うらひろの日記

その場で思ったこと、好きなもの、書いてみます。

ウルトラヒーローズEXPO ニュージェネレーションワールド 写真レポート③

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ウルトラヒーローズEXPO

ニュージェネレーションワールド

IN東京ソラマチ

写真レポート③

 

 

4月に突入したぞぉぉぉぉぉ!!!

ニュージェネワールドも残りわずかだぁ!!!

行くぞぉぉぉぉぉ!!!!!

 

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最終3日間にして多くの新戦士が名を連ねるショットのスケジュール。

何と言ってもこれまでトリガーで唯一登場して来なかったスカイタイプがやっとの登場であり、逆に開催中満遍なく登場していたパワータイプが1回のみとなったので、これらを逃さないように休みの都合も何とか付けてきた筆者であります。

そうですね、安定の全日出動です。

1日ごとにその出会いを振り返っていきましょう。

 

4/1(金)
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新年度の初日で、平日であったのですが休んでまで来てしまいました。

この日はガッツリ予定を空けていたので、禁断の①②③全部の回参加を敢行しております。

それでも会いたいウルトラマンがいるんだ…!

ウルサマに比べて入場料安いから全然苦しくないんだ……!!


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司会のお姉さん案内のもと、筆者にとってこの日初回登場のヒーローにパワーを送りましょう!

 

 

ウルトラチャージ!!

 


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(ちょっと透けてる…)

 


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\キュピーン!!/

!!!???

何だこの美しいシルエットは!?


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こ、こっちに来るぞ!!


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やって来ました!

ウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロ!!!

『ウルトラギャラクシーファイト』で色々驚きの初登場を果たした、ウルトラマンゼロの最強最終形態がウルトラショットに登場!


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ピシーン!とポーズ。

ウルティメイトゼロに比べて金の部分が増えたことで、聖騎士みたいな印象がより強まったと感じますね。

 

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こっちを向いてフィニッシュ!をいただきました。尊い

(指がちょっと映っちゃって本当に申し訳ございません…)


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立ち尽くしている姿も美しいですが、サービスを振りまくゼロ師匠も本編では見られなさそうな姿なので嬉しいですね。


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突如視線をくれるんですよね(自分だけに、ではないと分かってます…多分)。


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ガッツポーズからの素立ち。

緩急の使い分けが上手です。


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「さて、そろそろ行くか!」


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「ウルトラショット…」


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「スタートだ!!」

背景が市街地になりましたが、今後この姿で地球に降り立つことはあるのだろうか……期待して待ってます!

 

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ツーショットをいただきました!

筆者はポーズに困って変になってしまいましたが、ゼロ師匠はカッコ良く決めてくれて感謝です。

あと、近くでお見かけするとシルバー部分がすごくキラキラでした。

ありがとうございました!!

 

 

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ゼロ師匠との出会いを遂げ、そのままのテンションで直後の回に突入した筆者。

当イベントでは初登場のあのヒーローにエネルギーを送りたいと思います!

 

 

ウルトラチャージ!!

 


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「天空を翔ける、高速の光!!」

 


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ウルトラマントリガー!

スカイタイプ!!


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トリガースカイタイプがやっとの登場となりました!


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スカイにしては若干太ましい気がしますが、多分気のせいでしょう。

お手振りが優しいです。


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頷くトリガー。

 

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さあ、僕とスマイルスマイルで宇宙の一部に…ではなく一緒に写真を撮ろう!!

 

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お友だちが多かったことからフォトセッションは無く、そのままショットに向かうトリガー。


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立ち姿が逞しいです。


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スパークレンスにスカイキーをセットしてツーショットを撮らせていただきました!

力強いガッツポーズをいただいております。

ありがとうございました!

 

 

午前の回が終わり、連チャンで②の回に入場。

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ふれあいステージはバロッサ星人さんでした。

よく喋ってました。

 

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本日2回目の入場、やってきたヒーローは誰でしょうか?

エネルギーを送りましょう!

 

 

ウルトラチャージ!!

 


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「勝利を掴む、剛力の光!!」


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ウルトラマントリガー!

パワータイプ!!

 

 


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\ニョキッ!!/

 

!!!???

 


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サークルアームズ!

パワークロー!!


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ニュージェネワールドには何回か登場していながら今回が初対面となったパワータイプ、ここに来てまさかのサークルアームズ持ちとはお見それしました!!


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凛々しく佇み、豪胆に手を振るパワートリガー。

デザインの良いトリガーの中でもパワータイプは特に好きです。カッコいい。


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力強いガッツポーズが似合いますね!

武器を持ってるのでその分ポーズの自由度は下がってしまってますが、サークルアームズがピカピカなのでヨシとしましょう。


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こっちを見るトリガー…

まずはヒーローショットをいただきます!

どんなポーズが出るかなワクワク…

 

 

マキシマムブートアップ!!

 


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デラシウム!

ローインパクト!!

必殺技ポーズが決まりました!

気分はすっかり第2話のダーゴンです。


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戻る姿もパシャリと。

せっかくなのでツーショットもいただくために2周目を敢行。

 

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こちらはスパークレンスを持って挑んだのですが、フラッシュの光でキーがよく見えなくなってしまいました…。

それでもシンメトリーみたいに、なっててこれはこれでヨシ!

大満足のショットでした!!

ありがとうございました!!

 

 

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②の回はパワータイプおかわりの影響を受け、1人だけでそそくさと撤退。

引き続き本日3回目の入場です。

今回お会いするヒーローは以前にも出会っておりまして、ちょっとした変化を期待してのおかわりとなります。

なので若干あっさり気味ですが、パワーを送ってヒーローを呼びましょう!

 

ウルトラチャージ!!


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ブートアップ!

グリッターゼペリオン!!

 


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グリッタートリガーエタニティ!!(2回目)

うーーーんグリッターブレードは持ってこなかったかー(笑)


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それでも相変わらず金ピカのボディが虹色の背景に映えること。

いくらでも眺めていたくなる美しさを持ってます。


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力強く頷いてからのガッツポーズ!

本編でももっと活躍してるところを見たかったなぁ…


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それではウルトラショット、スタート!

今回は意を決してツーショットに挑みました!!

 

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いい感じです!

この日はスパークレンスの他にグリッターブレードも持っていったのですが…いや!何も聞かないで!!

ツーショット撮れたので良かったです!!

ありがとうございました!!

 

 

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続いてその日の最終枠。

平日ながら多くの来場者が集った光景に、司会のお姉さんも驚いております。

今回は去年のニュージェネワールドにも来ていたヒーローなのですが、タイミングが合わず一度もお会いできてなかったんですよね……

1年分のエネルギーを込めてパワーを送りましょう!!

 

 

ウルトラチャージ!!

 


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纏うは真!

 不滅の真理!!」

 


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ウルトラマングルーブ!!!

湊兄妹が一つとなったニュージェネ最強ウルトラマンの一人、グルーブとやっとお会いできました!!


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融合素体にグリージョが加わったためか、振る舞いに女性的な動きが見られるのが面白いウルトラマンです。

この時一緒にいたフォロワーさんに聞いて初めて知ったのですが、単純な開き手ではなく人差し指を曲げていますね(ハッピーを意識?)。


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あちらこちらを向くグルーブ。

たくさんいる来場者に目線を向けようとしてくれてます。優しい。


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「皆の応援が力になる!」的な。


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ガッツポーズからの強い頷き。カッコいい。

段々と語彙力が忘却の彼方に放り去られていきます。


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それではウルトラショット、スタート!

まずはヒーローショットです!

どんなポーズが出るかなソワソワ…


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グルービング光線!!!

光線ポーズをいただけました!

左手がグーなのもここで初めて知ったとです。

 

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運良く周回できたのでツーショットもいただきました!

フォロワーさんのおかげでちゃんとしたポーズを取れて良かったです。

昨年のレイガと合わせて劇場版ウルトラマンも今後狙っていけたらなと思います。

どうもありがとうございました!!

 

 

以上、4/1分のウルトラショットでした。

写真がかなりの量になってしまったので、今回はここまでとさせていただきます。

 

残り2日分、スケジュールは既に発表されていますが果たしてサプライズはあるのでしょうか。

お楽しみに!

 

 

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↑おまけ

4/1発売の『エピソードZ』の場面缶バッジ。

個人的に大勝利なラインナップです。

ウルトラヒーローズEXPO ニュージェネレーションワールドIN東京ソラマチ 写真レポート②

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ウルトラヒーローズEXPO

ニュージェネレーションワールド

IN東京ソラマチ

写真レポート②

 

お世話様です。

前回に引き続きニュージェネワールドの写真レポートを進めていきます。

urahiro003.hatenablog.com

 

今回は登場ヒーローは少ないながら写真は多めとなっているので、特定のヒーローの色々な場面を中心に見せることになるかなと思います。

それでは見ていきましょう。

 

 

3/28(月)

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チケット2枚目を解禁した28日。

③の回にて気になる方々がいたので、お会いしてみることにしました。

 

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ふれあいステージにはババルウ星人が登場。

ショットに並ぶ都合で遠くから写真のみ撮らせていただきました。

今回のふれあいステージではマグマ星人ババルウ星人の他にもバロッサ星人が登場しているという情報もあるので、また来場した時に一目お会いしたいところです。

 

ステージを少し見てからそそくさとショット待機列に向かい、運良く前から2番目というポジションに入ることができた筆者はスマホを構えながら次のヒーロー登場を待ち侘びていました。

それではいきましょう。

 

 

ウルトラチャージ!

 


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ゼロ!ウルトラマンゼロ!!

マント装備だ!!

 

昨年初めてお会いして以降ウルサマでミートザヒーローに参加できたりなど、何かと縁のあるマントゼロ師匠とまたもお会いできました。

最初は違和感があったマント姿もすっかりサマになってきましたね。

出てきた瞬間から大きな拍手が起こりました。

 


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そこでもっと拍手を求めるゼロ師匠(笑)

俺様ムーヴが似合いますね。

 


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「もっと!もっと頂戴!」

 


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(惜しみなく巻き起こる拍手)

「う〜ん…」

 


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「…いいじゃないか」

チラッと見せる横顔がセクシー。

 


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カッコいいのも若干カワイイのも、ポーズひとつひとつがどれを取っても決まりまくってますね。

 


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控えめに「フィニッシュ!」

 


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ふとこうやって横顔見せるんですよね。

ずるいですね。

角度によって色々な表情を見せてくれるので本当に味わい深いイケメン顔です。

 


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ショット開始前、3カウントのフォトセッションが挟まります。

 


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「お前ら、準備はいいな?」

指差し確認を怠らないゼロ師匠、ヨシ!

