になられる方が多いと思われるので、それでも読んでみたいという方は引き続き、うらひろの『トリガー』感想をお楽しみくださいませ。

 


以上、お知らせでした。

 

 

 

\ポンパンポンピーン♪/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最ッッッッッッッッッ低。

 

 

 

 

 

 

 


本当に何でこのエピソードにOKが出たのかが全く理解できない。


つい最近トリガーダークとして大暴れしていたイグニスとGUTS-SELECTの関係(信頼と断絶、そこからの再生)をなぁなぁのまま進行させた弊害で両者のぶつかり合いに一切感情が乗らず、既成事実だけをポンポン並べてくる作劇は改善の余地なし。


それだけならまあいつもの『トリガー』なのですが、最も足を引っ張ったのは今回の怪獣枠であるラクリ武者メカムサシンの存在。

イグニスを追う途中で何の脈絡も無く現れたスイッチをケンゴが押す(これもどうかと思いますが)ことで現れたロボット怪獣ですが、見た目そのままに流暢な歌舞伎節を披露する姿が緊張感をブラックホールの彼方まで放り込んでしまいました。

結局イグニスの仕組んだものなのか突如発生した怪異なのかが作中では不明瞭であり、前者だとしたらグリッタートリガーとバトルナースを追い詰める程の実力を持つメカムサシンを何故ヒュドラムとの戦いに使わなかったのか(使うことを選択肢にすら入れてない)という点、後者だとしたら登場があまりにも唐突かつケンゴの足止めをする邪魔者として都合が良すぎるので、不条理な怪異としても成立していないという点が常に引っかかりとして存在しており、色々な意味で化け物みたいな存在。


最終的にメカムサシンの持っていた日本刀をトリガーがトリガーダークに届け、最後のヒュドラム戦を盛り上げようとしてくるのですが、前述の通りイグニスが仕込んだであろうメカムサシン(劇中でアキトが言及しているため、スタッフの中でもそういう認識かと思われます)の武器をトリガーが瀕死になって持ってきても、元はと言えば誰のせいよ?と突っ込まざるを得ない状況になってしまっており、3億5000歩譲ってイグニスは無関係だったと解釈しても、「全く無関係な怪異の所有物が、イグニスにとって最も重要な戦いの武器になる」ということになり、外的要因が物語を動かしがちな本作においてはもはやレベルの低いセルフパロディにしかなりえません。

また、終盤唐突に日本刀といえば『ブルースワット』なのですが、あちらは一応メンバー3人の中に日本刀所有者がいるうえに、ストーリー自体は大真面目に取り組んでいたように見えたので、比べ物にもなりませんね。

いつもだったら引き合いに出して楽しく触れることが出来たのですが……まさか令和の世において『ブルースワット』を超える妖刀使いが出てくるとは思いもよらず。

 

「お友達の声援で強くなるぅ!?ざけんじゃねぇよッ!!」

ヒュドラムもヒュドラムで、序盤こそ3巨人の中では特に魅力的な描かれ方をされてはいたのですが、中盤以降は大先輩の部下Bで留まってしまい、上記のセリフの通り結局その場のノリでヒーローショーのお約束をすごーく嫌な感じで弄ってしまうという最悪なキャラ付けをされることに。

ヒーローショーの重要性について、近年の円谷プロはコロナ禍に遭ったことで痛い程分かっているはずなのですが、そんなところに触れてまで何でこんなメタネタを放り込む必要があったのか。意味不明。

しかも脚本はそんなヒーローショーをよく担当していた足木さん、本当にどうしてしまったのか。

ヒュドラムの断末魔もギャグに寄せてしまったことで「あくまで本人たちは大真面目に戦っているんだ」という面も補強しきれず、ヒュドラムとの最終戦は茶番でしかなかったという結論に落ち着き、同時にイグニスの着地点としても大滑りしてしまう特大級の事故案件。


ちょくちょく良いシーンはあった今回ですが、そんなものを覆い隠すかのごとく内輪受け全開の悪ノリ、意味不明なロボット怪獣登場によって繰り出される支離滅裂な展開、積み重ねを放棄した上に目先のアイデアに飛びついた結果劇的さよりその場の勢いを重視した演出、全てがマイナス方向に作用し、全く楽しめないエピソードでした。

前作からやや感覚が合わないなと感じていた辻本監督…第9話のブチギレ会長は傑作回だったので本作では期待していたのですが、もし今回みたいな演出を続けるなら、作品を見つめる視線はこれまで以上に厳しいものになりそうです。

ウルトラマントリガー「悪魔が再び」

ウルトラマントリガー』

第21話「悪魔が再び」

(監督:辻本貴則 脚本:継田淳

いきなりトリガーが変身したと思ったら前回のバリガイラー戦のプレイバックであり、そしてその戦いが今回の引き金になるというなかなか珍しい導入。


シズマ財団の研究センターで調査が進められていた2つのカプセル、その中にはそれぞれ液状となった青と赤の生命体が封じ込まれていた。

およそ3億5000年前の古文書に記載された内容をさらっと解析しているのですが、桁が違いすぎて超古代文明と同列に出来ないのでは。

バリガイラーの落とした雷によって、封じられながらも活動を再開した青と赤の悪魔のカプセルを保護するべくケンゴとアキトが研究センターに向かい、ユナは待機命令を受けることに。

「先日のような勝手な行動は、許さんぞ」

良かった…隊長が前回のこと忘れてなくて良かった……!!(この程度のことで安心してしまうのが『トリガー』クオリティ)

というか前回爽やかに見送ったバリガイラーの行動が今回になって結構響いてきており、本当に笑顔で送り出して良かったのかあの誇り高き畜生。


ラーメンの使徒が研究センターに着いたと同時に青い液体が突如活性化し、液体から気体、最終的にその姿は青色発泡怪獣アボラスへと変化し、泡を吐いてビルを溶かし始める!

