うらひろの日記

その場で思ったこと、好きなもの、書いてみます。

出先での一期一会〜神流町恐竜センターとの邂逅〜

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お世話様です。

2022年になってからもう1ヶ月経過して、いつの間にか2月になりましたね。

時間の流れの早さを年々実感するところです…。

 

さて、そんな本日は群馬県神流町の方に用事があったのですが、やること自体はそんなボリュームは無かったためすぐに用が済んでしまいました。

それなりに時間が空いたため、せっかくなのでこの土地ならではの観光地でも覗いてみようかなと思い、現場に向かう途中見かけた看板を頼りに車を走らせ、

神流町恐竜センター」にお邪魔させていただくことにしました。

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何でもこの神流町(旧中里村)、日本で初めて恐竜の足跡が発見された地として有名みたいで、村おこしの一環としてこの恐竜センターが建てられたとのことです。

今回は立ち寄れなかったのですが「恐竜の足跡」という観光地もあったみたいです。

また旧中里村はかつてモンゴルと地続きだったらしく、このセンターでは主にモンゴル恐竜の展示が充実していました。

 

普段あまり観光地等には顔を出さない筆者ですが、当施設に心が動いた要因として「恐竜の展示」というものに特別な思いを持ってたりするのです。

それがユネスコ村 大恐竜探検館」の存在。

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「恐竜館」と呼んでいたこちらの施設、日本でも大ヒットした『ジュラシックパーク』によって恐竜ブームが過熱していた90年代に西武ドーム(現ベルーナドーム)のすぐ近くで開館し、幼少時西武ライオンズの試合を観に行った際にひたすら通い詰めました。

 

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画像のように、船のようなライドに乗って恐竜たちの生息した中生代を体感するという施設で、巨大かつリアルな恐竜のモデルに圧倒された幼筆者だったのです。

どうやらロケ地としても出番が多かったみたいで、確認できた範囲でもテツワン探偵ロボタック』『仮面ライダークウガ』『轟轟戦隊ボウケンジャー』などの東映特撮作品においてもこの恐竜館が使われていました。

最近Youtubeで見返しみて驚きでした。

 

しかし大規模な展示に対して維持費は相当かかっていたと思われるうえ、2000年代に入り恐竜ブームがある程度落ち着きを見せたことで採算が取れなくなってしまい、2006年8月をもって恐竜館は幕を閉じることになりました。

今でもたまに思い出す恐竜館の存在。

博物館やウルトラマンのイベントなどで展示に強い興味を示すのも、この恐竜館での体験が強く影響してるのかも…なんて。

 

たまたま時間のあるタイミングで恐竜関係の施設が近くにあることに運命染みたものを感じ、もう来ることは無さそうなことからも立ち寄ってみた所存です。

それでは行ってみましょう。


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旧中里村で発見された「サンチュウリュウが入口付近でお出迎え。

恐竜=鳥の祖先という学術は有名ですが、実際羽が生えているというのは面白いですね。

 

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入場してすぐ、恐竜の足跡が発見されたという当時の新聞記事を再現した展示が目を引きます。

 

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前半のゾーンでの展示をいくつかピックアップ。

展示されている化石の大半はレプリカですが、いくつか本物もあって大変ワクワクさせられます。

調べたところによると1987年開館されたとのことですが2019年にリニューアルオープンをしているらしく、最近の学説も反映された展示になっているところが嬉しいですね。

これでもまだ前半パートなんですよね…!

ここから別館に移動します。


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別館への移動途中に配置されているティラノサウルスの産状骨格(発見された状態という意味)の標本。

スペースの都合からか横になっていますが、大きくて迫力がありました。


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別館に入ってからすぐにアマルガサウルスの標本とエンカウント。

やはり実際に立っている全身標本を見ると、実に盛り上がります。

「そうそう、こういうのこういうの…!」

テンションが段々と高まってきた筆者は、別館を更に突き進んでいきました。

別館の2階に上がり、角を曲がった次の瞬間…

 


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「出たぁ!!」

それはかつて通い詰めた恐竜館の景色に似ていた……ように見えたので、ここでテンションは最高潮に。


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フロアの中央にドンと構えていたのはタルボサウルス

ティラノサウルスと同じ科、更にアジア大陸で発見された最大の肉食恐竜で、モンゴル恐竜を中心に展示している当施設ではエース格の恐竜みたいです。


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フロアの中央にいるのであらゆる角度から撮影できました。

うーんカッコ良い。


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おまけとして当施設専用のアプリがありまして、マーカーをスキャンするとタルボサウルスのARが登場して標本と一緒に撮影することが出来ました(笑)

本来は親子連れ用とかなのでしょうが、成人男性1人でやると何だか寂しいです。


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古代のサイ・コエロドンタの標本です。

ビーファイターカブト』に絶滅種怪人のモチーフとして出てきそうです(小並感)。


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展示の後の方には鳥類代表としてオオタカの剥製も展示されていました。

現在の恐竜が進化して鳥になった…ロマンを感じずにはいられません。


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展示を思いっきり楽しんだ最後、本館に戻ってライブシアターを見学しました。

さすがに撮影は出来ませんでしたが、どうやらリニューアルと同時に作られた(または大幅に改装された)と思しき内容で意外と高度な技術が使われていました。

狭いシアターながら奥行きを使った演出、簡潔で分かりやすい説明、リアルなモデルで思わぬ動きを見せる恐竜たちなど色々懐かしさを感じながら、それでいて古臭さは一切無く、大人でも素直に楽しめる内容でした。

 

ライブシアターを見たところで今回は時間切れ。

もう少しじっくり見たい気もしましたが、充分に楽しめたのでここで撤収です。

 

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お土産も買いました。

マスコットキャラのサウルス君クリアファイルは150円、安いね!

 

仕事ついで立ち寄った場所でしたが1時間程度の滞在で非常に密度の濃い体験となり、思わぬ発見でした。

遠方に向かうことが多い仕事にもこういう見返りがあることでモチベーションを保てますね。

……これから先どこまでこの状況が続くかは分かりませんが。

 

なかなか行く機会の無い場所かとは思いますが、興味を持たれた方がいれば是非立ち寄ってみていただけたらと思います。

東京から車で2時間半はかかりますが!

 

HPリンク貼っておきます。

https://dino-nakasato.org

 

※おまけ

本日の朝ご飯

もつ煮定食

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