うらひろの日記

その場で思ったこと、好きなもの、書いてみます。

流星2クリアしました

お世話様です。

デジモンゴーストゲーム』について何か書きたいな…と思っている今日この頃。

『トリガー』と『ファイブマン』もまだ残っていますがまあ追々…。

 

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そんなわけで今回はゲーム関連、以前から進めていた流星のロックマン2 シノビバージョンをクリアしたので、報告を兼ねて軽い振り返りでもしていこうかと思います。

 

↓『流星のロックマン2』前回記事

urahiro003.hatenablog.com

 

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ご覧の通り、およそ25時間かけてシナリオクリアしました。

え?時間かかりすぎ?

だって寄り道が好きなんだもん…。

前作同様、横軸のストーリーとして一般人のお悩み解決がたくさん盛り込まれてて、つい、手を出しちゃうんです…。

 

大まかなストーリーとして、主人公・星河スバルとAM星人ウォーロックが「電波変換」することで誕生する青き勇者・ロックマンがFM星人の操るアンドロメダから地球を守って2ヶ月後(スパン短い!)、すっかり陽キャと化したスバルに新たな敵が迫り来る!

トランサーの後継機「スター・キャリアー」によって繋がる仲間たちとのキズナを、そしてこの地上にかつて栄えていた強き種族の力が秘められた「オーパーツ」をその身に宿し、ムー帝国の復活を企むオリヒメの野望にロックマンが立ち向かう、といったもの。

 

前作は大雑把に言ってしまえば電波系宇宙人の襲来といった様相でしたが、本作『2』では古代の地球に存在していた文明が敵ということで新たなストーリーを展開。

既に前作から宇宙を舞台にし、スケールを大きくすることで『エグゼ』シリーズとの差別化を図る方向性だったと思われますが、個人的にはとんでもない方向に突き抜けていったように感じたので、結構楽しかったです(笑)

そして「外敵の襲来からの、続編では地球内部からの脅威が迫る」という流れは、筆者が敬愛する『重甲ビーファイター』→『ビーファイターカブト』のそれに近く、ひっそりとテンションが上がってブルースワァァァットッ!!!(発作)

 

前回記事でも触れた通り、前作で"キズナ"の大切さに気付いたスバルが引き続き主人公となる本作では、前作に比べて「陽」寄りの描写が目立つことに(その辺りのオブジェ等を調べた際にも、前作よりポジティブめな発想が多い)。

逆にそれが『流星』というシリーズのアイデンティティーを損なってしまったように感じたとも記しましたが、中盤でそれがひっくり返されることに。

本作から新たに出現したキャラクターで、ソロという少年が電波変換するロックマンのライバル・ブライ

ムー帝国唯一の生き残りであり、孤独に生きてきたことでキズナを否定するブライの猛攻に苦戦する間に、オリヒメに仕えるファントム・ブラックの策略によってスバルとブラザーバンドを結ぶキザマロ、ゴン太、ミソラは何処かへと飛ばされてしまい、笑顔を失くし塞ぎ込むスバル。

唯一救い出せた委員長こと白金ルナの言葉すら耳に入らず、あろうことかブラザーバンドさえ切ってしまったスバルは、前作でひたすら繰り返された「キズナの喪失」をまざまざと思い知ることになります。

しかし、かつてアンドロメダを倒しFM王とも繋がりを持てたスバルが簡単にキズナを捨てることはできず、腑抜けのロックマンを始末しようとルナを人質に取ったファントムに立ち向かっていき、そこで新たな力を得ることになります。

 

キズナ」を強調した作風は対象年齢層に対して実直で、ストーリーとして王道であり素直に盛り上がれました。

ただ本作の難点として挙げられるのは、イデアの枯渇といった部分。

スバルが手に入れたキズナの存在が揺らぐ、という展開は前作のツカサ君と丸被りですし(本作にツカサ君は一切登場しないうえ、この後にも同じような展開が待っている)、ソロの「ムー帝国唯一の生き残り」という設定も生き残ったAM星人であるウォーロックと被ってしまってます。

『エグゼ』シリーズが6作、更にそこから設定を大きく飛躍させた前作の存在も重なって、王道ながらどこか既視感のある"地味"な作風になってしまった印象。

 

他にも、前述の「オーパーツ」による新たな力が「ライブオン」であり、今回筆者がプレイしたバージョンでは忍者に似ている「シノビ」という種族の力を宿したグリーンシノビというフォームが前作で言うスター・フォースに当たる本作のパワーアップ形態。

特徴としては草属性に変わり、チャージショットが手裏剣になるというもの(手裏剣は無属性)。

これだけ見れば今までの強化形態より無個性寄りだと思われますが、トライブオンの最大の長所はアビリティ装備によってバトル開始時から強化形態で戦えること。

エンカウントしてバトル画面に入った瞬間に既にグリーンシノビになっており、草属性のバトルカードなら+20の威力を得られるうえに、トライブ最大の特徴である他タイプとの掛け合わせ、ダブルトライブに速攻繋げられる点が魅力です。

ダブルトライブの組み合わせはバージョンによって異なっており、シノビを中心に雷属性のベルセルク、炎属性のダイナソーを掛け合わせて戦術を変えることがバトルの楽しさを引き上げていました。

更に3つのトライブを組み合わせることで最強形態・トライブキングとなり、全ての攻撃系バトルカードの威力を2倍にし、回避不能の3属性技を叩き込むバトルマシーンとなります。