 


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「ヘヘッ…」

鼻をこするような仕草を見せ…

 


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まずは1カウント目のファイティングポーズ!

ビシッと決まってます!

 


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2カウント目、華麗にマントを翻し…

 


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「2万年早いぜ!!」

3カウントが決まりました!!

いずれもキレッキレです!!

 


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ポーズがしっかりと決まりご満悦のゼロ師匠。


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「チラッ)どうだった?」

最高です!!!


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「さあ、勝ちに行こうぜ」

フォトセッションが終わりウルトラショットに移行。顔が半分隠れても大変クールです。


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「よーし、ウルトラショット…」


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「スタートだ!!!」


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スタートの瞬間までカッコいいよゼロ師匠!!

ということで、この日青い服を着ていたのはゼロ師匠とツーショットを撮るためですね。

ゼロアイ持って横に失礼させていただきました。


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おおおおお腕組みポーズ!!!

それを待ってたんですよゼロ師匠!!

 

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というのも筆者、何故かウルトラマン、特にウルトラセブンの腕組みポーズに愛着を持っておりまして(多分レッドマンのせい)、ウルサマでセブンゼロ親子がマントを羽織ってやってきた際にもこのポーズを取らせていただいてました。

セブン大大師匠に腕組みしていただけていたのでこれだけでも大変満足していたのですが、計らずとも今回のニュージェネワールドにてゼロ師匠からも腕組みをいただけました。

至れり尽せりだよ…マントゼロ師匠には数回お会いしてますが毎回色々な方法で満足させていただいていますよ……もちろん、キーホルダー付の写真を買わせていただきました。

またお会いしましょう!

ありがとうございました!!

 

 


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引き続き③の回最終枠に参加。

ゼロあるところに最後の勇者あり、その日最後のウルトラショットを飾る戦士の名をご唱和!……は出来ないのでパワーを送って呼びましょう!!

 

 

ウルトラチャージ!!

 


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「闇を飲み込め!黄金の嵐!!」


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ウルトラマンゼット!

デルタライズクロー!!!

 

アルファエッジと同様に『エピソードZ』で大活躍のゼットさん最強形態が登場しました!

お会いするのはEXPO2021ニューイヤーフェスティバル以来で、久しぶりに間近で見るとやっぱりデザインが良いな〜と再度実感させられます。

いや〜カッコいい…


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しかしこの日は機嫌がイマイチだったのか、いつも以上に暴れ回るベリアロクに引っ張り回されるゼットさんでございました。


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「おい!あまり動き回るなって…」

 

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「うるさい!!」


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ベリアロクの脇腹タックルに悶絶(笑)

ゼロ師匠に続いて色々見せてくれますねゼットさん!!


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「やれやれ困りましたな…」


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いきなり思わぬダメージを受けたゼットさんでしたが、気を取り直していきましょう。


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キリッと立ち直ってからのポーズも良いですね!

ちなみにゼットさんが動いてない時でもベリアロクさんは右に左と忙しくしています。


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油断してると引っ張られてしまいます(笑)

いやぁ大変ですねゼットさん。


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ここでゼロ師匠の時と同じく3カウントのフォトセッションが入ります!


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ベリアロクを持ち替えて…

「行くぞ、ハルキ!!」

「押忍!!!」


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「デスシウムスラッシュ!!!」


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3カウントということで必殺のデスシウムスラッシュが見事に決まりました!!

どこを切り取ってもカッコいいですね!!


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あっちこっちと忙しいベリアロクさん。

慣れてきたのかゼットさんの扱いも上手くなってきてる気がします。


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フォトセッションも無事終わったことですし、ショットに向かうとしましょう!

ウルトラ燃えるぜ!!


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ツーショットは以前お願いしたので今回はヒーローショットにさせていただきました。

どんなポーズをしてくれるのかなワクワク…


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ベリアロクを突き立てるポーズでした!

フォトセッションには無かったポーズなのでお得感がございますね!


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フラッシュがパシャリと。

ベリアロクさんがいい感じに光を浴びています。


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終了後バイバイもしていただけました。

ブレブレで申し訳ございません…。

またどこかでお会いしましょう!

ありがとうございました!!

 

 

以上、28日③回の参加分でした。

2人にしかお会いしてませんが、写真の撮れ高でいえばもう5人分くらいの満足度です。

いやー休み取って向かった甲斐がありました。

 

 

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さて、次回参戦はまたも休みを取れた4/1(金)となります。

ちょうどこの記事を書いているタイミングで日程の発表がありまして、ワクワクが止まらないですね…!

ギンガさん、単独ではまだ一度もお会いしてないんですよね…今がその時だ(世界最後の日並感)。

 

ここまでご覧いただきありがとうございます。

あと何回の記事になるかはまだ分かりませんが、4月分も更新しますのでどうぞ最後までよろしくお願いします。

 

それでは。

 

 

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ウルトラヒーローズEXPO ニュージェネレーションワールドIN東京ソラマチ 写真レポート①

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ウルトラヒーローズEXPO

ニュージェネレーションワールド

IN東京ソラマチ

写真レポート①

 

夏はウルサマ、冬はEXPO…ならば春といえば?

そう、ニュージェネワールドなんですねこれが。

 

ということで東京近辺で開催されるウルトラシリーズの三大イベントの1つである『ニュージェネワールド』が今年も無事執り行われることになりました。

 

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特色としては3週間程度の開催期間、ライブステージは無い代わりに展示とウルトラショットがメイン、そのため入場料が安い、一日3回の完全入替制といった部分になります。

ライブステージが無い点を除けば、縮小されたウルサマに近いイメージですね。

入場特典も昨年やウルサマ時に比べて種類が少ないので、数回参加する予定のコンプ勢にも嬉しい仕様だったのではないかと思われます。

あ、もちろん筆者はコンプしました(伏線)。

 

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物販や特典以外にもデータキューブラリーといった別の楽しみもウルサマやEXPO同様にありました。

ノベルティは以前にも配られたものですが、QRコードを探してソラマチを巡るのも楽しいですね。

 

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展示をいくつか見ていきましょう。

主に『トリガー』本編と『エピソードZ』に関連した展示がなされていました。

超古代文明の遺跡は迫力がありました。


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その近くにはダーゴンさんがいました(笑)

有名なあのシーンが再現されています。


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「壁ドン…ときめいたか?」


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超古代闇怪獣ゴルバー

ウルサマではパネルのみだったゴルバーのスーツがついに展示!

EXPO2022ではスーツ系の展示が無く寂しい思いをしていたので、それを払拭するくらいの迫力がありました。いやーカッコいい。


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ツブラヤイマジネーションと全国劇場で公開中の『エピソードZ』展示スペースです。


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ウルトラマンゼット オリジナル

左目が赤くなったゼットさん。

実際赤くすることは出来るんだなと勝手に感心しておりました。

結構近くに寄って撮影できたので、不気味に見えるよう頑張ってみました。


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イーヴィルトリガー

『エピソードZ』の新規キャラである悪のトリガー。

悪役ムーヴが非常に似合います。

個人的にはオリジナルのイーヴィルより好きかもしれないです。


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『ウルトラギャラクシーファイト』の展示もありました。

代表してアーリーのベリアルとトレギアです。


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トレギアの方は確か初展示だったかな?

こちらも近くでじっくり見ることが出来たので良かったです。

 

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ウルトラマンクロニクルD』からデバンとマルゥルの部屋みたいな展示もあり、そこは座って一緒に撮影できるスペースでもありました。

感染対策もしっかりしつつ、来場者を楽しませようとする試みは昨年より一歩進んだ感がありますね。

 

年末年始のEXPOより充実している展示だけで割と満足してしまっているのですが、肝心な部分を忘れてもらっちゃ困ります。

 

それはもちろん…

ウルトラショット!!

 

……ウルトラショットとは

展示ではなく動いてる本物のウルトラマンと写真撮影が出来るブースのことである。

そこに登場するウルトラマンは日程ごとに異なっており、昨年同様完全入替制によってスケジュール調整が必須である中、自身の推しトラマンとツーショットを撮るべく、多くの猛者たちが会場を訪れた(ほとんど個人の見解です)。

今回のニュージェネワールドでは、EXPO2022同様ショットの登場スケジュールが開催前に発表されたのですが、3週間の長丁場ということで週ごとに小出しにスケジュールを更新する流れとなりました。

この形が今後のスタンダードになりそうですね。

今回は現役作品ということで、トリガーはあらゆる形で毎回登場するという形式だったのも面白かったです。

 

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上記3月分のスケジュールで筆者が参加したのは3/19.20.28の3日間です。

最初スケジュールが発表された際は回ごとの最後に登場する枠が「?」となっていたのですが、日程直前になると更新されて全部が判明するという流れになっていました。

情報の出し方としてはワクワクさせていただきましたが、追いチケのタイミングが少し難しくなった印象で、実際に土日の回は早めにチケット完売していたりと、入場料が安いこともあってチケット確保の難しさを実感しましたね。

今回で3回目となるウルトライベント記事ということでせっかくなので、直近1年の三大イベントのウルトラショット形式を振り返ってみようかと思います。

 

まずは

ウルトラヒーローズEXPO

ニュージェネレーションワールド

IN東京ソラマチ(2021年3月〜4月開催)

 

ちょうど1年前のニュージェネワールド、厳しい感染対策の中で開催されたウルトラショットにはあらゆる工夫が詰められていました。

巨大なモニターが置かれたステージの前に待機列を用意し、何とウルトラマンの登場からフリーショットタイムが存在します。

 

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おかげで上の写真のように、登場してからポーズを決めるまでといった数々のポーズをカメラに収めることが出来ます。