ケンゴは研究員たちの避難誘導に当たっていたが、怪獣に気を引かれていたため後ろから迫る溶解泡に気付かなかったアキトを庇い、泡に取り込まれてしまう…って避難誘導中に思い出したようにアボラスに発砲し始め(研究員の避難が終わってないのに何故か威嚇射撃で気を引こうとしてる謎)、その棒立ちの背中に泡が迫るという構図が色々な意味で間抜け過ぎて、以前も不用意な発砲で生命の危機を迎えていたのに全く反省が見られません。

そうこうしてるうちに雑に放置されていた赤カプセルからも赤色火焔怪獣バニラが解放されてしまい、どうやら昔からライバル関係にあったのか2体の怪獣はビルを破壊しながら取っ組み合いを始める。


「ケンゴが…ケンゴがぁ!!」

アキトが怪獣出現を察知した隊長からの連絡にもまともに応えられなくなっている中、カルミラ大先輩とダーゴンは異世界海底で2大怪獣大暴れをモニタリングしており、「これはまた好都合だねぇ」と混乱に乗じてユザレ誘拐を画策する大先輩は、何故こうも他力本願なのか。

ダーゴンをお使い代わりにしようとし、自身から積極的に動こうとしない主体性の欠如が自身の目的の軽さを裏付けしてしまっており、こういう場面で芯の通ってないキャラ造形が足を引っ張ってきています。

覚醒したユザレの力を甘く見ると痛い目に遭うぞとお使いを拒否するダーゴンと大先輩の間でも軋轢が生まれ始めてきており、仲良さげに絡んでいたのは第7話くらいでしたが、闇の巨人の心はもう一つの場所には無いという状況設定は上手くハマっています。


「GUTS-SELECTの本分を忘れるな!」

通信じゃ何やら分からんとナースデッセイに呼び戻されたアキトは現場でケンゴ救出を志願するも、怪獣を排除することがまずチームのやることだと隊長に釘を刺されることに。

隊長の言ってることはもっともなのですが、緊迫したこの状況で隊員が4人くらい後ろで棒立ちになっているのは、良いんですか隊長。

隊長とアキトの言い合いは監督のツイートからほぼ役者任せで撮ったシーンと明言していましたが(ずり落ちそうなキャップを掴んだのはアドリブとのこと)、直後のシーンでそのアフターフォローがしっかりしてないどころか、むしろ迫真の演技を台無しにしてしまってます。

本職の特撮パートはアボラスとバニラの怪獣プロレスが徹底して描かれ、映像としてはしっかり楽しめましたがそれ以外の適当さは実に天井知らずです。


同僚が説教されている場面を目撃しGUTS-SELECTの本分を思い出したヒマリ隊員はやっとファルコンで怪獣殲滅に向かうも、余計なちょっかいを出したことでむしろ2体の恰好の的となりファルコン、登場から20秒程であっさり撤退

挙句、トリガーがなかなか現れないと情けなく愚痴るマルゥルを叱る隊長、来年の健康診断では胃にも異常が発生してそうです。

「この程度の古文書が読めなきゃ、トレジャーハンターは務まらないってな」

怪獣への対処法を探すべく古文書を解析していたアキトに、前回ユナを密かに助け信頼ポイントを貯めてきているイグニスが見参。

アボラスとバニラは凶暴なだけでなく、倒されると全てを死に追いやる毒の血を放出してしまうという実に悪魔的な特性を持っており、悪戯に殲滅は出来ないことが判明し…バリガイラーの暴走がとうとうシャレにならないところまで侵食してきており、

やはり、前回粉々に吹き飛ばすべきだったのでは。

しかしアボラスの溶解泡はバニラの火炎放射で取り除けることも発覚し、アキトはケンゴ救出と2大悪魔撲滅運動をイグニスに呼び掛ける。

「涙なんて二度とごめんだ。それが自分でも、他人でも…もちろん、地球人であっても」

ケンゴを想うアキトの涙を見たことで、かつての仲間たちとの別れの涙を思い出したイグニスはラーメンの使徒加入テスト参加に快く賛同し、世界よ、

これがヒロイン力だ!!


「お前から取り返した後、気になる部分を改良した。これならきっと、力の制御が出来るはずだ」

イグニスの手錠を解除したアキトは続けて、以前没収したブラックスパークレンスとトリダーキーを徐に取り出し…改良したってことは自分で変身する気満々だったな!!

夜中に1人で掛け声の練習してたなアキト!!(笑)

「未来を染める漆黒の闇、それは俺のことだ…イグニス、お前じゃない!!」(嘘)

冒頭のやりとりでイグニスには未だ懐疑的だったラーメンの使徒からしたら黒スパを微調整していた動機はあまりに謎ですが(機械弄りしたくなる性分といえばそれまでではある)、

「ヘボ発明家のやっつけ仕事か…期待しないでおくぜ?」

「…ウザい」

というやりとりは洒落が効いてて良かったです。

しかし隊長からしたら、2話連続で若手隊員が密かに命令違反を行っており(しかも2人とも会長の身内)、来年の健康診断の結果がいよいよ心配になってきました。


「未来を染める、漆黒の闇!

 トリガーダーク!!」

登場直後のダブルパンチで2大悪魔を開幕KOし波に乗った真トリダーは勢いそのままにスピーディな勝負を展開し、バニラの首根っこを掴んでケンゴを包んでいた溶解泡をバニラ火炎で焼き払う!

光のバリアで守られてたケンゴは溶解泡で溶かされることなく生還し、2大悪魔から足蹴にされているトリダーを助けるべくマルチトリガーにブートアップ!

3000万年の時を越え、ついに肩を並べた光と闇のトリガーは2億7000万年の違いがなんぼのもんじゃぁぁい!と2対2のタッグマッチへと挑み、迫力とスピード感がなかなか見応えのある戦闘。

……にも関わらず、肝心の毒の血関係は「瞬時に灼き尽くす」というよく分からない結論に落ち着き、強引に主題歌を流して必殺技でそれっぽい描写をしただけになったのはかなり拍子抜けで、尺の使い方をミスった感。

じゃあ何を削れば良かったかなぁ…と考えると、

真っ先に浮かぶのがファルコンなのが辛い。


「やつらは互いに助け合い、ますます強くなる。翻って我々は…闇の一族は……」

ダーゴンが誰もいない異世界海底で思いに耽ていた頃、戦い終わったケンゴはテスト合格ということでイグニスとラーメンの絆を育もうとしており、そんな2人の前に命令違反コンビがイグニスに礼を言うためだけにわざわざ現れる。

3人とも新たなラーメンの使徒誕生にすっかり油断してしまっており、密かにブートアップ!した等身大トリダーにユナが連れ去られてしまい、これ以上ないヒロインポイントを稼いだ!でつづく。

 

 

