うらひろの日記

その場で思ったこと、好きなもの、書いてみます。

終わらないで『ゴーストゲーム』

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お世話様です。

フジテレビなどの放送局から日曜朝9:00に大好評放送中のデジモンゴーストゲーム』

以前投稿した記事から更に話数は進み、気付いたら6クール目に突入しておりました。

 

twitter.com

 

 

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(↑2022年11月以降発売された関連商品)

 

その間も色々な想いで本作を見つめてきた筆者でありますが、どうやら残り話数も少ないということなので、佳境を迎える『ゴーストゲーム』の新たに生まれた魅力を振り返っていきたいと思います。

題して…

 

 

 

デジモンゴーストゲーム』

 いよいよクライマックス!!

 終わってほしくないけど、

 最後まで応援するぞ!!!

 

 

 

(↓前回記事)

urahiro003.hatenablog.com

 

少々長ったらしいタイトルですが、内容は前回記事と同じくいくつかの章に分けて紹介するという形にします。

それでは早速いきましょう!!

 

 

 

①もっとやれる!

 究極進化で立ち向かえ!!

 

 

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デーデーテレレー!!

(↑挿入歌「MAKUAKE」のイントロ)


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「カノーヴァイスモン!

 究極進化ァァァ!!」


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シリウスモンッ!!!」


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はい、究極体になりました。

 

2クール目が終わる頃までは完全体の登場すら危ぶまれていた本作が、ついに究極進化にまで到達しました……感慨深い。

 

進化シーンを見ていただければ分かると思うのですが、今回の特徴は何といってもパートナーが進化にバッチリ加わっていること

これまでのシリーズでも『テイマーズ』の究極進化や『セイバーズ』のデジソウルチャージなどで進化に干渉したり、本作でも初期からバンクそのものにパートナーが組み込まれてはいたのですが、デジモンに連れられて進化の輪の中に飛び立ったパートナーが、

進化の瞬間を目の当たりにするという演出が《デジモン》アニメシリーズが描いてきたパートナーシップの完成形の一つかと思わせてくれます。

さて、ここからはその輝かしい究極体を紹介していきましょう。

 

 

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カノーヴァイスモンが究極進化した姿、

その名もシリウスモン

宇宙関係のネーミングが付けられてきたガンマモン系進化の究極体ということで、宇宙で最も明るい一等星の名を冠しているのが有無を言わさぬ説得力を演出しています。

初登場の第56話ではクズハモンと戦うことになり、これまでもピエモンとトランプ対決などはありましたが、ついに直接戦う相手として究極体が登場。

最強技のグランノヴァすら通用せずにカノーヴァイスモンは大苦戦するも、宙との強い心のシンクロが究極進化を生み出し、クズハモンを退けることができました。

この一件によりクズハモンは人間のことを見直し、宙たちをデジタルワールドに転送する手伝いをするなど協力者になっていきました。

 

シリウスモン個体の特徴としては、主人公パートナーの究極体ということで、やや鈍重な口調が目立ったカノーヴァイスモンから一転精悍さと力強さが前面に押し出されています。

デザイン面でもガンマモンの正当進化であることが一目で分かるうえ、両腕に装備されている複合砲剣「シルヴィア」から放たれる砲弾フォトンブラスターと斬撃コスモブレードといった分かりやすいネーミングセンスも相まってなかなかの完成度。

しかしガンマモンの進化だけで終わらないのが本作のストロングポイント。

 


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ディルビットモン

エンシェントスフィンクモンとの戦いでシンクロした瑠璃とラモールモンが生み出した究極進化。

野生的なラモールモンから大きく変貌し、上品な振る舞いと華麗な剣技が印象的な獣騎士型デジモン

アンゴラモン系進化としては、ジンバーアンゴラモンの系譜がより濃く出ているイメージで、個人的には3体の中では一番気に入ってます。

 


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アンフィモン

ティーラモンとの戦いで清司郎とテティスモンがシンクロして進化した姿。

これまでの2体と同様に完全体時とは大きく性格が異なり、インフルエンサーのイメージなのか、某フ○ちゃんを思わせるアメリカンな口調は好き嫌いが分かれそうです。

筆者としてはジェリーモンの究極進化として納得はしてるものの、テティスモンが登場エピソード的にも非常に気に入っていたので少々複雑な心境です(笑)

 

 

加速する怪奇に立ち向かうべく進化を遂げたガンマモンたち。

彼等の前にデジタルワールドから何者かに転送されてきた強敵が次々と立ちはだかる。

その勝負の行く末は……これからのエピソードに期待!!