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もう一つの特徴として巨大モニターを背にしているため、これまでのショットでは固定だった背景を変化させることが可能になりました。

スタッフさんのチョイスもグッジョブで、同じヒーローでも日が変わればどこか違った雰囲気を感じ取ることが出来るのも嬉しい点です。

 

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最終日にはウルトラマンレイガがゼットさんと共に登場しました。

サプライズ性の強さも魅力でしたね。

他にも音響によってそのヒーローに合わせた楽曲がBGMとして流れるなど没入感を強めてくれる演出が目白押しで、冷静に考えると最もコスパの高いウルトラショットだなぁと思う所存です。

 

続いて

ウルトラヒーローズEXPO

サマーフェスティバル

略してウルサマ!!(2021年7月〜8月開催)

 

ウルトラマンフェスティバル』から引き継がれる形で開催されたウルサマ。

ウルフェス時代はヒーローのグリーティングなどが行われていましたが、感染対策を徹底する関係で撤廃となり、それに代わる催しを試行錯誤しながらの開催といった趣になりました。

出来上がった形としては、ショット前後に登場ヒーローがふれあいステージ上の専用通路に現れ、そこがフリーショットタイムになるという流れでした。


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登場したヒーローがお手振りしながらライブステージではあまり見せない動きを披露するのが見てて楽しかったですね。

我が推しトラマンのウルトラマンブルの元気な姿は微笑ましかったです。


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イベント中盤からは来場者のウルトラチャージによるヒーロー追加がスタンダードとなり、こちらはサプライズなのでどんなヒーローが来るのかワクワクするのも魅力でしたね。


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肝心のショットスペースは背景の青空模様が美しく、ウルトラマンの姿をキレイに映せるのも嬉しかったですね。

デメリットとして完全入替制にしては1回のチケット料が高いので、周回勢の方からしたら予算的に厳しいものはあったかと思われますが、個人的にはライブステージ含めてそれ以上のリターンはあったかなと思える内容でした。

 

↓参考記事

urahiro003.hatenablog.com

urahiro003.hatenablog.com

 

最後に

ウルトラヒーローズEXPO2022

ニューイヤーフェスティバル

(2021年12月〜2022年1月開催)

 

東京ドームシティプリズムホールで開催されるステージメインのイベントということで、ウルトラショットの扱いは少し抑えめの印象です。

特徴としては年末年始開催のため、その年の干支を力強く背負って写真を撮れる点があります。

しかし、ニュージェネワールドやウルサマと違いフリーショットのタイミングは存在せず、ヒーローの姿をカメラに収めたい場合はヒーローショットしか手段がありません。


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そのため撮れ高はかなり少ないのですが、まあステージメインであることを考えると仕方ない面はあるかなと思います。

メリットとして、当日チケットがあればステージの時間に関わらずその日のウルトラショットにはいずれも参加可能な点。

ただ完全入替制が導入されていないという状況によるメリットではあるので、今後見直される可能性も考えられます。

正直ショットに関してコスパは低いイベントかなぁと感じますね。

 

↓参考記事

urahiro003.hatenablog.com

urahiro003.hatenablog.com

 

ざっくりではありますが、イベントごとのウルトラショットを紹介しました。

今後いずれかのイベントに参加される際の参考になったらと思います。

 

さて、それでは本題。

筆者が出会ったウルトラマンを日程ごとに紹介していきます!

 

①3/19(土)

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開催初日の19日です。

この日は③の日程で参加してきました。

本イベント初のウルトラマンは誰になるのでしょうか?

それではいきましょう!

 

ウルトラチャージ!

 

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「宇宙を照らす、超古代の光!!」

 

 

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グリッタートリガーエタニティ!!

 

EXPO2022の最終日の最終枠や他のイベントではちょくちょく登場していたグリッタートリガーとやっとお会いできました。

全身ピカピカでポーズも決まってるのですごくカッコ良いです。


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頷く姿も品があって良い。

そしてニュージェネワールドといえば、先述のモニターによる自在な背景なのですが……


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溢れんばかりのエタニティの力でピッカピカでございます。

グリッターブレードを持ってないからこそ、変身直後のような神々しさがあって本当にスタッフさんGJです。


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もはや一緒に映るのがおこがましいのではと思ったのでヒーローショットを選びました。

背景に会った登場時のポーズを取っていただけて大満足です。


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カメラマンさんのフラッシュを浴びる姿も撮れました。

神々しさMAX!MAX!!MAX!!!


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アップも少々、いやぁディテールよ。

初回から満足度が高いショットをいただけました!

ありがとうございました!!

 

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先程の余韻そのまま、直後の回に並びました。

司会のお姉さんに前説をいただいている場面です。

それではウルトラマンを呼びましょう!

 

ウルトラチャージ!

 


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「宇宙拳法!秘伝の神業!!」

 

 

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「シェアッ!!」

 

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「デュワッ!!」


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「イアァッ!!」


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ウルトラマンゼット!

アルファエッジ!!


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「押忍!!」

この日最後の回には『エピソードZ』でも活躍を見せたアルファエッジが登場しました!

登場シーンから再現度の高いゼットさんを見ることが出来てテンションがウルトラ上がりました。


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力強く頷くゼットさん。

実は筆者、アルファエッジと撮るのは初めてでして、当日は色々と緊張してしまっておりました。

そのためどんなポーズで並び立とうか悩んだのですが、本編で印象的だった心眼のポーズでいくことにしました。

 

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若干へっぴり腰に…(笑)

すいませんゼットさん、次回はもっと頑張ります。

ありがとうございました!!

 

 

②3/20(日)

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休日連チャンで挑んだ2日目。

この日は普段から仲良くさせていただいているタニオ君(リベラル)(@no_mark_man)さんに、お忙しい中ご一緒いただきました。

twitter.com

 

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楽しめていただけたようで良かったです!

タニオさんはお笑い芸人の傍ら最近noteも始められたみたいで、『オーズ10th』の感想など書かれていたりするので良かったらご覧ください!

note.com

 

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そんなタニオさんと一緒に行ったのは②の回でした。

そのふれあいステージでは、お姉さんとマグマ星人がゲームで場を盛り上げてくださいました。

お疲れさんです!


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いくつかフォトショットも。

直後に登場するウルトラマンのポーズもしてくれてますね(笑)

場も温まってきたところで、この回最初のウルトラマンを呼んでみましょう!

 

ウルトラチャージ!

 

 

「バディ、ゴー!!」


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ウルトラマンタイガ!!


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カッコ良く登場し、そのままポーズ!


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…と思いきや、勢い余って転倒(笑)


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しかしすぐに立ち直って、改めてポーズ!!


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元気にお手振りをしてくれました。

タイガ君、良い子・強い子・元気な子。


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タイガには何回もお会いしてますが、いやー何回会っても目がキラキラしちゃいます。

右ストレートを叩き込みたい(え)


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背景も昼の市街地に変わりました。

OPや『ニュージェネクライマックス』での活躍が印象的ですね。


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タニオさんは印象的なガッツポーズでツーショットを撮られました。

お二人ともキレッキレです!

 

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筆者はトラスクポーズ(でいいのかな?)でツーショットしました。

最後はヒロユキになった気分でバイバイできました。とても良い出会いでした。

ありがとうございました!!

 

 

その勢いのまま引き続き2番目の回、あのヒーローの登場です!

 

 

ウルトラチャージ!

 

 

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「未来を築く、希望の光!!」

 


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ウルトラマントリガー!

マルチタイプ!!


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現在ツブイマと映画館で公開中の『エピソードZ』でノリに乗ってるトリガーが基本形態で登場しました!

登場の際に変身バンクじゃなく、告知映像のシーンを使うのは目から鱗でしたね。


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タニオさんともずっと話していたのですが、すごくスタイルが良いトリガーさんでした。

デザイン面でいえば《ニュージェネ》シリーズでも随一にカッコいいと思ってます。


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優しくも力強い、所作の一つ一つに超古代の戦士らしい神秘性を感じ取ることが出来ます。


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そしてこの背景である。

ティザービジュアルの如く背景に石版を背負った姿に、スラっとしたスタイルと落ち着いた所作が非常にマッチングしてて見事な完成度。

何だこれ、反則級にカッコいい。

あらゆる方面に感謝を述べたい。


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あまりに神々し過ぎて、やはり横に並ぶのは気が引けたのでヒーローショットにしました。

もうちょっとアップにすれば良かったかな…。

何回かお会いしてるマルチトリガーさんでしたが、こちらも大満足なショットでした。

ありがとうございました!!

 

続いて3回目。

前日のゼットさんと同じく、単独では初めましてなヒーローの登場になります。

 

ウルトラチャージ!

 

 

「決めるぜ、覚悟!!」

 

 

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フュージョンライズ!

 

 

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ウルトラマン

ウルトラマンベリアル

 


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ウルトラマンジード!

プリミティブ!!

 

勢い良く登場しステージに降臨しました!


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静と動の使い分けがセクシーです。


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元気良くお手振りをしてくれました。

できることの幅が広いなぁ。


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ポーズをキリッと決めてくれました。

カッコいいのもカワイイのも、両方がジードの魅力ですね。

 

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ジードライザーを持っていなかったのでドンシャイン!ポーズで撮りました。

シンクロしてほしかったけど、多分この時のリク君先輩はクール路線で行きたかったんでしょうね…。

でも別れ際でドンシャイン!やってくれたんですよね…抑えきれなくなっちゃったのかな…。

とにかくリク君先輩、そしてご同行いただいたタニオさん、どうもありがとうございました!!

 

 

③3/28(月)
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運良く休みを取れたため、平日ながら出動できた3日目。

ここで早くもチケット2枚目を解禁。

(※チケットを複数枚買って同じ日に2回以上入場することです。ウルサマでは最終3日間での解禁となってました)

複数回入場すればシリコンバンドコンプなど余裕なのですフフフ…

ということでまずは午後の部、②の回で入場しました。

 

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ウルサマでも印象深かった司会のお姉さん案内のもと、今回ショット初登場のヒーローにパワーを送りましょう!

 

 

ウルトラチャージ!!

 


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「未来を染める…漆黒の闇!!」

 


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トリガーダーク!!

 

『トリガー』本編で大活躍を見せたトリダーがついに登場となりました!