相変わらずどこまで演出プランを立ててるのか不明かつ適当なドラマパートがチラつく回でしたが、前回ほどシリアスとギャグの揺らぎが感じられず、後半は見応えのあるバトルを中心とする展開で、終わってみたら意外と楽しめたエピソードでした。

初代から本格的に復帰となったアボラスとバニラに新しい特色が加えられ、解決法はあっさりしてしまったものの、本作では最も扱いの良い怪獣になったかと思われます。


細かいところではイグニスの涙関連をクローズアップするなら、アキトにしろ過去のイグニスにしろ「涙」の描写をもっと印象的に演出しておけば劇的になったのになぁとは思う所存。

しかしイグニスの軽妙な発言がやや演技の拙いラーメンの使徒とは相性は良く、本作では珍しくキャラ同士の掛け合いで面白いと思わせてくれたのも良ポイントで、あれ、意外と褒めるところが多い(笑)

 

 

そんなこんなで次回、イグニス、死す(嘘予告)

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン1話「あばたろう」感想

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『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』

ドン1話「あばたろう」

(監督:田崎竜太 脚本:井上敏樹

「私は生まれながらの天才だ。漫画の神様に愛されている」

女子高生でありながら期待の新人漫画家でもある鬼頭はるかがマンガ大賞を受賞するという場面から早速、流れるように炸裂する井上節(笑)

はるかはその帰り道で突如怪物に変わったタクシーの運転手に襲われ(今回だけ見てると本当に唐突で謎)、授賞式でもらった花を振り回し抵抗していたところを謎のライダーによって救われる。


「何故花を散らす?花は風に散るもの…或いは人知れず落ちるもの…」

「何、詩人?ここで詩人か?」

直近で80年代戦隊を多く見た身としては、そのイズムが濃く出てるこのシーンだけでもうお腹いっぱいです。

全身水色スーツでハーフ顔の二枚目謎ライダーは腕のブレスを操作して戦闘形態へと変身し、運転手鬼を一刀両断に伏せてから散った花の一輪をはるかの胸に差し、名乗ることもなくその場から颯爽と退却。

「いたんだ…本物のヒーローが…!」

明らかに只事ではない状況において、はるかのときめきゲージが急上昇しており、異常者が出てきたと把握する現実的な目線を持ち合わせていながら、その場で起こったことよりまず自分の感情にひた走ろうとする辺りが実に井上脚本


大賞をクラスメイトから祝福され、その状況に水を差す生徒から守ってくれる彼氏もおり、SNSのフォロワーも増えていることで幸福の有頂天に立つはるかだったが、スマホをいじってただけなのに、突如として現れた黄色いサングラスを身につけてから、見えていた世界が一転する。

「お前…見えるのか?」

茶店の中年サラリーマン、広告塔の美女、デートするカップル…特定の人物がカラフル模様の異人に見え、存在を認知されたことからその異人(しっくり来ないのでもう戦闘員と呼びます)に追いかけられ、人間世界に密かに紛れ込んでおり(しかも大勢)、その存在を認識した人間に敵意を持って襲いかかる戦闘員の描写は《ウルトラ》シリーズに近いものを感じ、更に前作『ゼンカイジャー』で徹底された「見た目の異なる種族との共存」と真っ向から対立することで差別化を図っていき、物語の方向性をスタートから存分に見せつけてきています。


「助けて、マイヒーロー!」

突然服を脱ぎ戦闘態勢に入った戦闘員たちに追い込まれたはるか(ヒロイン志望)の前に、白馬の王子様…ではなくファンキーな銃・ドンブラスターが出現し、銃が勝手に作動してオニシスターに強制変身させられる!

ヒロインになるにもまず、戦わなければ生き残れない!!

意外にも戦闘センスの高めなオニ黄はこれ地形効果も積極的に活用し、戦闘員から逃れることに成功するも、知られざる秘密を知ってしまったことで自身の漫画に盗作疑惑をかけられ、クラスメイトや彼氏からも見放されてしまい、栄華に満ちていた人生は転落へと向かうことに。


「何なに…転落?いきなり…?」

公園で黄昏れるはるかは全ての始まりとなったサングラスのせいにして放り捨てようとするも、既に呪いのアイテムと化していたことでまたも強制装着され、今度は不審な男が檻に閉じ込められている謎の空間に飛ばされてしまう。

「君には4人の仲間がいるが…まずは桃井タロウを探すことだ。

ーーー彼の前で跪き、忠誠を誓え

「彼が君を導いてくれるだろう。そうすれば、失ったものを取り戻せる」

21年前、川を流れてきた桃から出てきた赤ん坊を拾っていた男・陣から戦士認定を受けたはるかは、精神的に結構追い詰められている状態からか割ととんでもない命令をあっさり飲み込んでしまい、疑問を挟むより行動を起こそうとする変な前向きさは実に井上脚本のヒロインといった趣きを感じます。

「あの人だ…多分。私が失ったものを取り戻せるなら、街中を全ッ部探してやる!」

授賞式の夜、自分を助けてくれたバイクの王子様こそ救世主だと考え動き出したはるかだったが、その直前にぶつかった配達員の胸元の名札に、桃井タロウの名が刻まれていたことには気付くことは無く………

うーん、井上脚本!!


一方で、冒頭ではるかに敵意を向けラケットに大量の釘を打っていた元卓球部のクラスメイト・ヨッピーこと吉岡が何者かに取り憑かれたように超人的な力を発揮し、殺人卓球で次々と卓球の強豪を打ち破っていき、食堂で急に勝負を挑まれながらもお盆で受けて立つ高校チャンピオンが逞しい(笑)

「俺はもっと強くなる!もっともっとぉぉ!!」

ヨッピーの卓球に勝つという思念が破壊衝動へと変わるのと同時にその姿は怪物・シソツ鬼と変化し、引き摺られるようにして戦闘員アノーニが出現して人々に襲いかかる!

タロウ探し中だったはるかはまたも強制変身からの移動によって現場へと赴くことになり、変わり果てたクラスメイトからヤクザキックを受けたところに、再び現れる、バイクの王子様ーーー!!