 


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↑完全体の時と同じく究極体の進化動画が公式からアップされました!

挿入歌「MAKUAKE」も「First riders」に負けない激アツソングなので、是非とも皆さんに聞いてほしいです!!

 

 

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※この章はこちらの動画を基に作成しました。

 こちらも激アツ動画なので皆様是非ご覧ください。

 

 

 

 

②超不可解!?

 回避不能デジモンの怪!!

 

 

ーその怪奇は 加速するー

 

以前の記事にて、朝の放送時間帯にしては過激な怪異の描写が特徴であることに触れましたが、本作後半は上記のキャッチフレーズの通り、ますます容赦ない怪奇が宙たちを襲います。

 

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公式からもこのような動画が配信されるなど、ショッキングな怪奇描写は本作の魅力の一つであります。

そしてその怪奇は終盤に進むにつれ回避不能な即死攻撃や、場合によってはパーティー全滅も免れない範囲攻撃にまで拡がり、某『ゼン○イジャー』並の破壊力を持つものにエスカレートを見せていくことになります。

この章では上に貼った動画とは別に、筆者の印象に残った怪異を引き起こしたデジモンを4体紹介していきながら、本作の魅力を掘り下げようと思います。

 

 

※以下、少々ショッキングな画像を貼っているので、苦手な方はご注意ください。

 

 

 

エントリーNo.1

エンシェントスフィンクモン

第58話「金字塔」登場

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概要:

突如人間の前に出現してはナゾナゾを出題し、答えられなかった者を巨大なブロックに変える。

 

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↑ブロックに変えられてる人間の図

 

そのブロックでピラミッドを建造し、現世と冥界を繋げファラオモン復活を目論むが、究極進化したディルビットモンに追い詰められた末、自ら開けた死の世界へのワームホールに飛び込んでしまう。

主な被害者: 宙、清司郎ほか

 

出くわしてしまえば主人公補正など通用する暇もなくあっさりブロックにされ、うめき声を上げながらピラミッドのパーツにされてしまうシーンはなかなか恐怖。

反面、伝説の十闘士の一員でありながら散り際が本作でもなかなか見ないレベルの間抜けさであったことも印象に残り、セレクトとなりました。

 

 

エントリーNo.2

ティーラモン

第60話「水ノ幽霊」登場

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概要:

ハンギョモンが人間たちに吐き出させた「データの水」で人間界を満たし、自らの住みやすい世界に変えようとした。

 

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↑データの水を吐き出す人間の図

 

しかしアンフィモンに手も足も出ず敗北。

それからは人間との共存を考えるようになり、宙たちがデジタルワールドに向かう際にも協力している。

主な被害者: 宙、瑠璃ほか

 

ティーラモンがというよりはハンギョモン、というよりは人間にデータの水を吐き出させた謎の雨が肝ではあるのですが、頭から被ったらアウトな水に気を付けてた宙と瑠璃に水流を浴びせ、主人公とヒロインをあっさり行動不能にする姿は、本作の敵らしい不条理さをまざまざと見せつけられた気分でした。

 

 

エントリーNo.3

ラヴィスエンジェモン

第62話「幻ノ階」登場

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概要:

契約を司るデジモンとして人間界に流れ着いたデジモンたちに人間所有のマンションを勝手に賃貸し、更に人間に鍵をレンタルしたエスピモンを契約違反とみなし強襲。

相手を鍵で封印する能力を持っており、進化直後のラモールモン(無能)、そしてアンフィモンを登場2回目にして全く良いところなしに氷付けにしてしまう。

残ったシリウスモンも凍結直前まで追い詰めるが、宙とシンクロしたことで進化したホバーエスピモンの協力を得たシリウスモンに敗北。

宙の説得によって、人間界に干渉しない範囲で賃貸は継続することになった。

主な被害者:ラモールモン、アンフィモン

 