荒々しさと物静かさが同居したキャラクター性が実にクールですね。


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敵か味方か…

頷く姿もどこか無機質で不敵さを感じますね

と、思っていたら…


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え、かっこよ…

ごく自然にバックショットを見せていただきました。

振り返り際がセクシー過ぎて、その魅力にドギマギしてしまいました。

これだけでも来た甲斐あったなと思ったのですが、早めに並べたので周回しちゃいました。


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まずはヒーローショット。

どんなポーズをしてくれるのかソワソワ…


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ダークゼペリオン光線の溜めポーズでした!

なかなかレアなポーズなのでは!?

背景の石版も似合っててカッコいいが詰まってますよほんとに!!

 

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続いてツーショットも!

イグニスをイメージしたポーズを取りましたが、この後のショットに合わせた都合で服装が全然合ってない…(笑)

今度会う時はもっとダークに、ゴクジョーにしておきます!

ありがとうございました!!

 

 

続いて直後の回、登場したウルトラマン

トリガートゥルース

でした。

 

しかしトリダーに2回並んだ影響でトゥルースの回はかなり後ろの方になってしまいまして、フリーショットにはほとんど参加できませんでした。

申し訳ございません。

ヒーローショットを撮らせていただいたので、微々たるものながら写真を載せたいと思います。

 

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↑態勢が低いのは筆者の直前にショットしたのが小さいお子さんでして、バイバイの時に目線を合わせていたためです。心もイケメン。


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以前お会いしたマルチタイプと同じでめっちゃスタイル良い…どんなポーズしてくれるのかな…もうどんなのでもいいや……


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トゥルータイマーフラッシュ!!


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カッコよすぎる。

完全にやられました。

気分はすっかりメガロゾーア第二形態です。

 

フリーショット参加できなかったうえに、恐れ多くて一緒に並べなかったトゥルースさんですが、もしタイミングが合えばリベンジしたいところです。

本当にありがとうございました!!

 

 

さて、次は③の回入場と行きたいところですが、今回はここまでとなります。

というのもこのニュージェネワールド、撮れ高が多すぎて1回や2回の記事じゃ収まらない。

自分でもビックリするくらい写真を撮っていたので、出来るだけ皆様にも共有したいのと早めに記事にしたかったので、イベント開催期間中の更新とさせていただきました。

 

次回以降もお楽しみにしていただけたらと思います。

それでは。

 

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ウルトラマントリガー簡易総括

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ウルトラマントリガー

 -NEW GENERATION TIGA-』

 TVシリーズまとめ感想

 

ウルトラマン誕生55周年記念、そしていわゆる《平成ウルトラマン》の第1号であり未だ根強い人気を誇る『ウルトラマンティガ』25周年記念プロジェクトの一環として制作された2021年のTVシリーズウルトラマントリガー』。

近年はあらゆるメディアにおいて著しい活躍を見せる円谷プロダクションが送り出した渾身の一作となりましたが、マーケティングな部分はともかく、作劇としてはとんでもないものが生まれてしまった感。

 


まずは慌ただしい展開による全体的な積み重ね不足。

2022年現在、売上において子ども向け特撮作品としては群を抜いて好調なウルトラマン関連ということもあって、玩具の販促スケジュールの都合がこれまで以上に物語に侵食しているように見えました。

そのため玩具販促のためのイベント(時にはメインストリームに絡まない)が多く挿入されることになり、登場人物の突飛な行動や言動、理解が追いつかない急展開が怒涛の勢いで流し込まれることに。

そのためストーリー内でキャラクターの掘り下げがあまり進むことはなく、登場人物のキャラクター性を物語の中で表現することよりも「この人物はこういう性格ですよ!」という制作側の押し付け感が強くなってしまい、その点は自分の好みから大きく外れてしまいました。

 


キャラ描写の不満でいうと全体的にユナの表現は辛いものが多く、出自からして『トリガー』世界でどういう風に受け入れられているのか不明なユザレの末裔という設定、二言目には「お父様が言っていた」と受け売りを語る主体性の無さ(序盤は顕著)、女子高生やりながら危険を犯してでも防衛隊に参加する理由が特に掘り下げられないなど、共感できる心情が皆無に等しく、後半はそんなユナの葛藤が描かれても何に驚けばいいのか分からないまま押し付けの強い用意された驚きに劇的さを感じられず、ひたすら困惑させ続けられました。

詰め詰めだったパイロット3話が終わってからケンゴとアキトを中心に掘り下げていくという構成は、その内容自体は結構楽しめたのですが、後半に向けてケンゴとアキトを描いていく中でそれを見つめるユナの掘り下げが放置されてしまっており、外堀をしっかり埋められなかったという点からはシリーズ構成の設計ミスを修正しきれなかった甘さが窺えます。

特にユナの人間関係においてはお父様と「アキトが一方的な想いを寄せてる」という点以外は他者と何ら接点が無く、第12話の感想でも触れましたがケンゴに抱きつくならアキトの方が適任に感じてしまうという発想になってしまう流れはいかがなものか。

逆に最終回ではケンゴに最後声を掛けるのがヒロインに返り咲いたアキトになってしまっており、やってることがちぐはくです。

作り手側が見せたい展開に対して登場人物の動向を積み重ね、後に発生する仕掛けに対する人物の葛藤に説得力を持たせた上でそれを乗り越えることこそ"劇的"と呼べるのだと思うのですが、本作はそういった視点がひたすら欠けていたのは最後まで相性の悪い部分でした。

 


キャラクターの不満にもっと触れると、GUTS-SELECTの面々はメインストリームじゃないにしても何ら魅力を感じられない酷さ。

筋肉アピールをするベテラン操舵士、普段はクールだがハンドルを握ると性格が豹変するドローン戦闘機のパイロット、あらゆる情報に長け作戦立案や武装開発に貢献するメトロン星人の子ども等々…文字情報にすればえらく個性的な集まりとなってはいるのですが、逆に言えば物語の中でそれ以上にキャラ造形を広げる伸び代が無く、取捨選択の結果見事にそれを活かせなかったということになってしまいました。

各話感想でもちょくちょく触れ、ユナにおいてもそうでしたが、本作はキャラクター同士の横の繋がりが極めて薄く、人物の何気ない会話でキャラクターを立てられないことがキャラ描写において致命的でした。

誰かが声を発しても、聞いてるんだか聞いてないんだかよく分からないリアクションを取る場面や、掘り下げの進んでいないキャラクターへの理解の無さから当たり障りの無い言葉が発せられ結局は頭が悪い会話に見えてしまうなどの負の部分が悪目立ちしており、その究極が第10話のマルゥル無視と第16話の「確かにトリガーダーク、って感じだなぁ」。

まあ雑誌のスタッフインタビューなどによるとGUTS-SELECTの存在自体が企画段階でギリギリに登場したため、物語に組み込むのが難しかったという裏事情があるみたいでそこには同情の念は多少感じられますが(販促的な部分で言えばその選択は成功だったわけですし)。

 


そして防衛隊であるGUTS-SELECTがストーリーのメインにならなかったことから、彼らが立ち向かうべき怪獣も物語の主眼から外されてしまうことに。

6年前に出現したデスドラゴを始めとしてコンスタントに怪獣が出現しているという世界観は悪くなかった(マルゥルが情報提供しているというのも本作にしては納得度の高い部分)のですが、たった一機のガッツファルコンが活躍してる印象の方が少なかったり、監督によっては画面から完全に抹消させてしまっていたりとGUTS-SELECTが物語の中で魅力的な描かれ方をなされておらず、必然的に敵対する怪獣側もまともに掘り下げられないで時間が来たら爆散させられるという役割ばかり与えられていました。

前作『Z』が防衛隊と怪獣の戦いを中心にしつつ、キャラクターにも魅力を与えるような作劇を施していたので、そういった部分でも足りない箇所が少し目立つことになってしまったのは本作の不運なところではあると思いますが、もうちょっと闇の巨人たちとの比重を考えてほしかったです。

強いて言えばGUTS-SELECTの活躍が見られる強敵サタンデロスと、カルミラの使役する生物兵器らしさが出ていたガーゴルゴンは良かったと思います。


闇の巨人といえば、振り返ってみるとカルミラ-ケンゴ、ダーゴン-アキト、ヒュドラム-イグニスの対立構造と併せて3人それぞれに狙われるユナという構図になっていたわけですが、最終回からの逆算で"光と闇"の対比を描ききれなかったのも残念だった部分。

ケンゴが最終的に「光」であり「人」であり「闇」であるという結論に達するのならそれぞれの立場を引き立てておくことは必至だと思われるのですが、「元からそういう立ち位置だったから僕は光」「人間の母親に育てられたから僕は人間」「光になる前はダークだったから僕は闇」えらく受動的なケンゴの態度が個々の要素の説得力を引き下げてしまっており、押し寄せるイベントの波が面白くなりそうな対比構造の完成度を上げきれなくてつくづく残念。

おまけに最終回にて、「闇」は元々トリガーのものだったから受け渡し可能であるというモバイル性を発揮してしまい、特にカルミラたちとの歩み寄りにおいて最も注意すべき「闇」の部分をイグニスに頼ってしまったことも重なりカルミラの最期に一切説得力が生じないどころか、ケンゴが自己満足のうちに「ロボタック海に死す」を選んでしまうという事故に直結。

最終回感想でも少し触れたことですがユナの自己犠牲を否定しながら、エタニティコアの暴走を鎮めるために自らを犠牲にするケンゴには矛盾どころか自分勝手さすら感じてしまい、「運命を受け入れる」のか「運命を否定する」のか結論は出せないまま、『エピソードZ』に丸投げしてしまおうとする最終回には終始首を捻ってしまいました。

 


キャラクターの件の他に本作の問題点として、外的要因がトリガーを引いてしまうことが多いこと。

異世界から現れたゼットさんと共に戦ったパワードダダとのいざこざで自分の中のユザレを自覚するユナ(第8話)、これまた異次元から現れたアブ戦士に対抗するためにリブット先輩からあれやこれや色々教えられ過ぎてしまうケンゴたち(第15話)、唐突に現れたキリエル人が闇巨人トリオの溝を決定的にしてしまう(第19話)、ダーゴンにトドメを刺すのがリブットキー(第23話)などなど、枚挙に暇がありません。