「桃井タロウ様!あなたに忠誠を誓います!だから、ヨッピーを元に戻してください!!」

スライディング跪きで忠誠の重さを表現するオニ黄だがヒロイン力の不足からか邪魔者のように足蹴にされ、そしてその刃はあの日の夜と同じく、人間が変異した怪物へと振り下ろされる。

「ヨッピー!?」

「もういない、消去した」

「何で…あなたヒーローじゃないの!?」

シチュエーションは冒頭とほぼ同じでありながら、数々の難を経験したはるか(と視線を共有している視聴者)の中でその意味が大きく変わり、ヒーローだと思っていた男が理解し合えない異種族であったことを克明に描き出し、戦うべき本当の"悪"は何なのか?という問いかけを鮮やかに促していて流石。

また、行動のきっかけこそ自分のために動いていたはるかでしたが、桃井タロウ(人違い)を見つけたらまずヨッピー救出をお願いする、という行動も嫌みになり過ぎず、前作とは方向性が異なりながらも演出・脚本共にベテランのバランス感覚が光ります。


人の生命を何とも思わないバイク暴君に怒りを向けるオニ黄だがアノーニに阻まれ多勢に無勢となっていたその時、いきなり転送されてくる桃色サングラスを掛けたスーツ姿の男。

ひたすら追い詰められてるオニ黄は桃色=桃井だと超速判断し、今回2度目のスライディング跪きを敢行するもまたもや空振り。

「そんなこと言ってる場合?君もさ、戦士じゃないの!?」

桃色グラス男はツッコミこそ真っ当ながら言ってることは某ジェットマンのそれに近く、相変わらずサラッと出たセリフに狂気を含ませるのが上手です(笑)

アバターチェンジ!!」

桃色グラス男はドンブラスターを自ら起動させ、人間のシルエットからは大きくかけ離れた超細身のピンク戦士・キジブラザーに変身!

「デカッ!てかこいつもタロウじゃないワケ!?」

目的の人物と違うと分かるやいなや「こいつ」呼ばわりを受けるキジ桃が加勢し、賑やかになってきたところを畳みかけるように、鳴り響く祭囃子…踊り子と屈強な担ぎ手を引き連れ、神輿の上に乗ったバイクに跨り参上する1人の男がいた!!


「やーやーやー!祭りだ祭りだ!!

 袖振り合うも多少の縁、躓く石も縁の端くれ…

 共に踊れば繋がる縁、この世は楽園!

 悩みなんざ吹っ飛ばせぇ!!

明らかにその場のテンションを測り損ねている男がまさかの桃井タロウ…?と懐疑的になるオニ黄を横目にバイクから飛び降りた赤い狂気がバイク暴君に斬りかかる!

「さぁ、楽しもうぜ!勝負勝負!!」

「楽しむだと…?この世の人間はどこまで穢れているのか…」

赤タロウとバイク暴君の切り結びはスピード感と復活の浅井レッドのキレもありなかなか楽しめたのですが、尺の都合か短く済まされてしまったのが勿体無かった点。

まあこれらは今後にお預けでしょうか。


「これ以上は我が剣の穢れ…」

ヨッピーに吹き飛ばされていた卓球チャンピオンの金メダルへの渇望を引き出し騎士竜鬼に変化させたバイク暴君は撤退し、どうやら野良鬼に取り憑かれたヨッピーとは異なり、無理やりヒトツ鬼に変えることも出来そうな雰囲気ですが、今後適当に扱われそうで少し不穏。

騎士竜鬼に切りかかられながらもプロレス技でホールドし、アノーニに苦戦する黄と桃をゼンカイギアの連射能力で支援して赤タロウがリーダーとしての器量と実力者っぷりを発揮。

「ザングラソード・快刀乱麻!!」

アバター空間を活かしたファンネル攻撃からの必殺剣で騎士竜鬼を斬り伏せたのも束の間、休む暇も与えてくれずに騎士竜鬼は鬼ング(キング)へと巨大化!


「悪縁は断ち切るに限るぜ!!」

上空に発生した電脳空間のような街で暴れる鬼ング(ビルを破壊すると実際の街にも影響あり)にバイクで単身飛びかかる赤タロウ、そしてそれを見ていた黒いゼンカイザーがジュランティラノを召喚し、そのままドン・全界合体!!

真っ赤なボディと剣を携えたドンゼンカイオーの戦闘はほぼフルCGで描かれ、前作でも特徴的であったCGロボ戦にアバター空間のような描写を取り込むことでロボ戦の違和感を減らそうとする試みが感じられ、未だ試行錯誤の段階といった具合ですが今後面白く繋がってほしいと思う部分です。

騎士竜鬼ングはドンゼンカイオーの必殺斬りによってまたも斬り伏せられ、宿主となった卓球チャンピオンは無事生還し、その力の欠片はリュウソウジャーのセンタイギアとなり黒ゼンカイザーの手に収まることに。

「あなたたちが、私の仲間?」

「あー、その件はまた改めて」

そして戦いが終わって間もなく赤タロウとキジ桃は時間切れとばかりに消失してしまい、オニ黄も足下に落ちていたヨッピーの釘打ちラケットを拾うこともできず、強制ログアウト。

結局桃井タロウを見つけることは叶わず、はるかは溜息を着く一方だった。

「一体どこにいるの?桃井タロウ…」

 

 

 


情報量多いな!!!

 

 

 

 

本日スタートの新戦隊、詰め込まれた要素の整理もしたいことから書き始めましたが、スルー出来ない事項が多すぎてまとめに困ります(笑)

書いていて分かったことなのですが、初回でありながらキャラクターが自ら名乗るシーンが一切見つからず、"桃井タロウ"を探すストーリーとして見ても若干のもどかしさを感じました。


真っ先に抱いた印象として、謎を完全なる謎として引っ張り、事情がすぐには飲み込めないながらもちょっとしたキャラ描写に善性(悪性)を感じさせるよう配慮が行き届いており、情報量の割にエピソードとして完成させられているのが凄い第1話。

メインライターとしては『ジェットマン』以来31年ぶりとなる井上敏樹の脚本ということで直近ではあまり評判の良くなかった印象ですが、1エピソードに求められる情報を漏れなく振り分け、キャラの動向に無理が生じない(それでいて高感度稼ぎも怠らない)筆力はやはりその道を駆け抜けてきたベテランの仕事に相応しく、更にパイロット職人として《平成ライダー》シリーズを長年支えてきた田崎竜太監督の見せ方も相まって、「全く説明が無い第1話」としての完成度の高さは、それこそ初期《平成ライダー》を思い出させる作りに似ています。