さすがに3ターン限定という制約はありましたが、大抵の敵は3ターン以内にぶっ倒せるレベルのチート形態はプレイしてて爽快な気分でした。

 

システム面での特徴でいえば、電波に乗って世界を行き来できるスカイウェーブの存在。

世界中に散り散りになった仲間たちを探すために、委員長家の衛星中継用アンテナから世界に飛び出すというアイデアが実に秀逸。

スカイウェーブの導入によってコダマタウンの展望台とコダマ小学校がマップから排除されたのですが、スバルの行動範囲が世界に向かったことで前作では主に逃げ場であった展望台、そして足を運ぶのが苦痛だった学校が冒険の場で無くなり、スバルの心理的変化と成長がゲームの内容で裏付けされていたのは、15年越しのプレイでジーンと来た部分です。

まあスカイウェーブを通るたびに不法入国してるのは、すごくドキドキするんですけどね!

 

キャラクター描写も個性的で、本作は敵が古代帝国の復活を目論む組織ということで電波体はドラキュラ、ビッグフット、ネッシー、ナスカの地上絵など未確認生物(UMA)や現代でも謎が解き明かされていないものがモチーフになっていたのは、前作の星座モチーフより捻りが効いてて面白かったです。

ブラキオ・ウェイブという名前はもう少し捻ってほしかったですが…。

敵の親玉であるオリヒメも、少なくとも現代より200年以上経過してる本作の世界観において一人称が「わらわ」であり、天空高く浮上したムー大陸から地上を見下ろし「人類の選別を行う」とか言い出す元科学者という非常に東映特撮味のあるキャラクターには短い出番ながら痺れるものがありました(笑)

そんなオリヒメも終盤においてその行動原理が「孤独」に基づいていることが明らかになり、FM王とは方向性は違うものの、キズナへの理解の決定的な相違を抱えているものが、ロックマンの戦う相手であることを示しているように思えます。

裏を返せば、キズナへの理解をしっかりと持つことで、どこの誰でも誰とでもキズナを生み出すことは可能であり、それこそがロックマンが目指すもの=父・星河ダイゴが目指すものだったのかなと。

 

そしてそして、『流星』のキャラクターの中で忘れてはいけないものが一つ……

スバル=ロックマンを巡る壮絶なヒロインレース!!

 

赤コーナー!

スバルと同じく電波変換できるシンガーソングライター、私初めてのブラザーだから、それにヒロインといえばピンク色でしょ?

響ミソラ!!

 

青コーナー!

スバルのクラスの学級委員長、ロックマン様一筋のツンデレ系お嬢様、こっちは何度も部屋に上げてるわよ?

白金ルナ!!

 

前作で怒涛のヒロインレースで互角の戦いを演じた2人が本作でもデッドヒートを見せるところを期待していて筆者ですが、今回は明暗がハッキリ別れる形に。

 

前作でブラザーを結んだ(ちなみに電子機器がトランサーからスターキャリアーの移行した際にブラザーバンドは強制的に切られてしまう仕様だったとのこと。現代だったら炎上待ったなし)ことで結びつきの強くなった委員長+家来と行動を共にすることが多くなったスバルは必然的にルナとの接点が多くなり、ミソラたち3人が世界中に飛ばされた時も(委員長なりのやり方で)甲斐甲斐しくスバルを励ます正妻ムーヴ。

そこでファントムに華麗に誘拐され人質となり、身体に残っていたオヒュカス・クイーンの力を呼び起こされロックマンを傷つけてしまい涙する…しかし、ルナを守りたいというスバルの想いがウォーロックの体内にあるオーパーツに反応することでトライブオン発動に繋がり、祝・2作連続でパワーアップのきっかけとなりました!!

その後も財力と行動力を活かし、海外でもスバルをサポートしてくれるなど、本作では更にヒロインリョクに磨きがかかっていました。

 

一方の赤コーナーですが、登場がやや遅くスタートから出遅れた雰囲気ですが、どうやら最初にブラザーバンドを結んだということでスバルの好感度はミソラの方が高い模様。

そのミソラ、別の場所に飛ばされてからはオリヒメ一団と行動を共にし、飛行機を襲って墜落させ、探しに来たロックマンの問いかけにも答えず攻撃を加え、その真意が分かった後は何事も無かったかのように「探検みたいで楽しいね!」みたいなことを言い出すなど、やらかし案件が悪目立ち。

その後、一応ブライとの戦いで瀕死の重傷を負うという罰は受けていますが、単純に女の子がフルボッコにされ入院するのは気分が良くないですし、そんな姿にヒロイン性を見出すことは難しいし、おまけにスバルがミソラの真意を知るきっかけが委員長の説教からの涙という、後押しされてるようで逆にダシにされてしまった感。

恐らく制作スタッフの中でも正ヒロインレースは熱く展開されていたと思われるのですが、本作に関しては青コーナーの圧勝ということになりました。

 

 

 

 

 

一体、

何を書いているんだ……。

 

 

 

 

と、まあこんな感じで(どんな感じだ)バトルBGMがあまり好みじゃなかったのがずっと評価で足を引っ張っていた『流星2』の評価がまた変わってきたのが発見でした。

これからまた完全クリアに向けて、プレイ時間を割いていきたいと思います。

それでは、また次回の記事にて。

 

ライブオン!シノビ!!