もちろん現在の流れを考えると、他作品との競演は見どころに溢れていてやらない手が無いくらいのものではあると理解できるのですが、ただでさえ令和版『ティガ』を目指している故にそれをなぞるような部分が多い本作において、アイデンティティーの喪失が顕著になってしまったのは問題。

最終回の唐突な『ティガ』オマージュも相まって、『トリガー』としてどのような物語を作りたかったというより、過程を遠ざけた上でどこまで『ティガ』に寄せることは可能か?みたいなチャレンジングになってしまっている印象でした。

スタッフの仕掛ける特撮のレベルも上がっており、映像的には技術の進化を現状感じ取れる本作ですが、果たして数年後に見直した際に"『トリガー』としての魅力とは何なのか?"という命題がもしも生まれてしまった場合に、一体どのような回答を用意しているのかが、これまでにない好調をキープしてる現状だからこそ非常に気になってしまいます。

 


・エピソードごとの評価、見どころ

全25話ということで、前作同様に各エピソードの概要とともに評価を振り返ってみたいと思います。

あくまで個人的な感想を踏まえた印象評価となりますので、その点はご了承ください。

(評価)

◎…すごく良い

○…良い

- …普通

△ …微妙

× …ダメ

 


第1話「光を繋ぐもの」×

(監督:坂本浩一 脚本:ハヤシナオキ)

・基礎無しの建屋

・詰め込み過ぎ

・バラバラ爆発


第2話「未来への飛翔」×

(監督:坂本浩一 脚本:ハヤシナオキ)

・筋肉対決

・ジャーク会長の片鱗

「お前じゃない!」


第3話「超古代の光と影」-

(監督:坂本浩一 脚本:ハヤシナオキ)

・イグニスとヒュドラムの因縁

ハッピートリガーアキト

・空中戦は良い


第4話「笑顔のために」

(監督:武居正能 脚本:根元歳三

・顔パス

・意外と強いオカグビラ

「そうか!」


第5話「アキトの約束」-

(監督:武居正能 脚本:根元歳三

・ジャーク会長本領発揮

・ケンゴの無言の演技が良い

・性癖に目覚めるダーゴン


第6話「1時間の悪魔」

(監督:武居正能 脚本:根元歳三

・開幕ピコンピコン

・キャップを被り直すケンゴ

・スカイタイプのマルチソード

・迫力の大爆発

「おや?1人食べ残してしまったようですね…」


第7話「インターユニバース」

(監督:田口清隆 脚本:小柳啓伍

・『ウルトラマンZ』の番組ジャック

「ナイスチューミーチュー」

・変身大喜利再び

・ベリアロクパパ

・ラーメンの絆


第8話「繁殖する侵略」-

(監督:田口清隆 脚本:小柳啓伍

・まさかのパワードダダ

・敵に回る特空機

・自動車アタック

・タイプチェンジラッシュ

・ラーメンの使徒、誕生


第9話「あの日の翼」

(監督:辻本貴則 脚本:林壮太郎

・デバン・ダ・カルミラ(1セリフのみ)

・『ティガ』世界とのリンクと断絶

生物兵器ガーゴルゴン

・邪悪遺伝子の脅威

・ブチ切れ会長のガッツウイング

・勇者パース


第10話「揺れるココロ」×

(監督:辻本貴則 脚本:林壮太郎

・ストーキングダーゴン

「アイアンクローじゃあ、乙女心は掴めないぞー」

・雑なストーリー運び


第11話「光と影の邂逅」-

(監督:武居正能 脚本:ハヤシナオキ)

・トリガーダーク見参

・いきなり過去に飛ぶ主人公

・殴り合うケンゴとトリダー


第12話「三千万年の奇跡」×

(監督:武居正能 脚本:ハヤシナオキ)

・超悪魔展開

・3体並ぶトリガーはカッコいい

・ユザレ、エタニティ暴発

・グリッタートリガーエタニティ変身


第13話「狙われた隊長〜マルゥル探偵の事件簿〜」

(監督:内田直之 脚本:足木淳一郎)

・総集編

・人の話を聞かないマルゥル


第14話「黄金の脅威」-

(監督:坂本浩一 脚本:足木淳一郎)

・アブ戦士、リブット参戦

・トリガー、エタニティ暴発

・新ED、クセが強い


第15話「オペレーションドラゴン」×

(監督:坂本浩一 脚本:足木淳一郎)

・リブートキャンプ

・バトルナース登場

・残念沼に浸かるカルミラさん

・トリガーを引いてしまう『ギャラファイ』


第16話「嗤う滅亡」×

(監督:越知靖 脚本:植竹須美男

・イグニス変身、トリダーフェイスオープン

「確かにトリガーダーク、って感じだよなぁ」

・イグニスとヒュドラムの因縁再び


第17話「怒る饗宴」××

(監督:越知靖 脚本:植竹須美男

・カルミラさん、大先輩に覚醒

・唐突なミリタリー要素

・謎のメンテナンスブース

・引っ張った割にあっさり倒されるメツオロチ

・サークルトリダーはカッコ良かった


第18話「スマイル作戦第1号」-

(監督:田口清隆 脚本:根元歳三

・息抜き回、と思いきや…

・GUTS-SELECTの愛嬌付け

「前にもらったスタンガン、役に立ったし」


第19話「救世主の資格」×

(監督:田口清隆 脚本:根元歳三

・キリエロイド参戦

・釣られてティガも参戦

・解散ドッキリがガチになる闇巨人トリオ

・サンドバッグリッタートリガー

・またもトリガーを引く外様


第20話「青いアイツは電撃と共に」×

(監督:辻本貴則 脚本:継田淳

・関西弁怪獣バリガイラー

・めちゃくちゃなシナリオ

・ユザレの軽い扱い


第21話「悪魔がふたたび」-

(監督:辻本貴則 脚本:継田淳

アボラスとバニラ復活

・並び立つ2人のトリガー

・棒立ちの隊員4名


第22話「ラストゲーム×××××

(監督:辻本貴則 脚本:足木淳一郎)

・触れたくもない

・親の仇

・意味不明なロボット怪獣

・チーズ牛丼

・『ブルースワット』を超えた


第23話「マイフレンド」

(監督:坂本浩一 脚本:ハヤシナオキ)

・ダーゴン退場

・雑な状況設定

「あんなに手こずったユザレを、こうも容易く捕獲できるとは…」


第24話「闇の支配者」

(監督:坂本浩一 脚本:ハヤシナオキ)

・気持ち悪いメガロ大先輩

「ユザレと同じ結末を迎える必要なんてない!!」

・恐るべし、邪悪遺伝子の思し召し


第25話「笑顔を信じるものたちへ〜PULL THE TRIGGER〜」×××

(監督:坂本浩一 脚本:ハヤシナオキ)

・やってしまった『ティガ』オマージュ

・光と闇の掘り下げ不足

「ロボタック海に死す」

 


『Z』と比べて全体的にアベレージは低めで、後半に至っては○以上が付いたのが第24話だけになってしまった!(笑)

演出回数の内訳は、坂本監督/8本・武居監督/5本・辻本監督/5本・田口監督/4本・越監督/2本・内田監督/1本の計25本。

メインの坂本監督がパイロットと最終回、最多演出を順当に担当するのはいつもの《ニュージェネ》シリーズもいったところですが、サブパイロットの武居監督がメインより先に2度目のローテに入ったり、劇場版に相当する『エピソードZ』を担当するなど、『ギャラクシーファイト』の影響もあってかスケジュールに色々変更が見られます。

また、田口監督がメイン以外の作品で2度参加するのは『ギンガS』以来7年ぶりとなっており、前作以上に各監督の担当回が満遍なく増えたのも興味深く、残念ながら本作の完成度は低くなってしまいましたが、今後に繋がるローテ体制を作ろうと制作側も試行錯誤といったところでしょうか。

安定していたのは武居監督と田口監督で、キャラ描写に難のある本作において、ちょっとした挙動で人物の愛嬌やヒーロー性を引き出せていたのは好材料でした。

各話感想では厳しい意見を向けた辻本監督も、本作で唯一◎評価の第9話を担当しており、出来るだけ真面目に作ってもらえる方がこちらとしても良いなぁと思った次第です(笑)

まあでも、22話は許せない…ってあれ、よく思い出せない(棒読み)。


脚本の内訳は、ハヤシナオキ/8本・根元歳三/5本・足木淳一郎/4本・小柳啓伍林壮太郎植竹須美男継田淳/各2本ずつで計25本。

こちらも前作と比べひとり一人の比重が多くなった印象となり、やはり縦軸を意識したシリーズ構成であったことが窺えます。

だったら何故あのような構成になったのか…という点は置いておいて、メインライターどころか《ウルトラ》シリーズ初参加となったハヤシナオキ氏と足木淳一郎氏が連名でシリーズ構成を担当し、『Z』や『ギャラクシーファイト』との競演なども実現することに。

良し悪しはともかく、今回の挑戦から何かしら結果を得られたとは思うので、期待半分・不安半分で今後脚本家事情も見つめていきたいと思います。

 

と、あまり不満点ばかり述べても息苦しいので良かった点を挙げると、トリガー自体のデザインはストレートにカッコ良くてアクションは毎週楽しみに見ていました。

特にパワータイプが好みだったのですが、前半戦で活躍が多かったスカイタイプも印象的で、掴みでのトリガーのヒーロー性を最大限に引き出せたのは坂本監督の手腕が光った点だと思います。

反面、グリッタートリガーは例年と比べて見てもなかなかの扱いの悪さでしたが、その分基本3タイプとサークルアームズの扱いが良かったので、総合的に見ればそこはプラス評価だなと。

 

他にもキャラクターでいうと色々と都合良く使われがちですが、終盤で"運命の否定"を持ち出し主人公属性を引き上げたアキトと、たまに崩されたりする(特に田口監督)が基本真面目で発言もまともやタツミ隊長が全話通して好きだったキャラクター。