その代償として流れるように細かい要素が差し込まれるので、食い入るように見てないとかなり分かりづらく、思ったことや表現したいことを言語化することが要請されがちな現代においてこの作劇がどれくらい通用するかも見どころであり、白倉Pを始めとするスタッフからの時代に対する挑戦状といった側面も垣間見えてきます。


ストーリーとしては戦隊陣営・バイク暴君陣営・ヒトツ鬼と三巴の様相を呈していますが、アノーニ戦闘員がヒトツ鬼に引き寄せられたように見えたかと思いきや途中からバイク暴君に従うような素振りを見せたり、暴君自らヒトツ鬼を生み出したりと相互の関係が気になるところ。

また、赤タロウが縁を結ぶことを重視しているのに対し、アバターとなった仮想の自分にお供がいるという状況が非常に不穏であり、誕生から既に謎に満ちていますが、桃井タロウは個性豊かなお供たちと絆を育むことができるのか。

そして口数が減り、黒い服を身に纏う五色田介人の目的は一体何なのか。

次回を楽しみにしたいと思います。


あとバイクの押出し方が色々と良かったので、今後もバイク押しを続けてくれたら嬉しいですね!

ミラクルスーパーすげぇどすばい

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urahiro003.hatenablog.com

 

お世話様です。

前回に引き続きSMP『ファイバード』シリーズの紹介です。

それでは早速、ファイバードとグランバードのグレート合体をお見せしましょう!

 

「ファイヤージェェェトッ!!」

 

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ランバードが呼んだファイヤージェットがファイバードに変わり、グランバードの脚部がファイバードと合体!


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ファイバードの上半身も変形し、強靭なグランバードのアーマーを装着!


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「フォームアップ!!」

新たな頭部が出現し、合体を終えた最強の勇者が名乗りを上げる!!


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「最強合体!グレートファイバードッ!!!」

合体完了!


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グレートファイバード

ファイバードを核とし、ファイヤーシャトルが上半身と両足追加装甲となって「最強合体」した姿。

火力は大幅に下がるが、ドライアスと互角に渡り合えるパワーと機動力を誇る。

(引用元:Wikipedia

ランバードの腕がそのまま肩キャノンになるという発想が素晴らしいですね。

本編よろしく、2体のロボが合体してるとは思えないくらいスタイリッシュに仕上がっております。というのも…


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そのまま合体させると折り畳んだファイバードの腕(胸辺りの青いパーツ)が目立ち、胸板の主張が激しいことになります。

そこでグランバードの脚部同様、見栄え重視のために腕パーツを外してエンブレムを薄くすることな出来ます。

 

↓before
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↓after
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ここまで厚さが変わります。

当時のDX玩具のボリュームが恋しい方は前者を、スタイリッシュなプラモとして楽しみたい方は後者を、好みによって選べるのはSMPシリーズの親切なところです。


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可動はファイバードをコアとしているため、それなりにダイナミックなポーズを付けられます。

膝(グランバードの胴体部分)も可動するのでポーズ付けが決まる一方、関節が固いので少しヒヤヒヤする場面もあります。


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このように煽りからも顔つきを確認できます。

その真相はというと…


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変形の都合で上下に可動する首部分のおかげですね。

完全にろくろ首です。


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グレートキャノン発射!

胸のウイングが干渉して下に持っていき辛いので、AGE-2ダブルバレットみたいにポーズは決まらないです。


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ファイバード、グランバードと同様に平手の交換手首も付属。

名乗り前のポーズを再現しようとしたのですがなかなか難しい…。


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今度は武器の紹介。

武装合体ファイバードの必殺武器であるフレイムソードを持たせることも出来ます。

そしてこのフレイムソードが…


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パワーアップしました。

DX玩具では余ったフレイムブレスターを剣と合体させ強化させています。

本編ではフレイムソードとだけ呼称されていたみたいですが、媒体によってはグレートフレイムソードとも呼ばれていたとのこと。

そっちの方がカッコいい。


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そして勇者プラモのお約束ともいえる「勇者パース」再現用の剣先が大きくなったバージョンも付属。

パースでなくてもこれはこれで迫力があります。


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「フレイムソード!!」

頑張って再現してみた。

やっぱダメだった。


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剣持用の手首も両手分付属。

落ち着いたポーズの際にすごくフィットします。


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更に余ったブレスタージェット

パーツを組み替え・追加してグレートファイバードに装備させることで…


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このようにシールドに早変わり!

本編での使用は無かったとのことですが、剣と盾を持つことで騎士のようなイメージに変わります。

また、シールドを持ち出すとエルドランシリーズにルックスが寄るなぁとも思ったところです。


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手に持つだけでなく、腕に装着するガンダムタイプでのシールドにも出来ます。

普通にカッコいいので本編でもやって欲しかったですね。


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更に更に、先程当時品の話に少し触れましたが、ファイバードの方で余ったこのパーツ群にもしっかりと出番が用意されています。

これらを組み合わせることで…


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当時品に近いグレートフレイムソードを再現可能!!


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見た目重視のソードに比べ、刀身以外のボリュームは大きく違いますね。

こういうアイデアはハッタリが効いてて大好物です。


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フル装備でドライアスに挑め!!


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恒例のサイズ比較。

今回はもちろんグレート合体からということで、コトブキヤグレートエクスカイザーと、初代&二代目のグレート合体勇者同士。

他社製品とはいえ、まあまあ身長が違うので少しびっくりしました。

2体合体していながら、エクスカイザーと並んでも違和感がほぼ無いのは素晴らしいですね。


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同社製品スーパーミニプラのスーパーファイヤーダグオンと比較。

全体的な高さは同じですが、後発ということもあってバランス面ではグレートファイバードの方が良さげです。


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ボリュームに関しては武装メカが合体に絡んでない面からもダグオンの勝利です。

まあこれは良し悪しというより、好みの問題ですかね。


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最後は現状筆者の持っているグレート合体勇者フル装備でフィニッシュ!!