怪異というよりは使命感から来る傍若無人さ、そして即死技をポンポン叩き込める理不尽さからのセレクトとなりました。

ちなみにクラヴィスエンジェモンを演じた杉田智和氏は、このエピソードで主役だったエスピモン役・小林由美子氏と20年以上前にある作品でバディを組んでます。

電脳冒険記ウェブダイバー』って言うんですけどね、はい。

 

 

エントリーNo.4

ラフレシモン

第65話「黒ノ決死圏」登場

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獲物をラフレシアの花に変え、養分として食らうデジモン

謎の黒い侵食により凶暴化しており、デジタルワールドへとやってきた宙たちを全滅寸前に追い込む。

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↑最初の犠牲者である清司郎を操り、獲物を引き寄せていたの図

 

しかし最後にシリウスモンを取り込んだことで身体に異常をきたし、宙たちを吐き出した後に一人でに消滅してしまう。

主な被害者: "ほぼ"全員

 

本編では"黒い何か"によってその身体は黒に染まった状態で出現。

清司郎とテスラジェリーモンを操り、瑠璃とジンバーアンゴラモンを諸共に花と変え、戦わずして宙たちの戦力の半分以上を削り、単身進化したシリウスモンの戦闘してる足元で、宙とホバーエスピモンも取り込んでしまうなど戦闘力と知能の高さは本作でもピカイチ。

シリウスモンも自身の内なる声(詳しくは次の章で)に任せていなければ敗北していたと思われ、最終決戦への前哨戦として印象的な相手という点も含めて選出いたしました。

 

 

以上、印象的な怪異を起こしたデジモン紹介でした。

主人公たちに容赦ない仕打ちを叩き込む本作の作劇の特徴を、何となくご理解いただけたのではと思います。

デジモンに関しては他にも色々とあるのですが、とりあえず最後に一つだけ言っておきたいことがありまして……

 

 

 

 

トノサマゲコモン(CV: 速水奨

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ゲコモン(CV: 松野太紀

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第59話「児雷也」に登場したこのコンビについて、本当にそのキャスティングで良かったのかという点ですね(爆)

 

 

 

③宙とガンマモン、

 そしてグルスガンマモンの決着点

 

最後に、本作の縦軸要素についてです。

先述のようなショッキングな怪奇描写を盛り込み、各話のオムニバス性を強めた点も本作の特徴でありますが、もちろん6クールも続いた物語ということでうっすら縦軸は敷かれています。

 

「父・北斗はデジタルワールドで何をしているのか?」

「いつ人間界に帰ってくるのか?」

「そもそもデジタルワールドとは何なのか?」

デジモンはどのようにして、デジタルワールドからこちらにやってきているのだろうか?」

「一体何者がデジモンを人間界に送っているのだろうか?」

 

と、このように宙の心中で浮かぶ疑問符が本作の縦軸となっています。

オムニバス性の強さを指摘していますが、こうして並べて見ると意外と順当に物語を進めていることが窺えます。

そして上記以外に、本作が序盤から敷いている最大の謎であるガンマモンの暗黒進化・グルスガンマモンの存在も無視できません。

 

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仲間を傷つけられ怒りや憎しみに囚われたガンマモンが進化した姿であり、第13話「処刑人」にて初登場。

以降、およそ1クールに一度くらいの登場頻度を見せるという、これまでのシリーズでは一作品に1回あるかどうかといった暗黒進化の中でも、例を見ない存在となっています。

そして登場するたび、宙に「まだその時じゃない」「俺とシンクロすればいい」等と意味深な言葉を残し、謎を深めながら去っていく姿が描かれ、本作の縦軸の中心にいると言っても過言ではない存在感を放っています。

 

来たる第65話「黒ノ決死圏」にてシリウスモンの内なる声として、ついにガンマモンとコンタクトを図ることになりました。

グルスの提案により攻略不可能と思われたラフレシモンを撃ち破り、結果としては宙たちを助けたことになりましたが、その真意までは判然とせず。

初登場から進化するたび宙との対立を毎回強調してきており、後半からは宙とシンクロすることを口にしていることからもその目的はなんとなく推察はできますが、次回第66話「破滅ノ漆黒竜」というサブタイトルからも描いてくれそうで非常に楽しみです。