ケンゴも序盤のセリフで説明せずとも行動でその人間性を引き出すシーンがいくつか差し込まれた辺りは寺坂さんの演技も良く好きだったのですが、後半に入って悟りを開いてからはその人間性が減じてしまい、やや取っ付きづらいキャラクターになってしまったのは惜しかった点です。

 

またシリーズの特色でありながら最近はすっかり形を潜めていた"防衛隊"も前作に続けて復活させた判断は尊重したい部分。

今回の成功と失敗を活かして次作ではもっと良いものが見られることを期待しようと思います。
諸々と不満の溢れる本作ではありましたが、一応楽しんで見ていたことは分かってほしいなぁとは思います。

 

色々遅くなってしまいましたが、ひとまず『エピソードZ』の前に軽くまとめることが出来て良かったです。


以上、『ウルトラマントリガー』簡易総括でした。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ「おおもも、こもも」

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』

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ドン2話「おおもも、こもも」

(監督:田崎竜太 脚本:井上敏樹

前回の…ドンブラザーズは!…ではなく自称天才漫画家・鬼頭はるかの栄光と転落を振り返るところから始まる冒頭。

「訳の分からないうちに戦士ってやつになった私は、全てを失った……で、バイトを始めた」

と、妙に無表情な五色田介人がマスターを務める喫茶店・どんぶらでウェイトレスとして働くはるかのバイト先での諸々の態度含めて色々納得はいかないが、とりあえず地に足つけようとする逞しい姿勢を見せるのはストレスの少ない部分。

「で、申し訳ないが……私には金がない」

そんな喫茶店にやって来たマスターの趣味が見え隠れするメイド服のウェイトレスを顔を見ずにはるかだと見抜いた怪しい男はコーヒーを啜ってからカミングアウトし、お巡りさんこっちです。

「金には人々の欲望・悲しみ・怨念がこびりついている、不浄の物だ。だから持たない。

 …そこでだ、コーヒー代の代わりにどうだろう? 私が、俳句を詠むというのは」

社会的に見て明らかに不利な立場にいる男が流れるように取引を持ち出し、運良く五色田マスターが寛容だったことから涙を流しながら読んだ俳句で事なきを得た俳人は悠々とどんぶらを後にする。


「俺を信じろ。縁にも色々あるが、俺との縁は、超良縁だ!」

そんなことも露知らず、桃井タロウは本日も宅配便と共に縁を振りまいており、平凡で職場でも冴えない男認定されていながら、結婚生活3ヶ月で幸せを噛み締めているサラリーマン・雉野つよし(諸々の要素がすっごく不穏)、そして指名手配犯なのに普通にアパートに戻ってきて、張り込んでいたであろう刑事に追いかけられる自称無罪の男・犬塚翼と縁を結んだり結べなかったりしていた。

そんなタロウは、仕事仲間からバカ正直なのを良いことにお弁当のおかずをいつも献上させられていて、つよしの職場もそうでしたが一般人の当たりが嫌な方向で強めなのは現代において好き嫌いがかなり分かれそうで、井上脚本の手癖ともいえる部分ではありますが『ゼンカイジャー』との差別化という面もやはり強そうです。

「タロウ君はあたし、いくつだと思う?」

「68だ!」

空気を読めず、年齢の割に若いと言われる(実際若いとは思う)職場の母親的存在・さなえさんに実年齢を叩きつけるタロウは前回言及のあった「嘘をつかない」という部分にマイナスの含みも発生して、縁結びのアプローチも相まって善人の皮を被った狂人路線を貫くようです。


「もっと若くならなきゃ…もっと…!」

タロウに悪意の無い現実を叩きつけられたことでスイッチの入ったさなえさんに陰我を感じたホラー…ではなく鬼の気配が近づき若返りを果たしていた頃、バイト休憩中にスマホから檻男・陣のビデオメッセージを受け取ったはるかは15時に所定の場所に桃井タロウが現れることを写真付きで説明を受け、うん、なかなか親切設計。

しかしその場に現れたタロウは配達中で車を運転していたため、はるかに気付くことは無く全然親切じゃなかった…というか井上脚本

代わりにはるかは、その場所にタイミング良く現れた槍を持った様子のおかしい男を桃井タロウと判断し、追跡していたところを40代から20代くらいにさなえさんが若返る場面に出くわしてしまう。

「えーッ!?この人、変だ…」

桃井タロウ=変人に違いないという判断基準を持ってはいるものの、一応様子のおかしい人を見て「変だ…」と言えるはるかはギリギリ人間の心を保てていそうで安心しました(笑)

「ねぇ、誰だか分かる?」

「…さなえさん、お疲れ様!」

「私、いくつに見える?」

40代になった際に未だ実年齢を叩きつけてきたタロウに再々アタック(意味は若干異なります)を仕掛けるさなえだが、タロウの答えは変わらない。

「68!」

「……いくつに見える?」

「68、早く帰りなよ、さなえさん。まだ寒いんだし」

決して嘘をつかないためか、相手の嘘すら通用しないタロウは現実を叩きつけるだけでなく、さなえさんをその場に放置するというなかなかのドSっぷりを発揮し、ギリギリ人の心をキープしてるはるかがこの人に跪いてしまっていいのか、すごく心配になります。


「もっとだ…もっと……もっと若く!!」

若さへの渇望が頂点に達したさなえから出た電車のレールが若い女性を吸収し出し、ついにその姿は機関車のような烈車鬼(トッキュウジャーモチーフだから年齢絡みというエグい設定)に変貌してしまう。

「どうしよう、逃げたい…でも戦わなきゃ! 戦士だし…『初恋ヒーロー』の作者だし!!」

桃井タロウに会うつもりが、ヒトツ鬼との不慮の遭遇を果たし、立ちすくみながらも戦士として戦うことを決意するはるかには元々戦いに向かったワケではない(そもそも自分から戦いに向かったことは無かったのでした)という理由はありながらも、唐突さを隠しきれなかったのは残念。

「やめて! あなたは人間よ、元に戻って!」

アバターチェンジしたオニ黄が真っ先に取った行動が前回のよっぴー案件を受けてのことであることは手堅い仕事で、しかしそれも虚しく間髪入れずに駆けつけるメタリックブルーのバイク暴君。


烈車鬼を制止しながらバイク暴君を相手にし、キャパオーバーに陥ったオニ黄はその場に現れた桃井タロウ(人違い)に三度目のスライディング跪きを敢行し助けを乞うも、

「ウザい虫だ。どうする?ソノイ」

「好きにしろ、ソノザ」

槍男はバイク暴君のお仲間であり、それぞれソノイ、ソノザと名前が判明したところで四面楚歌となり窮地に陥ったオニ黄だったが、そこにキジ桃が飛んで駆けつけ、今のところ一番ヒーロースキルが高い気がするぞ雉野(笑)

「首輪も鎖も俺にはいらない。ましてや犬小屋など…うあー!!」

「犬!?」

「好きで犬やってんじゃねぇよ」

そして、クールなようで何だかノリの良さそうな子どもサイズのイヌブラザーが加勢し、先日黒ゼンカイザーが回収したリュウソウジャーギアを用いて何とリュウソウブラックにアバターチェンジ!

ついでキジ桃もリュウソウピンクにチェンジし、アバターという設定を活かしてか子どもサイズだったイヌ黒がしっかりと大人の体型に変わり、逆にキジ桃が女性の体型に変わるというのが面白いアイデア


「何なの?この人たち…」

様子のおかしい人が多すぎてもはや本当の桃井タロウと会っても偽物認定してしまうのでは…と不安を抱いたのかメンバーの見てないところでタロウはアバターチェンジし、またも天女を連れ神輿に乗ったバイクに跨り登場する赤タロウ。

前回あえて変身シーンを見せなかったと思われる赤タロウでしたが正直今回も見せる意味合いは薄く、せっかく初回て主人公の変身シーンをスキップするという変化球を投げ込んだのにも関わらず(販促の都合もあとは思われますが)どうも中途半端になってしまい、これなら第1話で変身シーンを見せた方が良かったなぁと思います。

「やーやーやー!祭だ祭だ!踊れ!歌え!!」

主人公補正を発揮した赤タロウはソノイ、ソノザ、烈車鬼3体を相手に華麗な剣捌きを見せ、

その立ち回りの中で唐突にアルターギアを起動して玩具サイズの赤タロウアルターアルターチェンジし、アバター空間を活かしてトリッキーな戦法を見せるソノイたちは急に我に返り、アバタージャンプで帰宅。

うーん…アルターの登場が唐突だっただけでなくソノイの撤退がまあまあ雑に処理されてしまい(ヒトツ鬼を無視する理由は今後語られるかもですが)、この数分は悪い時の井上脚本が続いてしまったなぁ…。


1体取り残された烈車鬼はアルターにチェンジしたことで幽体離脱状態になった赤タロウを背負う

オニ黄たちに襲いかかり、アルターから元に戻ってオニ黄の頸動脈を締め、烈車鬼(さなえ)に容赦なく回し蹴りを叩き込む赤タロウが果てしなく人の心を失っています。

「お供たち、必殺奥義だ!!」

ビィィッグ!ボンバー!!

ではなく、お供3人がハンドルを回すと持ち上がる台から七色の必殺斬撃を見舞う桃代無敵・アバター乱舞で烈車鬼をドン・ドン・ドンブラザーズ!!

初めてストーリー内で出た戦隊名が様子のおかしい男3人の決めセリフになってしまった!(笑)

倒されたヒトツ鬼は前回に引き続き巨大化して烈車鬼ングと化し、列車型の巨大な鬼にバイクで立ち向かう赤タロウがCGの出来も相まってなかなかの迫力。

まあすぐにジュランティラノを召喚して合体してしまうので、細かい点が雑になってしまうのですが(前回と違い黒カイザーではなく赤タロウが呼んだら来た)。

必殺のドン・ゼンカイクラッシュで烈車鬼ングを撃退したことでトッキュウジャーのアバタロウギアは黒カイザーによって回収され、吸収されていた若い女性とさなえも元通りに戻っていた…ってさなえにジャケットかけて最初から知ってたみたいな態度で最後は優しさを見せたみたいになってますが、鬼から解放するために放置したり回し蹴り叩き込んだり「ドン・ドン・ドンブラザーズ!!」してたのタロウ!?