トライアングルクリスマスビームのボリュームよ。

 

以上、SMPジェット合体グランバード及び最強合体グレートファイバードの紹介でした。

良いところを中心に進めていきましたが、ポーズを付ける際に別のパーツが動いてしまったり、やたら関節が固かったり、個体差なんでしょうがファイバードの腰部分のジョイントがグレート用の腰とあまり合わなくてすぐ外れてしまうなど、若干のストレスが付き纏うキットでした。

それでもグレート合体の機構を出来る限り再現しつつ、劇中でのスタイルに近い立体化を実現できたのは技術の進化を感じられて良かったです。

 

さて、『ファイバード』シリーズはもう一つ控えているのですが、現在組み立てるタイミングを窺っている状況。

SMPは組み立てるだけで指が死ぬからなぁ…万全の状態の時に、進めたいと思います。

 

今回はここまでです。

それでは。

 

 

 

 

 

 

「人間共よ、よぉーく聞け!!」

 

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※アクリルのやつは別商品です。

ウルトラマントリガー「青いアイツは電撃と共に」

ウルトラマントリガー』

第20話「青いアイツは電撃と共に」

(監督:辻本貴則 脚本:継田淳

ユナの中で覚醒したユザレの力を大先輩より先に得るべく、ヒュドラムは電撃獣人バリガイラーを宇宙から招聘。

「実は、ある少女を誘拐してほしいのです」

お巡りさん、こっちです。

更にヒュドラムは稀少な彗星まんじゅう(ネーミング的に何だか不穏)を1000年分進呈するという大盤振る舞いを見せ、あまりにも気前が良すぎることから俊敏策士がロリコンに目覚めた…?とさすがに訝しむバリガイラーはただの馬鹿ではないみたいで、少しホッとしました(笑)

「あかん!ユザレはあかん!」

大昔に地球を攻めたバリガイラーは邪悪パワーによって見事返り討ちにされており、宇宙に轟く地球星警護団リーダーの悪名!!(違う

「今度の戦いは頭を、いや…お・へ・そを、使うのです」


そのユザレ=ユナはと言うと先日のキリエロイド戦の翌日いきなり倒れてしまい、もう3日も目を覚ましてない状態に陥っていた。

キリエロイドとの戦いによってユザレが完全に目覚めた…って、う、うーん?ユザレが目覚めたのは3巨人からトリガーを守る時では無かったか?

「戦いの翌日に倒れた」というシチュエーションもセリフだけで聞いてても違和感しかありませんし、前回で実はそういう流れがあったけどやむなくカットされたか、あるいは変更でもあったりしたのでしょうか。

「ユナ1人で背負うには、あまりに大きな運命だよね…」

エタニティコアに繋がる鍵であるユザレとしての宿命を背負ったユナの悲劇性とそこから来るヒロイズムを描写したい意図は分かりますが、本作の世界観において「ユザレとは何か?」という視点が欠如してしまっているため、ユナの背負う運命がどのように重いのか測り知れません。

『トリガー』世界においてユザレが一般にどのような認識で語られているのかを描いてこなかったおかげで、「ユザレを背負うことは辛い」という事実が客観的な視点で裏打ちされておらず、内輪で(言ってしまえばメタ的な目線で)勝手に不安を煽ってるだけにしか見えません。

序盤から感じていた違和感ではありますが、「シズマユナ」というキャラクターは"ユザレである"という基礎の下に設計されており、それ自体は悪いことではないのですが、だったら前半で「ユナ」としてのキャラクターをもっと全面に押し出せば覚醒後との対比を明確にできたのではないかと。

しかし本作前半で目立ったのは、度重なるイベント消化による皺寄せとしての細かい描写の不足であり、前半のユナはここぞの時に会長の受け売りしか話せなかったため、独自の信念が感じられないまま運命を背負うことになってしまい、セリフの割に背負う方も、背負わせる方も、荷物を軽く考え過ぎです。


「ユナは守られる一方のか弱い存在じゃない。俺にはそう見えるけどな…」

僕たちには守ってあげることしかできない…と力強く心のクロスタッチを交わすラーメンの使徒たちであったが、そこに出入自由な独房を抜け出したイグニスが茶々を挟み、ラーメンの絆、脆い。

そんなタイミングでユザレを引き摺り出すためにバリガイラーが街を破壊し始め、撃退に向かうファルコン。

「お前なんか呼んでへんわい!」

ファルコンが適当にバルカンを撃った後、地上にいたケンゴがブートアップ!してバリガイラーと一当たり。

バリガイラーがユザレを挑発しながら街を破壊→ファルコン到着時間を問う隊長→ファルコン到着→関西弁の怪獣にヒマリがリアクション→ちょっと攻撃した後にケンゴ変身という流れになっているのですが、ファルコンの到着を待ってケンゴがすぐ変身しないのが不自然であり、これなら隊長の「ファルコンの到着時間は?」のシーンを挟む必要は無かったと思います。

ケンゴがファルコンを信頼していてギリギリまで手を出さないでいた、と考えることも可能ですが、そのファルコンへの信頼はこれまでに1ミリも描かれていないどころかどういう目線を向けてるのかも不明であり、ヒマリに「こいつ何やねん」を言わせたいだけのために余計なシーンを挟むことで少なくともこの場面では見ないフリをしても良かった本作の初期設定のミスを見事に炙り出してしまっており、挙句トリガーが登場してからはそのファルコンが行方不明になるというお粗末っぷりに目眩がしてきます(正面からドアップで映されるヒマリ隊員も全く可愛げが無く、役者が可哀想)。


平成顔の令和ウルトラマンに一発食らったことで昭和2期魂に火が着いたバリガイラーは、伝統の相撲で決着を付けるべく工事現場の盛り土を塩のようにして街という土俵に振りまく(このアイデアは面白かった)。

相撲といえば筋肉、筋肉といえばパワータイプにチェンジし文字通り相手の土俵に乗るトリガーですが、急にエピソードの雰囲気を転換したことで先程までの緊張感はどこへやら。

トリガー山とバリの富士の一進一退の取り組みは土俵際での争いの末、マワシを取ったトリガー山の上手投げでごっつぁんとなり、真正面からパワー負けしたバリの富士は奥の手として地上任務に当たっていたアキトをおへそに吸収し人質にする!

ユ、ユナ…!ユザレの覚醒によって元々低かったヒロイン力がますます低下しているぞユナ…!!