 

そしてこれまでパートナーとのシンクロや、敵だったデジモンにもひたすら"許す"姿勢を見せる宙を描いてきた本作が、グルスガンマモンと向き合う姿をどのように描くか非常に重要になってくると思います。

本作、縦軸要素はうっすらありながらもどうも個々の繋がりが弱いのが短所だと思うのですが、この「宙とグルスガンマモンの関係性」とその着地点によっては、作品の評価は一変すると思われます。

 

正直なところ本作後半はワープ進化導入による成熟期の実質的撤廃だったり、究極体進化の流れが完全体の時のそれに近くてあまり変わり映えしなかったりと、ガッカリすることも少なくなかったです。

そのため、グルスガンマモンの行く末という最後に残った要素は、非常に期待値は高くなるものなのです。

肩透かしになる可能性も否定はできませんが、最後の最後まで「どうなるんだろう!?」と思わせてくれるというのは、オムニバス性を強めていた本作だからこそ辿り着いたエンターテイメントとしての側面なのかなと思います。

残り2話となりましたが、最後までこの作品を強く見つめていきます!!

 

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(↑今からでも本作を見たい!という方はこちらの動画を是非!!)

 

 

それに『ゴーストゲーム』が終わるからといって《デジモン》シリーズそのものが終わるわけではないんだ!

せっかく『アドベンチャー:』から2作続いてここまで盛り上げたのだから、きっと新しいアニメ企画か何かを用意してるはずだ!!

ちょっくら調べてみよう!!

 

 

 

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お、出てきた出てきた!!

最新作『デジモンシーカーズ』とその主人公が使うバイタルブレスの情報だ!!

 

うんうん、やはり『ゴーストゲーム』の勢いが迸るままにアニメ新作が作られることになったか………

って、ん?

 

 

 

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の、ノベル……?

 

 

【DIGIMON SEEKERS概要】
■概要
NOVEL:デジタルワールド研究の黎明期を舞台に、リアルワールドとデジタルワールドで交錯する人々をテーマにした群像劇を描きます。デジモン公式サイト「デジモンウェブ」にて2023年4月3日(月)から、全世界のデジモンファンにむけて、日本語、英語、簡体字の三言語で、週刊連載致します。
また、NOVELの楽しみ方の一つとして日本語版の朗読劇もYouTubeにて同時配信致します。読み手は「デジモンゴーストゲーム」でガンマモン役も演じられた沢城みゆきさんです。

(公式サイトより引用)

 

 

あ…小説……

アニメではなく小説か……

 

『フロンティア』後のX抗体展開、『セイバーズ』後のゲーム『デジモンストーリー』が発表された時と同じ気持ちになった筆者に、更なる追い討ちが迫る。

 

 

 

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アニメ『逃走中』!!

4月2日からスタート!!

皆見てくれよな!!!

 

 

………筆者の脳裏に『デジモンフロンティア』が終了し、同じ枠にて『金色のガッシュベル』の放送が始まった際のやるせない気持ちが甦った。

まさか20年経って尚デジモンアニメに全く同じ想いを馳せることになるとは、そこまで『ゴーストゲーム』は筆者の中では特別な作品となっていたわけです。

しかし、いずれは別れを迎えるのがコンテンツの定め。

本作が現代の子どもたちに一人でも多く記憶に残ってもらえれば嬉しいですし、『シーカーズ』のDimカードもしっかり注文して応援の準備もしっかりできているので、今後のデジモン展開に繋がる作品になったと考えるのが良いでしょう。

 

そう、これで良いんです………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嫌だぁぁぁぁぁ!!!

終わらないでくれ

『ゴーストゲーム』ゥゥゥゥゥ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

す、すいません、最後に取り乱してしまいました。

「こいつは何故、ここまでこの作品を推せるんだ?」と疑問に思った方、この終盤だけでもいいので是非とも『デジモンゴーストゲーム』を見つめていただきたいです。

願わくば、この記事が少しでも本作の後押しに繋がってくれることを。

 

長くなりましたが、『デジモンゴーストゲーム』のクライマックス応援記事は以上となります。

ここまでお付き合いいただき、誠にありがとうございます。

それでは。