人の心とは、一体何なのか。


「ねぇタロウ君、私、いくつに見える?」

「68、でも、生き生きとしている。幸せな68に見える」

若く見られることを嬉しく思いながら、お世辞を言われることにどこか二律背反として存在していたさなえにとってその一言はいっそ清々しく、現代らしい"肯定"のアプローチがありながら、現実の人間関係における"気遣い"に疑問を投げかけるという挑戦的な部分も本作は目立ち、この点でも好き嫌いはハッキリしそうです。

「ひょっとして、あいつが桃井タロウ……なんか、嫌だ…」

バイト中に頸動脈ホールドを思い出したはるかは跪くべきドンの存在を薄々と認識し出し、アバタロウギアを手元でこねくり回す五色田マスターが黒カイザーであることを示し、何故黒カイザーの回収したギアをドンブラザーズの全員が扱えるのかなど多くの謎を残しながら、未だ素顔で会うことのない戦士たちはそれぞれの日常を過ごしていたところで、つづく。

 

 

星獣戦隊ギンガマン』以来、実に24年ぶりに《戦隊》シリーズのパイロットを担当することになった田崎監督演出で、多くの情報量を秘めていながらそつなく映像として一定の盛り上がりを見せ、《平成ライダー》で磨かれたパイロット職人として確かな技術は令和の世においても健在です。

一方で未だ5人揃わないどころかメンバーの顔すら把握できてない、中途半端になった赤の初変身、目的と手段が不明瞭なソノイたちと作風を示すパイロット版でありながらカタルシスの欠如が顕著で、掴みの部分が良くも悪くも独特なのは吉と出るか、凶と出るかといったところ。

ガジェット的な面でいうと、特にアバタロウギアの扱いは『ゼンカイジャー』以上に雑になってしまいそうな不安がありますが、アバターであることを活かして姿形が変わる設定は面白いと思うので、使用回数が多くなると嬉しいです。

そしてすごく気になる点として、指名手配されながら普通にアパート住みで宅配便を受け取ろうとし、「俺は無実だ!」アバター逃走を決め、なおかつ戦闘にはノリノリで参戦し「ドン・ドン・ドンブラザーズ!!」と叫んでしまう犬塚さんに大変ときめいてしまって、今後も楽しみにしております(笑)

 

 

そんなこんなで次回、俳人(本作で一番顔が好み)参戦で五つの力!

ウルトラマントリガー「笑顔を信じるものたちへ」

ウルトラマントリガー』

第25話「笑顔を信じるものたちへ〜PULL THE TRIGGER〜」

(監督:坂本浩一 脚本:ハヤシナオキ)

 

おいおいおいおい

どうしてこうなった。

 


前回から引っ張ったテーマを何一つ完遂することなく、唐突に差し込まれた"光と闇の融合"と過去作要素にひたすら困惑させられ続ける悪魔のような最終回。


冒頭、前回の勢いそのままにメガロ大先輩Ⅱに立ち向かうWトリガーがGUTS-SELECTの支援あってもあっさり敗北してしまい、それ自体は良いのですが、変身解除に追い込まれたケンゴがつい先程までナースデッセイにいたアキトとユナのシャトルに回収され一時帰宅するという正気を疑う描写が差し込まれ、前回の最後でGUTS-SELECTが示した覚悟を早々に台無しにするという、もうキャラクターの動向が雑とかそんなレベルでは治らない大失策。

RPGに例えればセーブ不能の魔王城に突入してラスボスに挑むが歯が立たないことに戦闘中気付いたため、戦闘から逃げ出して脱出呪文で城下町に避難してるようなものであり、かつてここまでインスタントに臨める最終決戦があったものでしょうか。


「コアの力に直接触れて分かったんだ。カルミラの暴走を止めるには、彼女の持つ力と同等の力…エタニティコアの、光と闇の力で中和させるしかない」

大先輩との戦闘中、暴走したエタニティコアの力をお借りしたケンゴが唐突に「コアの意志」みたいなものを聞いたと告げるのですが、布石がほとんど仕込まれていなかったコアの中から最終決戦における命題が示されてしまい、作劇の粗によって定義付けを放棄され、何故この世界に存在しているかも不明な超パワーが物語の鍵を握るという本作の真骨頂とも呼べるダメ展開。

更にその結論が元々トリガーの物であったイグニスの持つトリダーの闇の力をケンゴに返せば、光と闇の力を使い戦えるというもので、う、う、受け渡し可能な闇って何?

本作において"光と闇"は概念的なものではなく、トレーディングカードのような携帯性を秘めた物質となってしまい、その媒体となったハイパーキーは扱いの不明瞭さも相まって実に中途半端な描かれ方をなされることに。

これは序盤から感じていたことなのですが、超古代から存在した力を現代の技術で引き出すというアイデアは面白かった一方、石版から力を取り出す(パワー、スカイ)、別世界のウルトラマンの力を再現する(ゼット)、本人が直接力を注ぎ込む(リブット、イグニス)、無から生えてくる(トリニティ)など悪い意味で自由度が高いため、制作側でもあまり取り決めが無かったのではと勘繰ってしまいます。

終盤においては都合の良い箇所だけ抽出されてしまったようでキー=鍵という名を冠していながら、物語の鍵になり得なかったのは非常に残念でした。

おまけに第22話のトリニティキー譲渡を引き合いに出して受け渡しに説得力を持たせようとするのですが、本作特有の中途半端に地に足を付けようとする作劇が目立ち、物語の大元をしっかり描き出さない中でその場その場の理屈を押し付け、そんな行為は薄い氷の上にベニヤ板だけ打ち付けて足場を作りましたと言っていることに等しいワケで、本当に物語に対する目線が明後日の方向に吹き飛びすぎてます。


「今は3000万年前とは違います! ユナには俺たちGUTS-SELECTがいます。絶対に運命は変えられます!!」

主人公と化したアキトの熱い宣言が決まり、ユナがエタニティコアにアクセスして集めた力をナースデッセイに集め、光と闇のトリガーの力に変えてメガロ大先輩Ⅱに打ち込む作戦に挑むGUTS-SELECT……多分、テッシン隊員は作戦の半分も理解してないでノリで決めてる。

そしてこんな状況においても「…賛成」という全然面白くないセリフしか与えられないヒマリ隊員が実に不遇で、ここ数話のヒマリの扱いの悪さはもはや訴訟を起こされてもおかしくないレベル。

更に作戦開始に際して、街の被害を食い止めるために海上への移動を促すのですが、中に乗ってるケンゴに釣られてか移動するナースデッセイにノコノコ付いていくメガロ大先輩Ⅱの姿が目を覆いたくなる間抜けっぷりで、移動するだけで大先輩を誘導できるなら最初から海上をウロウロしていれば良かったのでは?という疑問も発生してしまい、脚本も演出も本当に肝心なところで詰めが甘い。


イグニスからトリダーの力を受け取ったケンゴは新たに生まれたキーをブートアップ!

光と闇を纏った真の姿・トリガートゥルースとなってメガロ大先輩Ⅱとの最終決戦に挑み、

やってしまった、

(しかも浅瀬)での戦い。

そしてそんなトリガーの苦戦する姿を中継で見つめ、最終的には声援を送る一般の子どもたちによって力を供給するトリガー。

海上への移動で分かってはいましたが、中途半端な『ティガ』の再現をここに来て選択していしまい、"光と闇"の定義が不満でただでさえ足を引っ張る流れだったところに、トドメと言わんばかりに過去作要素がぶち込まれてしまい、完全に、作品のアイデンティティーを失ってしまいました。

海上移動の必要性の薄さ、劇中に欠如していた(というか皆無だった)一般人からの目線、声援が明確にウルトラマンを支える力になる等々ノイズになる事項が怒涛の勢いで押し寄せ、作品が積み重ねてきた要素をあっさりと押し流してしまい、「本作は『トリガー』なのか、『ティガ』なのか」という問いに対し答えを用意できずに最後は『ティガ』再現で誤魔化すといった手法で『ウルトラマントリガー』としての特徴を最終回において消失させることになってしまい、一体何を考えたらこんな酷いことが出来るのでしょうか。

「は、入ってきやがったぁ!?」

「闇がダーゴンの姿に?」

「こっちはヒュドラムだ!」

強いてあげるとしたら映像で見れば分かるのに、ご丁寧に状況を説明する緊張感の無いセリフ群が本作の特徴ですかね。


「何故、あたしを…闇を拒絶する…?」

「違うよ、カルミラ。僕は、光であり人である…そして闇でもあるんだ。だから、闇を拒絶なんかしない!」

GUTS-SELECTの面々が薄気味悪いスマイル教に目覚め、その支援によりメガロ大先輩Ⅱをタイマーフラッシュで爆殺したケンゴは泣き言をのたまうカルミラに寄り添い、うーん…カルミラに「拒絶」という単語を言わせるのなら、以前話した宇宙を闇の一族だけに塗り替えるという目的を概念的な"闇"と掛け合わせて掘り下げられる鉱脈はいくらでもあったと思われるのですが、ケンゴの考える闇は概念やメンタル的なものでなく、単純に「闇属性を持ったパワー」程度のものでしかないと解釈できず、セリフだけで色々説明していながら明らかに情報が不足していて、それをノリと勢いで誤魔化す本作の構造は極めて歪だと判断せざるを得ません。

色々めんどくさくなったのか、光を浴びたカルミラさんは満足して消失し、それを看取ったケンゴはナースデッセイに帰還。


しかし喜びも束の間、エタニティコアの暴走は止まっておらず、それを鎮めるためにコアに直接触れたケンゴはコアの中心に飛び込むことを決めていた。

「嫌だ…嫌だ嫌だ! 誰が笑顔で見送ってやるもんか! 笑顔になってほしいなら、一日でも早く帰ってこい…」

皆が皆つまらないリアクションをする中で、率先して主人公力とヒロイン力を発揮するアキトが今回の救いでしたが、仲間たちとついに花開いたルルイエ(一応前回、会長が目を向けて存在をアピールするも、例の如く物語に一切関係しない)に見送られ、コアに飛び込んだケンゴはコアと同化し…これは………

「ロボタック海に死す」。

 