「さあ、お仲間のピンチやで〜早よ出てこんかい、ユザレぇ〜!!」


人質を取って踊り出したバリガイラーに対し手が出せずボーっと見ていたパワートリガーが光の輪に拘束されえらく間抜けな経緯で反撃不能になっていた頃、ユナが目を覚まし現場に出張を申し出るも、「その肩には地球の運命が懸かっている…君の身の安全を守るのは、我々の責務だ!」ユザレ遺伝子防衛のために隊長から却下を食らってしまい、ヒジリ隊員はこのまま見捨てられてしまうのかな…と医務室で待機していたところにイグニスが現れる。

「行けよ、助けたいんだろ?」

空飛ぶ箒をこっそり渡されたユナは単身、ヒロインアキトの救出に向かう(え?

イグニスの行動にはメツオーガ回で見せた仲間への意識も働いて説得力はありましたが、どうやら自らの心にタップしたことで、リブット信仰を切り拓いたのはケンゴだけでは無かったみたいです。


緊迫した状況と全く釣り合いが取れていないバリガイラーとパワートリガーの第2ラウンドが繰り広げられる中、臨場したユナがバリガイラーの前に立ちはだかり、おへそに吸収され「ユ、ユナとおへそに二人っきりに…!!」とはならず代わりにポイ捨てされるアキトが少しだけ哀れ。

「エクセレント!さぁバリガイラー、さっさと引き上げましょう!」

ユナを拉致ったところでヒュドラムがしゃしゃり出てきましたが、おへその中で邪悪遺伝子を発動したユナはバリガイラーの心に強制タップし、まるでウルトラマンのインナースペースのような空間でいきなりの説得フェーズに突入。

「バリガイラー…あなたの姿は、ユザレの記憶の中で、すごく鮮明」

「あ、ユザレ!?」

「あなたは乱暴者だけど、戦士としての誇りがあった」

説得力の一切無いフォローがバリガイラーに入りヒュドラムの企みの末に永遠の虚無が訪れるから彗星まんじゅうの望みが果たされることは無いことを追求。

「空に疾る美しい雷も、耳に轟く雷鳴も、全てが永遠に消え去ってしまう」

「な、な…何やてぇ!?」

「むっちゃ騙されてんやでぇ…

フフッ…あははははは!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

……そう来たか。

 

 

 

 

 

 


ヒマリ隊員のリアクションで布石は打たれていましたが、世界観を壊すとかいうレベルでは収まらない大・大・大事故。

第一にヒュドラムの目的は視聴者目線からも語られていなかったはず(カルミラの目的は一応ありましたが、道を違えたはずのヒュドラムが同じ動機を持っているとは思えない)で、何故ユザレ=ユナがそれを知ってるのかが謎であり、それに加えてバリガイラーに対し「ヒュドラムの目的は永遠の虚無だから、お前は騙されているぞ」という納得度の薄い論理を強引に叩きつけて、とんだひっくり返しだ!みたいなテンションで描かれてもエピソード内で成立してない論理に?マークが消えることはありません。

おまけに今回、あえてシリアスとギャグをごちゃ混ぜにしたような演出を取っているように感じるのですが、シーンがツギハギになって展開に無理が生じているためバランスが取れておらず、前回との繋がりが微妙な点からも、脚本家が真面目に書いた脚本を演出方面で勝手に上塗りしたギャグで誤魔化しているのでは。

バリガイラーの方もヒュドラムに操られたとかではなく、腕っ節で負けてからは自身の能力を活かして搦手を使っているのが明らかなので、誇りのある戦士と評してたユザレの節穴っぷりも急加速しており、元の脚本が悪かったのか演出の都合で色々捻じ曲げた結果なのか、いずれにせよ監督がストップをかけるべき内容かと。

ほとんど推測なので話4分の1くらいの気持ちで書いてますが、「関西弁の怪獣に関西弁で説教したら面白くね?」という魂胆が見え見えで、全く笑えない場面でした。


その後のクローを手にしたパワータイプVSヒュドラムは珍しいマッチアップで良かったですがあっさり終わってしまい、騙されたことに気付いたバリガイラーの協力によってユナを救い出し、トリニティのエタニティゼラデスでヒュドラムは撤退を余儀なくされましたとさ。

「私は自分でこの運命を選んだの。これからも一緒に戦っていこう、皆の笑顔を守るために」

ほとんど役に立たなかったラーメンの使徒2人にもにこやかに声を掛け、自己犠牲の精神が高まったことでヒロイン力より主人公力の方が強まってきたぞユナ…!!

そんな光の3バカトリオの前に、やけに爽やかになったバリガイラーが等身大で出現。

「ユザレぇ!お前えらい変わったなぁ、強いだけやのうて、めっちゃええ仲間に囲まれとるやん

え?地球星警護団は仲間じゃなかったの??

もしくは、1人で活動してたのに警護"団"名乗ってたの???

何だろう…イマジナリーフレンドみたいな仲間がいっぱいいたのでしょうか……やっぱりすごく怖いよ邪悪遺伝子…。

どう見てもタチの悪い迷惑怪獣だったバリガイラーをこんな爽やかに見送っていいのか、というところでつづく。

 

 

エピソード単位で矛盾してる発言の数々、中途半端で面白くないギャグ、行方不明になりそのまま忘れ去られるGUTS-SELECT等々、これまでに比べても看過できない粗が目立つ、見どころほぼ無しの残念回。

太陽の鼓動

お世話様です。

 

エピソードZ公開の前に『トリガー』感想をまとめておきたい今日この頃、そんな時はプラモを作らなきゃと意気込んでしまうものです。

そんなわけで本日はこちら。

 

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SMP [SHOKUGAN MODELING PROJECT]

太陽の勇者ファイバード』2

ジェット合体グランバード

 

urahiro003.hatenablog.com

↑昨年発売された武装合体ファイバードに続き、ファイバードのもう一つの姿・ランバードがSMPにて登場。

『ダグオン』同様色々すっ飛ばしての2号ロボ登場ですが、グレート合体も出来るということでとても楽しみにしていた一品。


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外箱もいつも通りクールに仕上がってます。

テンション上がるなぁ〜


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ファイバードと同じく分割販売された物を合わせて完成となる"食玩"。内訳は

・ファイヤーシャトルA

・ファイヤーシャトルB

・ブレスタージェット

の全3種。

毎度のことながらランナー数多い。

そしてSMP恒例の「パーツ合わせで指が数日使い物にならない」無事達成しました。

苦労を乗り越えて組み立てたグランバード、まずは構成するマシンごとに見ていくとしましょう。

 