メタルヒーロー》シリーズ17作目

テツワン探偵ロボタック

第45話「ロボタック海に死す」

(監督:ヒデ・I 脚本:山田隆司

主人公の犬型ロボット・ロボタックが天変地異を鎮めるため、仲間たちに白々しく見送られながら海に飛び込むという衝撃の最終回。

前作『Z』も最終回にて『ブルースワット』エンドを果たしましたが、《ニュージェネ》シリーズは《メタルヒーロー》シリーズと浅からぬ因縁があるのでしょうか…。

 

ついに迎えた最終回ですが、既に書いている通り救いようの無い事故っぷりでした。

変に理由付けしようとして肝心なところは見て見ぬフリをする設定、中途半端な『ティガ』リスペクト、雑といった表現すら相応しくないレベルでの演出の間抜けさ、どれを取っても褒められるポイントがほとんど無く、おまけに前回運命を乗り越えることを選んだユナの前で、自己犠牲を選ぶケンゴの姿が描かれ、否定したものを改めて肯定するにしてもあまりにも段取りが悪く、最後の悲壮な決断にも心を乗せることは出来ませんでした。

それはそれとして、唐突な"光と闇の同化"には現実社会における多様性への理解という側面もありそうですが、そういった部分を描写するにしても"光と闇"双方の掘り下げが本編で全く進められることはなく、「巷で流行ってるから取り入れてみようぜ」という感覚から来る上辺だけをなぞった多様性になってしまっており、中途半端な理解は逆に対立を生んでしまうのではないかと一抹の不安すら感じさせます。


本作の歪な構造についてもっと深掘りしていきたいとは思いますが、長くなると思うので『エピソードZ』公開前にTVシリーズのまとめ感想を軽く書いていこうと思います。

不満が先行した感想ばかりになってしまいましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

 


以上、『ウルトラマントリガー』でした。

ウルトラマントリガー「闇の支配者」

ウルトラマントリガー』

第24話「闇の支配者」

(監督:坂本浩一 脚本:ハヤシナオキ)

見どころは、火星で流れてるニュース番組にて、

「3日前、突如現れた異形の生物により、

地球に闇が広がっています

というトンデモ原稿(笑)


「ハッハッハ!皆あたしに平伏しなッ!!」

昭和のコントの絵面なのが一層おぞましいメガロゾーア大先輩から噴き出る闇にナースデッセイはまともに身動き出来ず、もはや用済みで始末されかけたユナを助けに地上へ降下するラーメンの使徒たち。

「これが、エタニティコアに触れた闇の姿…?」

エタニティの力を得ていつも以上に情緒の安定しないメガロ大先輩はマルチトリガー出現に興奮し、吹っ飛ばされつつもスカイアローを使って反撃するトリガーのアクションはカッコ良かったです。


大先輩のみでなく、闇の力に触れられたことでエタニティコアも暴走しており、地球はおろか全宇宙さえ消し飛ぶ程のエネルギーが放出されそうになっていた。

「あたしの望みはトリガー!トリガーのみ!! 宇宙が消滅しようと…関係ないねぇ!!!」

生まれた時から聞く耳を持たない大先輩にそんな事情は通用せず、今日もあっさりピンチになるトリガーを守るべくユナは祭壇に立ち、かつてのユザレと同じように指輪をかざしてユザレ遺伝子の解放を試みる!

「そうか…あなたも怖かったんだ……でも、守りたいものがあったんだよね? …私も守る! 皆の、笑顔を!!」

恐るべし、邪悪遺伝子の思し召し。

自らの命を賭してケンゴを、地球を守ろうとするユナであったが、天に掲げたその手を引き戻したのはアキト!!

「どうして止めるの!? これはユザレの末裔としての!巫女としての私の…」

「それがどうした! ユザレと同じ結末を迎える必要なんてない!! ユナはユザレじゃない! ユナはユナだッ!!!」

 

おおおおおおおおおお!!

アキトォォォォォォォォォ!!!

最終盤に来て主人公の立場を強奪してしまわんばかりのセリフが見事に決まりました!

 

『トリガー』世界におけるユザレ関係の肉付けは不足してる割に、ユナの巫女としての葛藤は比較的描かれてきたとは思いますが第15話で運命を受け入れることを選んだユナに、「そこまで背負う必要は無いんだよ」と気遣ってくれる存在が最終回一歩手前でやっと出てきてくれました。

これまで守る守るを連呼しながら具体的な方策を考えてこなかったケンゴとアキト(及びGUTS-SELECT)には多少の不満はあるものの、独りよがりに陥りがちな人物の動向を真正面から殴りにかかる展開を見られて気持ち良かったです。

まあ一番の問題は、この程度のセリフが入っただけで感動を覚えてしまうくらい本作のアベレージが低い点にあるのですが(^^;;


「ユナは間違ってる! 皆の笑顔には、ユナの笑顔も必要なんだ!!」

主人公力の低下に焦ったケンゴはトリニティ発動でまたも二刀流を披露し、更に地球で見つけた"ゴクジョー"であるユナを守るためにイグニストリダーも乱入して一気に逆転ムードに。

頼れる二番手ウルトラマンとして活躍するトリダーは素直にカッコいいと思うので、やはり第22話の出来の悪さが……あ、いや…何のことか思い出せないな(棒読み)。

ラーメントリガーズはWゼペリオン光線によってメガロゾーアとの光線撃ち合いを制し、大先輩、ば、爆死?

…なんてことは無く、メガロゾーアから発生する闇は留まるところを知らず、ラーメンズは変身解除して撤退し(イグニスの謎ワープ技が炸裂)、ケンゴたちを乗せたナースデッセイもテッシンのど根性で何とか闇空域を離脱することに成功する。


その後、邪悪会長の命令によりTPU本部に帰還したGUTS-SELECTは会長から地球に起きてる異変を知り、3日間目を覚まさないケンゴを介抱しているという名目でユナが手を握っているのですが、邪悪遺伝子がケンゴの細胞の活性化を阻害してる可能性も否定できません。

もしくは邪悪遺伝子を3日間かけて浸透させることで、新たな悟りに導こうとしてる可能性も…あ、この辺でやめておきます。

「ケンゴ…世界の皆から、笑顔が消えちゃった…」

「ユナ……スマイルスマイル」

眠っていて返事できないはずのケンゴの声をユナは何故か耳にし、力が有り余ったのか火星にいる母の前にも精神体として現れるケンゴ。

恐るべし、邪悪遺伝子の思し召し。

「こんな僕を見ても、あんまり驚かないんだね…」

「ハハッ…あなたの母親だもの。あなたのラーメンの好みなら、何でも知ってるわ」

じゃなかった「あなたのことなら、何でも知ってるわ」

ケンゴ母は3000万年の時を超えて転生したケンゴを遺跡で拾い上げ、その瞬間にトリガーが元ヤンだった時代のあらゆる記憶を目の当たりにしており、21年前に神秘体験を得ていた。

そんな母の後押しを受けケンゴの心は身体へと帰っていき、長い眠りから目を覚ましたかと思ったら突如鳴り響くサイレン!


「見つけたよ! マナカケンゴ!!」

恐らくケンゴが目覚めるまでスタンばっていたメガロ大先輩が、ナースデッセイが格納されているTPU本部をターゲットに活動再開。

更に休暇中に力を溜め込んでいたのか、その姿は人とも怪獣ともつかないものと変貌しており、メガロゾーアは第二形態となりケンゴに迫る!

「何であいつはお前を狙ってるんだ!?」

テッシン隊員の詰め寄りに、とうとう隠しきれなくなったケンゴを見兼ねて隊長が徐にケンゴの肩に手を置き、強く語りかける。

「我々はGUTS-SELECTの仲間だ。お前がどんな秘密を抱えていようとも、何も変わらない…!」

母の、そして隊長の後押しにより自分がトリガーであることをGUTS-SELECTの前でカミングアウトするシリーズお決まりの身バレシーンなのですが、この場にいる半分以上の人が正体を知っている(または勘付いている)ので、ここでカミングアウトを持ってきても意外性も無ければ盛り上がりも一切ありません。

おまけに本作は似たような存在であるユナ=ユザレを同じメンバーの前で公言というイベントを先に消化してしまっているため、ケンゴがトリガーであることを隠す必要性が限りなく薄く、シリーズの約束事をストーリーのピークに持ってこようとした結果、色々と無理の生じたシーンになってしまいました。

この世界における"ユザレとは何か?"をきっちりと定義しているという前提のもと、何かしら理由付けをしていれば回避できた落とし穴だったと思うのですが、本作は見えてる落とし穴に自分から竹槍をセットした挙句、いきなり頭からダイブして勝手に串刺しになってるみたいな作劇が本当に多い。


「この地球には、私の大切な娘がいる。大切な仲間たちがいる…今はここが、私の故郷だ」

「なるほどね……確かにこの地球はゴクジョーだ! カルミラに渡すわけにはいかねぇな」

ケンゴに協力を求められたイグニスは出身がこの世界でない会長に世界を守る理由を問い(故郷というワードは監督の好きな『ウルトラマンレオ』リスペクトでしょうか)、卵が先か鶏が先かみたいな返答をいただいたところで決意を固める。

「GUTS-SELECTの総力を以て、メガロゾーアを迎え撃つ! 皆、覚悟は出来てるな!?」

ラジャー!!!!!

出自を超え、立場を超え、星を超え、次元を超えて…あらゆる想いを載せた筋肉戦艦ナースデッセイ号に集いしラーメンと筋肉の使徒は戦地へと赴き、2人のトリガーがメガロゾーアに飛び込んでいったところで、次回、最終回!!!

 

 

エタニティコアの不明瞭さ、ケンゴの正体を隠していた意味、ユザレの定義不足、特に意外性の感じられない会長の戦う理由など、気になる部分は多くあったものの、「ユザレと同じ結末を迎える必要なんてない!!」のアキトが役者の熱演もあって本作における最高のクライマックスになったので、それだけで満足してしまいました(笑)

ラーメンと筋肉の使徒が辿り着くゴールはどこにあるのか、「新時代の『ティガ』」が最終回で何を描いてくるのか、見届けていきたいと思います。