「ファイヤーシャトォォォル!!」

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ファイヤーシャトル

大気圏外用の輸送機で、大気圏内での飛行も可能。

本来は、大気圏外でのレスキュー用に作られたスペースプレーンであり、ファイヤージェットがドライアスとメカ獣の攻撃で大破した際、ファイヤージェットより宇宙エネルギーを移し変えることで調整を行い、同時にグランバードへの変形機構も追加された。

出動時には研究所の裏山に秘匿された格納庫から打ち上げられる。

(引用元:Wikipedia

スペースシャトルにしては少々平たい印象です。

パーツのハマりが悪く、分割線が前面に出てしまうのがちょい残念。


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裏面、ファイヤージェットと違いランディングギアが無いので、着地状態でのディスプレイはやや強引に。


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ロボット時の可動の恩恵でキャノンを動かせます。

キャノンはシルバーで塗装してあり、発色が良くとてもキレイです。

シャトル状態ではほとんどギミックが無いので、早速変形させていきましょう!


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シャトルの機首を開くことで足が出現。

SMP独自の解釈ということで、機首は一度外してから両腿に取り付ける方式となっています。


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上半身変形。

先程のキャノンをカバー開けてひっくり返すと拳が出現します。

勇者ロボの伝統的ギミックです。


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背中は当時のDX玩具同様にグレート時のパーツが丸見え(笑)

同じような仕様のパワーダグオンにはモールドを隠すカバーが付いていたので、今回そのまんまなのは何だか寂しいですね。


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火鳥勇太郎がアンドロイドの姿となり、シャトルの胸部に合体!

火鳥がポロポロ落ちまくる前回のファイバードと違い、しっかりとホールドできるよう改善されていて良かったです。

そして胸部のウイングが開き、変形完了!

 

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「チェンジ!グランバード!!」


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ランバード

人型に変形したファイヤーシャトルの左胸に、アンドロイドモードの火鳥が合体した姿。

肩部、大腿部に燃料タンクを内包し、拳の強さはファイバードの1.5倍もの威力を誇る。宇宙空間ではドライアスと同等の機動力を有する。

(引用元:Wikipediaより抜粋)

ファイバードと比べ力強くマッシブなスタイルで、設定面から見てもパワー特化な様子。

主人公のもう一つのロボット形態という点も、ドラゴンカイザーやパワーダグオンと共通してて好きな設定です。

グレート合体に絡む2号ロボのタイプは色々とありますが、それらからシリーズの変遷を追いかけるのも面白そうですね…勇者シリーズ全部見てないけど。


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「今度はこのグランバードが相手だ!!」

腕と脚の可動はなかなか優秀で、マッシブなスタイルと相まってダイナミックにポーズが決まります。

ファイバードと同じく交換用の開き手首も付いているので、ポージングにも表情が付けられます。

しかし変形の都合で腰可動が無く、少し自由度が下がってしまってます。


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シャトルの機首が大きくプロポーションの崩れが気になる人のためのギミックとして、パーツの一部を外して脚をスッキリさせることができます。


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プロポーションも格段に良くなりました。

ただマッシブさが減じて少し寂しい気もします。


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1号ロボ・ファイバードと比較。

細身で縦長、太ましく力強い、対照的なデザインによって棲み分けされています。


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上半身アップ。

頭の位置は大体同じくらいです。

ファイバードは顔が小さ過ぎてややアンバランスでしたが、グランバードは変形に絡まないこともあって良いバランスで作られてます。

 

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「ブレスタァァァジェェェットッ!!」


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ブレスタージェット

ファイヤーシャトル支援戦闘機。グランロケッターで砲撃する。

ファイヤーシャトルの後部に合体することが可能であるが、劇中では最後までこれを行わなかった。

(引用元:Wikipedia

フレイムブレスターと同じ武装用の戦闘機。

薄っぺらいです。


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グランロケッターの砲門はパーツの色分けで再現されています。

ギミックはこれくらいしか無く、クリアパーツでコクピットを再現できたフレイムブレスターと違いややしょっぱい出来。


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ファイヤーシャトルの後部に合体し、武装ファイヤーシャトル(説明書記載)。

先程の説明の通り、本編では未登場とのことです。

それでは今度こそロボでの合体と行きましょう!

 

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「フォームアップッ!!」

ブレスタージェットがグランバードに重なるように合体!


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「ジェット合体!グランバードッ!!」


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ジェット合体グランバード

ランバードがブレスタージェットを、兜と胸部装甲として合体した姿。

作中ではグランロケットは背部に折りたたまれており、ミサイル発射時は肩後方に展開するギミックがある。

武装合体ファイバードと同様に、合体前の名で呼ばれる。

合体前は少しスッキリ気味だった上半身にアーマーが付いてバランスが良くなりました。

背面は相変わらずです。


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こちらも武装合体ファイバードと同じく頭部の交換が可能。

凛々しい顔つきでカッコいいのですが、スミ入れ無しだとメリハリが無い印象です。

あと肩のグランロケッターが干渉して、若干動かし辛い。


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「グランキャノン!!」

専用武装の大型キャノンを装備。

2号ロボでキャノンはバクリュウオーを思い出しますが、マッシブなロボにはキャノンが似合います。


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両手持ち…出来そうで出来ない(笑)

うーんこのキット見た目はそこまで悪くはないのですが、肝心なところに手が届かない感。(直前に作ったのが可動優秀なコトブキヤジェイデッカーというのもあります)。

 

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正面から見ればカッコ良くなるけどね!


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武装状態でファイバードと比較。

スタイルの違いも相変わらずで良いツーショットです。


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武器を持ってポーズ!

剣とキャノン、個性が引き立ってますね!


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2号ロボ同士ということでスーパーミニプラのパワーダグオンと比較。

背の高さは同じくらいですが、3箱分で完成するグランバードの方が全体的にボリュームがあります。

その分パワーダグオンは可動域が広くスタイルも良くまとまっているのが特徴で、皆違って皆良い。


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最後は煽りのポーズで。

プロポーションは悪くないのですが、可動キットとしては少し今までのスーミニやSMPと劣るといったところでしょうか。

それでもカッコ良く見えてしまうのは勇者ロボが持っている魔力なのですきっと。

 

今回はここまで。

次回はグレート合体を披露するのでお楽しみに。

それでは。

 

 

「ファイバード!もう遠慮は無用だ!!」

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